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雑感 2024/8/20 名鉄を愛するベーシストに会ってきた

今年、2024年の春に、知立駅の高架化が終了し、三河知立駅が新しくなった。
私は、知立の隣の刈谷かりやに住んでいたが、知立はある意味生活圏だったので、知立駅の開かずの踏切の感覚も、分からないではない。
が、私自身が車に乗らないこと(車でないと知立には行きづらい)、そして名鉄ユーザーではなかったこともあり、知っていると言えるほど知らないのも、また事実。
駄菓子菓子だがしかし
黒柳の名前が刻まれているとなれば、これは行くしかない。

というわけで、豊田に行ったついでに、ついでというほど近くはないのは承知のうえで、三河知立駅に行ってきた。

運転は相方。
しかし、それが間違いだった。
まぁ、それしか選択肢がないので仕方がないのだが。
そして、うちの車のナビが、新しい三河知立駅に対応していないであろうことは、容易に想像できた。
それでも、行けば何とかなるだろうと高を括っていた。

豊田から知立までは、幹線道路なので迷うことはない。
トヨタ系の工場ばかりがあり、大きなトラックが走る。
あぁ。私の生まれ育ったところはこういうところだったなと思う。

知立市街に入り、少し、見覚えのある景色が見える。
ボウリングのピンの看板は…、そう、イーグルボウル。
そっか。まだあったんだ。
そうだな。小学校高学年の頃かな。よく通っていた。
運動音痴の私だが、実は、ボウリングだけはそこそこの腕があると自負している。
一応、マイボール、マイシューズも持っていたくらいには。

…話が逸れた。
ここまで来れば、知立駅はすぐそこだ。
あ! 名鉄が高架の上を走ってる!! すご~い!!
と、鉄分多めの私は興奮気味。
知立駅の周辺も、昔は混沌としていた記憶だが、小綺麗になっている感じだ。
黒柳が嘆くのも分からないではない。

そして、ナビに従って進んでいくが…。
到着地には、何もない。
工事のおじさんが立っているだけ。
そう。やはり、古い方の三河知立駅に案内されていた。

仕方なく、スマホの地図アプリを起動して、正しい場所へと案内してもらう。
が、うちの相方、曲がるべきところで曲がれない。
少しだけフォローすると、田舎の道は細いので、相方はそれを道として認識していないようである。
なので、訳の分からない住宅地をぐるぐると回る羽目に。

同じ線路を2、3度渡り直し、ようやく、見覚えのある駅舎が見えてくる。
旧駅を離れてから、既に10分以上が経過。
歩いて行った方が早かったのではないかと思うような所要時間。
そして、相方は絶賛ご機嫌斜め(笑)。
そりゃそうだ。よく分からない片田舎に連れてこられて、好きでもないおじさんを見たいと言う私のわがままに付き合わされて、右だ左だとこき使われたのだから。

でも、「ごめんごめん」と謝りつつ、心の中ではほくそ笑んでいる私。
何故なら、黒柳に会いに行くのに、黒柳と同じように方向音痴を発揮できたから。
…頭がおかしい。

さて。
ロータリーに車を止める。
もちろん、止まっている車は1台もない。
私は、勢い込んで車を降りて、黒柳のブロックを探す。
が、結構な数があり、探せる気がしない。
でも、ここで諦めるわけにはいかないので、つぶさに観察をする。

…! あった!

黒柳も写真を上げていたし、他の方も上げていたので、見たことがあるものではある。
しかし、こんなところに黒柳がいるなんてことが、嬉しくてたまらない。

この日は、お気に入りのサマードレスを着て行った。
が、地面と一緒に写ることは、寝転ばない限り不可能である。


名鉄を愛するSOPHIA Bassist 知立出身 黒柳能生

このテキストを考えるのに、黒柳は何を考えただろうか。
「知立出身」。
「名鉄を愛する」。
この辺りが、三河人のSOPHIAファンとしては、嬉しいセンテンスである。
彼が、知立出身であるということを自らのアイデンティティとして持っていてくれること。
同郷の者としては、嬉しい限りである。

こんな形で、黒柳が故郷に名を刻んだこと、とても嬉しく思う。
彼が知立を代表する有名人として名を馳せることはないだろうが、それでも、私にとっての黒柳は、「知立出身のSOPHIAベーシスト」なのである。



この日の名古屋は、未明に強い雨が降りました。
知立もそうだったのかな。



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