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KIDSDOORさんとのイベント

KidsDoor イベント
 KidDoorさんは、様々な困難を抱えているご家庭やお子様をサポートしていこうとする団体です。私はその趣旨が好きで、このイベントには、前回もフルで参加させていただきました。
  
 イベント前に、講師とmicro:bit財団のSARAさんとでミーティングを行いました。その中で、加速度センサーを使ってみたらいいのでは?と。それ、面白そう!と、一気に 内容が決まっていきました。 

 当日、ズームに入れるかどうか、細やかなCheckTimeを設けてあったので、参加者が迷わずに入れて良かったです。私の方が、迷子になりかけていました!

 イベントが始まりました!SARAさんが、micro:bitについて語ります。
もう、micro:bit愛があふれています。なんとかして、良さや面白さを伝えようと、素敵なスライドで分かりやすく お話が進みます。ずっとハートのLEDを表示。子どもたちのペースに合わせて、一つ一つ丁寧に進みます。
 参加者は、10歳から15歳。
 年代別に分けたグループでブレイクアウトルームに招待し、講師ひとりに子どもたち数人でプログラミングが始まります。

 最初のブレイクアウトルームでは、「ボタンを押すと」「揺さぶられたら」どうなるか。MakeCodeにあるブロックを子供達が見つけながら試していく。そんな活動でした。
 まずは、自己紹介。
ああああ。顔出し・・・・してくれない!そうか。思春期真っ盛りだものね。
 みんなチャットに「恥ずかしいです・・・。」と。チャットで反応してくれればいいよ!と、伝えましたが、わりと無言の「もくもく会」的な感じになりました。
 きちんと打ち合わせをしていたのにも関わらず、子どもたちがすごく大人しくて、私自身、焦ってしまいました。2回目の内容である「サイコロ」に繋がるよう、加速度センサーを使って振った後どうしたい?と、基本のブロックから、さっと簡単に、こんなのがあるよ!と紹介した後、簡単に乱数で数字が出せるプログラムの雛形を画面共有し、一気にハードルあげて進めてしまいました。私は音楽作りが好きなので、子どもたちがアレンジしやすいように、簡単に作ったプログラムを見せながら、音を入れても面白いね!と、一緒に「もくもく」とプログラミングをしました。子どもたちが高学年や中学生だったからやれたものの、後から冷や汗でした。
 ここでトラブルです。 加速度センサーがうまく使えない。 動かない。 さあどうする! だいたいこういった場でブレイクアウト ルームが終わっていくのです。 

 はい、ここで 次に進む サイコロのお話がSARAさんから出てきます。
あ・・・と。
 講師のmessengerには、サイコロは後ですよね!と。
 はい、やっちゃいました😅
 優しい SARAさんは大丈夫大丈夫と。 本当にありがたいです。

さてさて、乱数・・・変数・・・難しいことが出てきた!
やばい!文系人間の私は、どうしよう!!

話を聞きながら私の方が勉強になりました。 よく分かっていないのに 乱数だの変数だのを使ってきたことにちょっと恥ずかしくなりました。

  詳しい説明の後、 2回目のブレイクアウト ルーム。 加速度センサーがうまく使えない子。焦ってます。 なので 先ほど飛ばした「ボタン」を押すプログラムに書き換えてごらん とアドバイス。振ったらというブロックを A ボタンを押したら に変えてみました。 うまく動きました。 その子は、振ったらカエルの歌が流れるプログラムを一生懸命 組んでいたので、 それが成功できたようで安心しました。

  さあいよいよ サイコロです。 やっぱりちょっと難しそうなので、 私の方で画面共有をしながら、変数・計算・論理・・・と、 一緒に考えていきました。 反応があまりないので、本当に子供達ができているのかどうか・・・。今回はちょっと確認する術もありませんでした。 ただただ反応 待つだけです。そんな中、論理・・もし、〜ならば 〜でなければのブロックをどのように使っていくか 子供たちは少し戸惑っていたようです。



