だから僕は音楽を辞めた

 最初に僕のノスタルジアの腕前ですが、ベーシック検定が7級止まり、リサイタル検定は稀にプレイ、Hard譜面専業で楽しんでいるおっさんプレーヤーです。
 改めまして、ばね。と申します。
 今回、好きな楽曲について表現をさせて頂けるという事で、参加させて頂きました。
 皆様、宜しくお願い致します。

 先にも書きましたが、僕はHard譜面専業と言っても過言ではないくらい、Hard譜面ばかりで遊んでおります。
 その中でも、「だから僕は音楽を辞めた」のHard譜面はとても素直で弾きやすく、そしてピアノの音色がとても心に響くと感じながら、毎プレー楽しんでいます。
 これをピアノを弾くような運指で出来れば、もっときれいに魅せられるのだと思いますが、何ていうかガチャ押しに近い形で弾いてしまっているので、ちょっと申し訳なさを感じています。

 また、指が太い為にピアノのような運指を心掛けると、二鍵分のキーを押してしまう事が多々ある為、最近はその辺りの意識は薄くなりました。
 ただ、そんなことを意識せずとも、演奏感を得ることが出来る楽曲である事は、間違いないと思っていますので、出来るだけきれいに弾くことを意識するようにしています。

 それでは、改めて選曲させていただきました「だから僕は音楽を辞めた」との出会いから始めさせて頂きます。
 この楽曲との出会いは、2019年12月のアップデート時に追加された時に遡ります。
 その時は、触っていない楽曲を無くしておくか、くらいの気持ちでしか触っていなかったのですが、しばらくして、音ゲーに収録されている楽曲なのに、タイトルに「音楽を辞めたと」いうマイナス感漂うワードがあるのはどういう事なのか?と気になるようになりました。

 そして、それは「だから僕は音楽を辞めた」というタイトルから、実際に自分が音楽から離れていた時期があることを思い出させ、同時に、楽曲の持つきれいな音色とテーマの切なさに何かを感じたからになります。

 ここからはその辺りの事を、恥ずかしげもなく少しだけ紐解いていきたいと思います。おじさんの持つある種の特権(笑)

 元々、幼少の頃に習い事の一環でピアノを習っていた時期がありまして、鍵盤に対する苦手意識とかは特にありませんでした。
 なお、ピアノを習うという事は勿論みんな大好きメヌエットを通過しているので、ノスタルジアにハマるのは致し方無いことと気が付くのは、少し前に行ったひとり旅の時になるのですが(笑)

 また、父がレコードを集めていたこともあり、いわゆる昭和歌謡がメインであったのですが、何故か同じくらいクラシックのレコードもありまして、僕は歌謡曲よりもクラシックにのめり込む、そんな幼少時代を過ごしていました。

 その後も音楽に対する気持ちは強く、中学の頃に吹奏楽部に入りました。
このことが音楽から離れるきっかけとなるのですが、実に面白くないことが起きまして。いまだに学校文化で無くならないアレですね、アレの被害を受けまして。
 それ以降しばらく音楽なんて嫌いだってなってしまいました。

 それでも、高校、大学と進学していく中で音楽に触れる機会も出てきて、さすがに楽器はやらないにしても音楽に対して軽い嫌悪感を持っていたのですが、その頃に所謂BEMANIブランドのゲームがゲーセンに出回るようになってきて、ゲームを通じて音楽を触れるようになったことで、嫌悪感を薄めつつ音楽への楽しさを取り戻してきました。
 その後は、順調に社会人となりゲーセン通いを継続するも、触り続けた音ゲーはDDRくらいのもので、これも途中で体を壊してしまってからは敬遠するようになってしまいましたが、音楽への思いは心の中でかなり解けておりました。

 そんな中、少し前の事ですが、たまたま旅先のゲーセンでノスタルジア(おそらくƒORTE)に出会って、プレイしたことで止まっていた自分の中の音楽の時間が急に動き出し、そこからあっという間にハマって、ストーリーも堪能するくらいの余裕が出てきました。
 この時の気持ちや感覚というのは、別の機会に書かせて頂いたのですが、音楽って楽しいと急に思い出した瞬間で、その後に行った居酒屋で梅酒の四合瓶を一人で開けてしまうくらいにテンションが上がったのを覚えています(笑)

 改めて振り返りますと、今回触れます「だから僕は音楽を辞めた」ですが、これもまた先に書いておりますが、当時は初見でとりあえず触ってみようの気持ちから触っていたと思います。
 が、何度も弾いていく度、妙に惹かれる感覚が生まれるといいますか、音や歌詞が耳から離れない感覚が強くなりました。

 これは僕の中に眠っていた音楽から離れていたことに対しての反動なのだと、ここ最近になって急に理解が出来まして、それを振り返る為に今回この曲で文章を書きたいと思ったのではないかと、後付け感は残りますがとても強く思うのです。

 僕はこの曲に出てくる主人公のように、音楽でご飯を食べている人間ではないので、音楽を辞めるということは正確ではないと思うのですが、とはいえ自分の置かれていた環境を振り返ると、「だから僕は音楽を辞めた」という表現は一番しっくりくるものになるのです。

 ここまで振り返り思うのが、ノスタルジアには多数の楽曲が収録されており、この「だから僕は音楽を辞めた」に限らず様々な楽曲により、音楽の楽しさを思い出させてくれました。
 この感覚はこの世からノスタルジアというコンテンツが消えてしまうまで、ずっと続いていくのだと思います。

 一時期は嫌な気持ちから音楽を離れていたのですが、ノスタルジアに触れて、「だから僕は音楽を辞めた」に触れたことで、ようやく心の底からこう言えるのかなと。

 『だから僕は音楽を辞めない』と。

 そして、先にも触れましたが、この感覚はノスタルジアを遊び続ける間もそうなのですが、この触れたこと全てが自分の中にずっと残り続けていくと思うのです。
 なので、音楽を辞めないどころか、僕は『一生ノスタルジアします!!』と、堂々と宣言したいと思います。

 最後になりますが、ノスタルジアというゲームに出会え、SNS上で様々な方と交流し、その結果、こういう場に参加出来た事をとても嬉しく思います。
 また、楽曲の好きについて書こうと思ったら、自分の人生をちょっと見直すことになり、結果的にちょっと驚き、ちょっと恥ずかしくなっているのは内緒です。

 改めて感謝の気持ちを表しつつ、キーボードを叩くのを終えたいと思います。

 ありがとうございました。

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