自分を作っていくもの

今日は昔苦い思いをした土地にフラッと行ってみた。
20代前半私は見え張りで弱さを隠して、とても頑固で泣き虫でわがままで臆病だった
今も性分は変わらないけどその時と変わったのは
嘘をつかずできるだけありのままの自分で生きていけるようになったのと、人の弱さを許せるように少しなったと思う。

真夏の炎天下でフラフラ歩いて喉がカラカラになったのでクリームソーダを飲んだ、乾いた喉にしみた。
途中鈴が付いた金のスプーンと水色の灰皿を買った。
ドーナツとアイスコーヒーを買って海沿いのベンチに座って美味しく食べた。

あの苦しく辛い時期を終えても、数年はトラウマに悩まされた。ふと気づくとあの時のことを思い出し、鮮明に心に重くのしかかる黒いものと対峙した。
思えば逃げるタイミングも逃し、どん底で浮いてるようなものだった。

やっと2、3年前くらいからそれらは過去の思い出となってくれたが
今日その土地に自らの意思でなんとなくフラッと行ってみてあの時どうすれば良かったのかと思い巡らせる。

今のところの答えは
弱いところを見せれば良かったである。
そして嫌なことやしんどいこと、重荷になっていることを全て言えば良かったのだ。
それで変わらなければ辞めて良いし、変われば頑張れば良い。もちろん仕事自体が嫌なら他を当たれば良い。

いや、本当の答えはもっと自分の人生は一生懸命生きて、人や場所との付き合いはもっと気楽に構えて良かったのかもしれない。

あの時があるから今の自分があるという言葉があるが
確かにこの言葉は腑に落ちるし、全て無駄では無いのかもと思う時もある、
逆を言えば過去の自分が未来を作ると言える。

それならば
私はワクワクしたり感動したり、心を動かされたり、そういう経験をいっぱいしたい。
そうして自分を作っていきたい。

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