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美容室、はじめました。

美容師を志した18歳から、18年が経ちました。
いろいろな職種を経験して、転職も5回。
美容師時代は身体に悩まされ、美容雑誌編集者時代は業界のことを考えて、ホットペッパービューティの営業マン時代はたくさんの経営者を見てきました。
髪とアタシを作ったときは業界になにか一石投じようと、20代の若さでメディアを作ったり、なにくそでものづくりをしてきました。
アタシ社を作って4年が経ち、三崎という新天地で「本と屯」を仲間たちとつくり、自分が本当に好きだと思える本ばかりを作ってきました。

どんな年にも楽しいことがあって、苦しいこともあって、なんとか生きてきた。
遠回りの人生だとずっと思っていたけど、なんとか一周回って、18年前の自分に戻ってきた。

普通の美容室なんてやりたくない。
そう考えても、美容室は美容室です。

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出版社がやっている美容室。
下が蔵書室で、上が美容室。
オーナーだけどアシスタント。
編集者だけど美容師。

美容室も本と同じで、作ってからが本番です。
これからどんなドラマが待っているのか、始めてみないとわからない。

これからはほぼ毎日、本と屯が開きます。

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お店の名前は「花暮美容室」といいます。
三崎の本と屯がある地区のことを花暮と呼んでいて、この小さな三崎地区でも7つの区に分かれる。
日の出とか、仲崎とか、入船とか。
花暮、はその昔、日が暮れるまで花見ができた場所、としてその名前がついたそうで。
字面がなんとも美しく、地図には載っていない言葉がかっこいい。

お店の設計は戸井田設計の戸井田顕さん、ロゴは三崎にいる美術家、前田耕さんにお願いしました。

一緒にやる美容師はDADA CuBicに長年いた菅沼政斗さん。
原宿で10年活躍していた美容師さんです。最高に上手です。小さなハサミで細かくチョキチョキ切ります。

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ああ、全然書ききれないので、詳しくはお店でお話しさせてください。

最後に、美容室はもっとも町に開かれた場所であり、町の情報が勝手に集約され再編集しやすい空間だと思っています。行きつけのカフェの店員さんの名前は知らないけど、自分の髪を切ってくれている人の名前はわかるはずです。
美容室が町にもたらす可能性を、これから探る旅に出ようと思います。

花暮美容室では今後、関係性のある版元さんの本を販売したり、作家さんのギャラリーとしても一部展開します。
ご興味のある方はぜひ、ご連絡ください!

それでは、気が向いた旅のついでにぜひ髪を切りにきてください。
髪を切ったら下町で一杯飲んで、夕日を見ながら口笛でも吹いてください。
髪を切ることは、それぐらいがちょうどいいと思うんです。

ミネシンゴ


花暮美容室
三浦市三崎3-3-6 本と屯2階

電話:050-3561-9022
休み:毎週月曜日、第2・4火曜日 
営業時間:10:00~19:30 (カット最終受付18:30)

予約はこちら電話からでも、ネットからでも。↓
https://beauty.hotpepper.jp/slnH000483274/


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