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雑感 2023/4/15 Primary Colour

2023年4月12日。KOJIの誕生日。
朝からたくさんの人が彼の誕生日をお祝いしていた。

そして、ラクリマ公式。

胸が早鐘を打つのを抑えきれないまま、KOJIに会いに行く。
いつものとおりに文句なしにかっこよくて、素敵な笑顔のKOJIが出迎えてくれた。

そして、ラクリマメンバー4人が揃って寄せているコメントに目を通す。

思ったままの第一印象を綴る。
投稿してしばらくすると、通知が来る。誰か「いいね」をしてくれたかなと思って見に行くと、黒柳の更新通知だった。
どんなツイートだろうと思って、見に行く。


…嘘。
黒柳が、KOJIに誕生日おめでとうって言ってる…。

私がこの日、それまでに見たKOJIへのお祝いは、メンバーかファンかのどちらかで。
本当のところは分からないけど、ツイートの内容などから想像するに、黒柳とKOJIが、特別仲がよかったり付き合いが深かったりしたわけではないのだろうと思う。
それでも、4月12日に黒柳がこのツイートをしたことには、特別な意味があると、私は思う。
だって、今年のKOJIの誕生日は、初めての誕生日だから。



2022年4月22日。
この日は、SOPHIAが復活宣言をして以降初めての、次に向けての動きが発表されることになっていた。

が。
目に飛び込んできたのは。

そして。

私にとって、何よりも優先される存在であるはずのSOPHAよりも、KOJIのことが頭から離れなかった。
黒柳は再び言葉を聴かせてくれたし、都さんだってがんを乗り越えてSOPHIAとして戻ってきてくれたのに、KOJIは…? どうして…? また会えるんだって思ってたのに。
そんな思いが頭を離れなかった。



正直なところ、実は、私はSOPHIAよりもラクリマの方を先に好きになっていたんだったかもしれないと、今考えると思ったりもする。

何故なら、私とラクリマの出会いは、TBS系列で放送していたラジオ番組「La'cryma Christi LOVE PARADE」、通称「ラッパレ」だったから。
初めて聴いたラクリマの曲、"南国"は、1997年10月29日発売とのこと。
SOPHIAで言えば、"君と揺れていたい"発売の直前と言ったところか。
その頃の私はまだ、SOPHIAが好きだと自称するようにはなっていなかったことを思うと、やはり、私の中にはラクリマの方が先にいたのかもしれない。

ラクリマは、東海地域で聴けるラジオ番組を長く持っていて、ラッパレの後継番組「LOVE PARTY」や、東海ラジオのミッドナイトスペシャルの枠では、TAKAが「RADIO SWEET TRANCE with La'cryma Christi」と「La'cryma Christi TAKAのミディアムレア」の2期にわたって放送をしたりしていた。
そのおかげで、私も、5人の声を聴き分けられるくらいには彼らのトークにも馴染んでいたし、もちろん音楽も大好きだった。


そして、いろいろあって、KOJIがラクリマを脱退した後の話。

噂レベルでは、KOJIはメンバーと決定的に仲違いしたのだというような話もあったけれど。
ある日、KOJIがTAKAの番組にゲストとして登場した。その回のことを、当時の私は文字にして残している。それくらい、私には衝撃的だったから。
せっかくなので、それをここに残しておきたい。

2005年10月5日
東海ラジオ・ミッドナイトスペシャル TAKAのミディアムレア


日付回って、都さんの、というかTAKAさんの誕生日になりました(笑)。
こんな日に、どうしてまた2か月も聴いてなかったTAKAを聴く気になったかというと、答えは明白で、新聞のラテ欄に「あのギタリストがゲストに…」って書いてあったから。こうきたら、もう該当者は一人しかいないじゃないですか!
というわけでネットでチェックしたところ、どうやら彼は先週から来ていたらしく、HEAVEN'S DOOR(TAKAのブログ)にも写真入りで載ってた。残念。聴き逃した…。

さて。もう何年も声を聴いてないから、「KOJIってこんな声だったかな…」なんて思いつつ。今回ギタリストKOJIが現れたのは、TAKAのラブコールがあったから、ではなく(笑)、11月16日にソロアルバム「Primary Color」をリリースするから。
当然と言えば当然のことながらインストアルバムなんだけど、少なくとも聴いた2曲はすごいよかったよ。ギター・ベース・ドラムだけのシンプルな構成なのに音に厚みがあって、こういう言葉は使いたくないけど、癒されるし、気持ちいい。ハードロック・ラクリマの、スカッとする気持ちよさやかっこよさとはまた違う。
KOJIが出てくる前に、TAKAが「KOJI作曲、TAKA作詞」って紹介で"未来航路"をかけてくれたんだけど、かなりそれに近い感じはある。TAKAに「最近誰と遊んでんの?」と訊かれても、「俺、友達いないから…(笑)」と答えてしまうKOJIの優しさ(?)が曲ににじみ出てる。まっつんとBlue-B・TATSUYAの話を聞いて以来、言葉を使わずに音楽で思いを伝えるなんて不可能だってずっと思ってたけど、このKOJIの曲を聴いてたら、そういうこともあり得るかもしれないなって思えた。それくらい、KOJIらしさが詰まった曲だった…。"Deep Blue Sea"なんか特に。サビ(?)のフレーズは泣けてきそうなくらい深くて青くて繊細で…。KOJIの体の中に流れてる音楽って、こんなに綺麗で儚いんだね…。

