ハーフウォレットの設計中

■ 工芸品としての意味

私がレザークラフトで作りたい物は工芸品だと考えています。
工芸品は使ってもらって価値があるので、デザイン性も考えつつ機能性を追求したいと考えています。

機能性を追求した結果の美しさ、それを追求する事はどれだけ楽しいだろうと思います。

本業のシステムエンジニアの方でも、美しい設計書、美しいコードなど考えていますのでそこに通じるものがあるかもしれません。

■ 対象が利用する状況をイメージしてみる。

今設計しているのは、大学生が持つとしたらどんなのが良いかなどと考えています。

財布は大雑把に分けると、ロング、ミドル、ハーフになります。
スタイルとしてはトラッカーやラウンドジップなどありますが、大学生が持つとしたらハーフウォレットの標準的な形が良いかと思います。

一つに、それほど多くのお金を持ち歩かないのでロングウォレットでは取り回しが悪いです。
また、大学生が外出するのならトートバックやリュックを持つ事になりますがどちらもそれほど大きなポケットがない物も多いのでロングウォレットは入れるに不自由する可能性があります。

あとは、友人に声かけられた時に手軽にポケットに入れて出歩ける方が良いですよね。

■必要な機能を考える。

大学生が財布に入れる物を考える。

大学生だと、まずは学生証、それから最近だと学生協のカードも持ち歩きます。
そんな感じに持ち歩きそうなものをピックアップしてみる事にしました。

・学生証
・学生協のカード
・健康保険証
・免許証
・キャッシュカード

ここあたりが最低ラインかと思います。
昔ならTポイントカードやポンタカードも有ったでしょうけど今は殆どがスマホになってしまっています。
SuicaもモバイルSuicaが有りますので、それで事足りてしまいます。

なので、メインで一枚づつ入れるところ5枚分とテンポラリでまとめて入れるところに5枚程度が良さそうです。
あとは、コインケースは付けておきたいです。
社会人になると、Payとクレジットカードを連動させて小銭を持たないという選択肢もありますが、大学生だとクレジットカードを持たない人も多いかと思います。

なのでコインケースは付けておきたいです。

大学生になると。サークル活動や文化祭などの活動など、色々な形で自分自身以外のお金を持ち歩く機会も増えるので札入れは2箇所にしておきたいです、

あとは大学生に確実にあるイベントは不慮の事故です。
彼女の家に行く、もしくは彼女が部屋に来るなんてイベントは確実にあります。
そんな時に、避妊具を持っておきたいところ。
なので、ユーティリティに入れられるポケットを付けておくと良いかと思います。

■設計と型紙作りを繰り返す。

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そんな事をイメージしながら、型紙を作っていました。
まだ、まとまっていないので、あとパーツ数は10程度増えるかと思います。

どんな革を使うか?色、糸など最終的な完成形はまだぼんやりとしています。
財布は本当に難しいです。設計していて本当に思います。


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