私も上手に説明するのが難しく、上の写真のように、じゃんけん(左)サイコロ(右・漢字表示にこだわってみました)のプログラムの組み方を画面共有しながら、 少しでも参考になるように、 ほとんど一人で YouTuber のように話しながら進めました。真だの偽だのも上手に説明できず、 勉強不足が祟りました。

  それでもみんな 素直に話を聞いて自分のやりたいことができたようで安心しました。

 みんながブレイクアウトルームから戻り、まとめのターン。紗羅さん。 子供たちにどんなことができたか 投げかけてみます。 すると大石さんの ブレイクアウト ルームに参加した中学生が、ロゴマークを押したら占えるおみくじを作り、披露してくれました。素晴らしかったです。 大石さんの、子どもたちのやりたいように導いていくスキル。本当に毎回勉強になります。カニの帽子をかぶって、子どもたちを和ませていた小林先生も、スラスラっとトラブルに対応していて見事でした。れいな先生は、コーダードージョーで鍛えた経験値で、ばっちり子どもたちをサポート。本当に豪華な講師陣に、自分はちょっと恥ずかしくなりました。
 紗羅さんの持ち前の笑顔で締め!KidsDoorのスタッフさんからもご挨拶をいただき、終了。

  焦った1回目が終わり、ほっと一息。サクッと反省会。大きなトラブルもなく、次13時から。10時からと13時からの2回。これ、意外と時間がない!慌てて、お昼をかきこむ。

 13時からの回は・・・さらにみんなおとなしい!画面にだれも映らない!喋らない!チャットも静か。
 そんな中、私のところには、micro:bitでロボットを動かしているというお子様が。大丈夫だろうか・・・飽きさせないだろうか。

 1回目のブレイクアウトルーム。今度は、ちゃんと打ち合わせ通りに。でも、強者がいるので、やはり、音楽をおすすめ。意外と、音楽作りは、強者、やってなかったりする傾向が。こどもたちにプログラムさせている間、私は、ひっそりと、某コンビニの出入り口の音を作っていました。

 

 



無反応・・・。そう。みんな思春期真っ只中。致し方ない!
2回目のサイコロ。相変わらず変数、乱数・・・うまく説明できない。
短い時間に自分のものにしておけば良かった。


ひたすら、画面共有しながら、強者が飽きないようmicro:bitに圧をかけるようなプログラムを組んでしまった!!

10時からの回で、おみくじを作った子がいてね、楽しそうだったので、作ってみました。
子供達に、どうですか?先生、こんなの作ってみたよ!!

反応なし・・・。

ここを触るとね!おみくじになってね!
(ロゴを軽くタップが見つからなくて、実際は、揺さぶられた時の🔽から出てきた選択肢をいくつか使って、やって見せました)

ブレイクアウトルームが終わり、SARAさんのまとめがおわり、KidsDoorさんのお話も終わって、さようならーーーで、やっとチャットにみんな「楽しかった」「できました」と。
本当にその言葉が来るまで、気が気じゃなかったので、ほっとしました。

子どもたちを見送って、スタッフの反省会。はい、反応のない回・・・・。やっぱり、お年頃なのと、恥ずかしいのと、不安もあるのかな・・・・と。ひたすらしゃべって、迷子が出ないように工夫されていた講師陣!素晴らしい。
 小林先生が、最後に、「ガチャポン」のケースにmicro:bitを入れて転がす工夫を伝授。なるほど!さすがでした。
 10時からの回のアンケートで、割と前向きな感想をいただけていたのと、遠くから参加してくださった方がいたこと、抽選に当たって良かったと保護者の方からも好感触だったのが良かったです。

 さて、真面目に。
 私は長年、 小学校に勤めています。経済的に困難だったり、 家庭の都合だったり、チャンスが無かったりで、自分自身の夢を諦めていく子供たちを見てきました。 日本は豊かになったはずなのに・・・。 そして、 教員として 私にできることなんて本当にわずかなことでした。
 今回のように、micro:bit Championとして、micro:bitを通して、子供達の未来に少しでも貢献できることは、本当に幸せなことです。SDGsにもあるように、どの子にも公平に学びの場を与えてあげられるよう、私自身も動いていきたいと思います。

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