KOJIはこのアルバム作成にあたって、ギターがボーカルになっても耐え得るようなメロディーを作ることにこだわる一方で、BGMのように何気なく聴いてもらえる曲にすることも考えていたんだって。収録7曲のうちには、4、5年前に書いたけど、インストを出す機会はないだろうからと作り貯めていた曲もあって…。

そして、今回のレコーディングの様子や今のバンドメンバーについて掘り下げて訊いていくTAKAや、それに答えるKOJIの心中はどうなんだろうって正直思った。
私はラクリマのメンバーではないし、ラクリマファンを名乗れるような立場でもないから、KOJIのことについてみんながどう割り切っているのかは分からない。ただ、二人の会話を聞く限りでは、お互いに仲のいい友達であるっていうこと以上の感情はもう何もないんだろうなってことを感じた。KOJIも普通にラクリマ時代の話をするし、TAKAだってその話題を避けたりはしない。そりゃそうだよね。KOJIの人生の半分近くはラクリマとしての生活なんだから。
でも、もしこのアルバムがKOJIがやりたかったことであるのなら、KOJIがラクリマを辞めたことは間違いじゃなかったと思う。あのままじゃ、たぶんどちらも辛い思いをしなきゃいけなかっただろうから。メンバーは、たくさんたくさん話し合って、全員が最良と思える結論を導き出したはず。それを聞き手は汲まなきゃいけない。受け入れるしかない…。結局、過去に固執し続けているのは私だけ…。

ミュージシャンは、結局のところファンのためになんか音楽をやっていない。バンドを続けられるのはファンありきではあるけど、それでも、オーディエンスが数えるほどしかいなくたって自分がやりたい音楽をやっていたいと、たぶんみんなが思ってる。それだけの自信もあるし、熱い思いもある。その思いを言葉にし、音楽にするからこそ、見ている側もそれをかっこいいと思える。KOJIも、ラクリマも、これからどんどん進化する。そう。かっこいい音楽がまた一つ増えただけなんだよ。ね。そうだよね、KOJI…。

ところで。このTAKAとKOJIって、前のミッドナイトスペシャルでの恋愛相談コーナーで、確か純愛担当だったはずだよね…? 今回の「ちょっとアンタ!」のネタは、彼氏の浮気についてだったんだけど、「男の浮気は治らないんでしょうか?」という質問に、「治るなんて言ったら偽善者だよね、TAKAさん?」と迫るKOJI。そしてそれに返す言葉に詰まっているTAKA(笑)。しかも、彼女に謝るうまい台詞を披露するTAKAに、「TAKAさん、言い訳うまいねぇ」とKOJIとどめの一発。っていうか、TAKAの言葉を忘れてしまった私が悔やまれるけど、私、KOJIがいなかったら確実にTAKAにだまされてた…(笑)。
結局、TAKAっていうのは全然純愛系の人間ではないということを、KOJIがしっかり証明してくれました。今後はTAKAみたいなのにひっかからないようにしなきゃね(笑)。

ついでに、KOJIのホームページとブログも見てきました。ちゃんとミディアムレアのことも書いてありましたよ。久しぶりでちょっと緊張したらしいけど。でもかっこよかったよ。KOJIの生の思いが伝わってきたし。

もう一つついでに。いろいろ見てたら、ミュージシャンの背比べ(笑)のサイトがあって。それによれば、KOJIは180センチ。KOJIってそんなにデカかったっけ?と思ったけど、SIAM SHADEの英喜のところに184って書いてあるのを見て思い出した。黒柳はAAAの時に「俺が一番背低いなんて初めて」って言ってたよね?そして当の黒柳は177。なるほど。5人で並んだ写真を見ても、そこまでKOJIが高くは見えなかったけど、それは他の人が頑張ってたのね(笑)。ちなみにSHUSEは165。昔、15センチヒールのブーツで歩く(跳びはねる)練習をしてるって言ってたのはそういうことだったのね…。そして何故かLEVINはデータなし。これは何かの陰謀なのか…(笑)。

最後に。次の週のTAKAを聴いてたら、「TAKA塾」のBGMがどこか聞き覚えのある曲…。ラクリマの曲のインストかな、と思ったんだけど、あのギターは…。TAKA、ありがとう。これからもずっとKOJIと一緒だね。そう、その曲の名は…、"Black Stone"。

当時、あたかが書いてた日記のようなもの


私は、この音源は持っていないのだけれど。
去年、KOJIが旅立った後に、彼のソロ曲を聴くことが出来ることに気付いた。

これを聴くと、私がずっと忘れることなく覚えていたフレーズは、"Deep Blue Sea"ではなく、"Black Stone"だということが分かった。画質は上の動画の方が断然良いのであるが、別の動画に、私はコメントを書いた。それが、私が感じる、この曲への思い。そして、KOJIへの思い。




4月15日。
これの意味に気付いた時、殴られたような衝撃を受けた。

これが、michi.さんの想いか…。
12日の、青いバラの画像とのコントラストに、胸が痛む。涙がこぼれる。

そして、KOJIのメモリアルサイトのラクリマメンバーからのコメントを読み返して、また泣きそうになる。

ずっとみんなに想われているKOJIと、空から私たちを見てくれているKOJI。
もしかしたら、KOJIとの距離はこれまでよりも近くなったのかもしれないとも思う。


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