見出し画像

ちゃんと好きだったのかもしれない

気になってた人に彼女ができた。

今日のお昼にいつもは菓子パンを食べてる彼がお弁当を持って来ていた。
気づくと彼の身なりがだんだん綺麗になっていく。

私は彼のことが気にはなっていたが、好きかどうかがはっきりと分からなかった。
好きな部分と同じくらいに好きになれそうもない部分があった。
でもずっと目で追っていた。

彼に彼女が出来たと聞いた時私は心がギュッとなって泣いてしまった。
重く黒い空気が胸の中に充満した。
そして相手の女の人を彼を憎んだ。

私は、本当は彼のことをちゃん好きだったのかもしれない。
気づいても、もう遅いけど。

私には出せなかった勇気が相手の女の人には出せたのだ。
彼の全てを愛そうとする勇気が私には無かった。

私はまだ立ち直れそうもないが
立ち直れた後もこの気持ちはずっと大切に持っていたい。
そして、せめても彼には幸せになってもらいたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?