雀魂の牌譜をNAGA解析する方法

11/23追記
東1局0本場が和了以外の場合、牌譜変換シートで正しく変換できない事象を改善しました

11/7追記
牌譜変換シートに流局のパターンを追加しました

10/30追記
記事を読まれた’へちま太郎さん'の協力で牌譜変換シートに以下の機能が追加されました
・メモ帳からコピー時にダブルクオーテーションが消える事象について、変換時にダブルクオーテーションを追加する機能を追加
・変換実行時にマスター以外のシートを削除する機能を追加
へちま太郎さん、改めてありがとうございました。

tempermonkeyのソースコードを一部変更してもらう手順に変更しました。以前の記事ですでにスクリプトを作成済みの方は、ソースコードのconst NAMEPREF = 1; の行をconst NAMEPREF = 0;に変えて保存しなおしてください


10/20にNAGA公式より新たにカスタム牌譜解析サービスが使えるようになったとのアナウンスがありました。
これにより雀魂の牌譜をNAGA解析にかけることができたのでやり方をまとめておきます。(ブラウザの拡張機能を使いますのでやる方は自己責任でお願いします。)

この記事ではChromeでのやり方をまとめていますがほかのブラウザでも同様に実施可能と思います。(Firefoxではできました。)
また、動作はPCのみとなります。スマホアプリ版では実行できません。

雀魂の牌譜をNAGA解析するには
1.雀魂の牌譜をファイル形式でダウンロードする
2.天鳳の牌譜エディタ機能を使い、1.で用意したファイルをもとに天鳳形式の牌譜を作成する
3. 2.で作成した天鳳形式の牌譜をNAGA解析する
の3STEPで行います。
各STEPについて順番に解説していきます。

1.雀魂の牌譜をファイル形式でダウンロードする

雀魂の牌譜をファイル形式でダウンロードするには、akochan-reviewerの制作者であるEquim-chan氏が公開している方法を利用します。

https://github.com/Equim-chan/akochan-reviewer/blob/master/mjsoul.adoc

リンク先のInstructions (Browser)を参考にします。
まずはブラウザの拡張機能であるtempermonkeyをインストールするためリンクのHereをクリックします。

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tempermonkeyのインストール画面になるのでダウンロードを選択し、Chromeに追加してください。

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tempermonkeyがインストールできたら牌譜をファイル形式でダウンロードするためのスクリプトを作成するためにリンクのthis scriptをクリックします。

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スクリプトのソースコードが表示されるので、すべて選択してコピーします。

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コピーができたらChromeの右上のパズルのピースのようなアイコンをクリックしします。
クリックすると「Tempermonkey」が表示されると思いますのでそちらを選択し、続けて「新規スクリプトを追加」を選択します。

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スクリプトの記述画面になりますので、最初から記述されている部分をすべて消して、先ほどコピーしたソースコードを貼り付けます。
貼り付け後、const NAMEPREF = 1; の行をconst NAMEPREF = 0;に変えて保存してください。

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保存するとインストール済みUserScriptに以下が追加されていると思います。

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スクリプトが作成できたので牌譜のダウンロードを行います。
雀魂を起動し、解析したい牌譜を開いて「s」を押すとjson形式のファイルが保存されますので適当な場所に保存してください。

これで雀魂の牌譜をファイル形式でダウンロードすることができました。

2.天鳳の牌譜エディタ機能を使い、1.で用意したファイルをもとに天鳳形式の牌譜を作成する

続いて天鳳の牌譜エディタ機能を使い、天鳳形式の牌譜を作成していきます。
1.で先ほど保存した.jsonファイルをテキストエディタで開いてください。(テキストエディタはメモ帳でOKです。)
このファイルの中には半荘のすべての対局がテキスト形式で記述されていますが、NAGAのカスタム牌譜解析サービスは1局単位でしか解析できないため、解析したい局のテキストだけを抽出します。
スキルのある方は何となく書式が分かりそうなのでコピペで作成できるかと思います。自身のない方はGoogleスプレッドシートで牌譜を各局に分割するツールを作成したのでご利用ください。(Googleアカウントが必要です。)

https://docs.google.com/spreadsheets/d/11EsnQTQMN060ws0VvJU66anAy3cBjoUONhi7PoifiHg/edit?usp=sharing

牌譜分割シートを開いたら「ファイル」から「コピーを作成」を選び、保存してください。(上記URLの牌譜分割シートは原本のため編集不可としています。編集権限のリクエストではなくコピーを作成して利用してください。)

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保存した牌譜変換ツールを開いて、1.で用意した.jsonファイルの内容をすべて選択しコピーし、牌譜変換ツールの「マスター」シートのA1セルに貼り付けます。
この時、メモ帳からそのまま貼り付けると先頭がダブルクォーテーション(")の行はダブルクォーテーションが消えてしまいますが、マクロ実行時にダブルクオーテーションを追加しますのでそのまま実行してください。

貼り付け後、変換ボタンを選択すると各局のテキストが作成されます。
変換時に承認を要求された場合は許可してください。(許可後にもう1度変換ボタンを押してください。)

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変換が完了したら、解析を行いたい局のシートを選びテキストをすべてコピーしてください。

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http://tenhou.net/6/

続いて、天鳳の牌譜エディタを開きます。
「LOAD/SAVE」のタブから「EDIT AS TEXT」を選択します。
テキストの入力欄が出るので、先ほどコピーした変換ツールのテキストを貼り付けてOKを選択します。

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天鳳形式の牌譜に変換することができました。

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3. 2.で作成した天鳳形式の牌譜をNAGA解析する

天鳳形式の牌譜を用意できたのでNAGAに解析してもらいます。
先ほど作成した牌譜の画面で「LOAD/SAVE」のタブから「SAVE AS VIEWER URL」を選択します。
天鳳の牌譜再生画面になりますのでその画面でURLをコピーします。

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あとはNAGAの「カスタム牌譜解析」にコピーしたURLを貼り付けで実行すれば解析してもらえます。視点は右メニューの「視点」から切り替えできます。

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以上が自分が試した雀魂の牌譜のNAGA解析の方法となります。

何回か変換してみたところ、天鳳形式の牌譜を作成する際、終局時のプレイヤーの点数移動がうまく反映されていないことがありましたが、手動で入力することで正しく反映することが可能です。また、あくまで反映されていないので終局時の点数だけなのでNAGAの牌譜選択には影響しないものと思われます。(自分が試した牌譜では終局時の点数移動の結果で牌選択には変化がありませんでした。)

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