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2024年7月25日 UNISON SQUARE GARDEN 20th Anniversary LIVE オーケストラを観にいこう 日本武道館

「1夜限りの超天変地異のような狂騒。」

オーケストラ、だけど狂騒とは?


この日は私が自分の名義でUNICITYで取った連番のチケットだった。(前日は連れの名義で連番)
ありがたいことにアリーナのドセン!列的には真ん中くらいだろうか。ステージがいつもより高いのであまり見上げることもなく全体が見える最高の席だった。


暗転していつもの絵の具が流れる、ではなく舞台やオーケストラが始まる時のあのブザー音が鳴り、まずオケの皆さんが登場。
ピアノの成田ハネダさん(fromパスピエ)、指揮の伊藤翼さんも登場。


そして斎藤宏介登場。
少し長めのジャケット、裾が2枚に分かれているのかひらひらしている。シャツは白地で胸元に黒と黄色で何か描いてあるようなデザイン。ノーネクタイで第1ボタンは外して。素敵!!カッコいい!!

ギターを持つが、そのまま背中に背負うようにして始まったのが。

アンドロメダ
震えた。斎藤くんの歌声とストリングスの美しい音色にときめく。なんて贅沢なんだろう。1曲目からその世界観に引き込まれた。
終わる頃に田淵と貴雄が袖から登場。

田淵も少し長めの黒いジャケットに、下は開襟の白いシャツ。新鮮!カッコいい!黒いジャケットは脇にスリットが深く入っていて動きやすそう。そして黒の革靴履いてる!

貴雄はロングジャケットにバイカラーの長めのシャツをきっちり第1ボタンまで留めている。何よりカチッと決めたオールバック!カッコいい!カッコいい!!(2回言う)

始まり方といい、何もかもが特別な夜になりそうな予感。

フルカラープログラム
そして続いたのがフルカラーでもう最高。そのままでも鮮やかなこの曲がフルオケで更に色鮮やかにアレンジされていて、とにかく感動した。もうこの時点で最高に幸せな空気が武道館に充満したし、貴雄も立ち上がっていたし既にクライマックスのような感じもあったけどまだ2曲目なんだ…まだ…この先が楽しみすぎる。

ここで斎藤くんのMC。
「こう見えてユニゾンスクエアガーデンです。」

今日のオーケストラの方々をUSGフィルハーモニックと名付けさせてもらってやっていく、ということ。そして指揮者の伊藤翼さんとピアノの成田ハネダさんの紹介があった。
今日は前半はストリングスセクションで、後半はブラスセクションという形式でやっていきます、というお話。


さわれない歌
ああ、この曲が武道館で聴けるのが嬉しい。ストリングスの生の音色、そして本日絶好調な斎藤くんの歌。まるで原曲を聴いているようだった。
ここでまた田淵と貴雄が捌けていく。

君はともだち
斎藤くんがギターを置く。そしておもむろにマイクをスタンドから外し、ハンドマイクに。その優しい声で紡がれる歌とストリングス隊とのこの日だけのアレンジ。会場が温かい気持ちに包まれていくのがわかる。

harmonized finale
まず成田ハネダさんのピアノソロから。その間に田淵と貴雄もステージに戻る。そして始まったイントロのピアノのメロディー。このピアノの音は本当に鳥肌が立つ。元々壮大な曲だと思うけれど、更に広がりも奥行きも出てとにかく良かった。

kaleido proud fiesta
タイバニ繋がり、いい!生演奏最高だ…。もうこんなに幸せでいいのだろうかと思ってしまうくらい、最高。最高としか言えない。

カオスが極まる
出た!意外な選曲。もう笑っちゃうくらいカオスがカオス。ストリングスの音がカオスさをより際立てていて最高だった。このアレンジも最高!!それでもいつもの激しいロックな感じはそのままでカッコいい。不穏な感じをストリングス隊がうまく表現していた、さすが伊藤翼氏。かつてないデッドヒート。

オリオンをなぞる
生のピアノが入るだけでも全然違うのに、ストリングスが入ることで曲が更に煌めいていて、3人もとても楽しそうだった。田淵もステージの上でちょっと動きづらそうだけどイキイキしてる。


斎藤くんMC。
「次の曲で前半のストリングスセクション最後の曲です。その後15分の休憩を挟みますので、トイレに行ったりXに興奮を書き込んだりして下さい。」

15分の休憩を挟むとか、幕間の時間があるのもなんて粋な計らい。

春が来てぼくら
724の田淵のMCからの春が来てぼくらは本当にただ感動していたのだけれど、この流れで聴くと単純に「いい曲」として聴けたしこの曲のストリングスアレンジが大好きなので生で聴けたのは嬉しかった。田淵も柔らかい表情でコーラスしていた。その顔が見れてよかった。幸せだ。


そして15分の休憩。
Xに興奮を書き込もうとしたが、電波が悪すぎて全く繋がらなかった。


再びブザーが鳴り、メンバーが登場。

like coffeeのおまじない
後半はとても華々しく始まった。
「Lady's and gentleman! Boys and girls!
Get ready? B U D O K A N ! Like coffee!!」
もう最高。ブラスセクションはこの曲のためにあるんじゃないかと思うくらい期待していた1曲なのでとにかく心が躍った。ステージもカラフルな照明で彩られて楽しい。
でも斎藤くんは歌詞間違えてた。ラスサビの「like coffee の呪文でいつでもそこに出会えるよ、バイバイ」を「like coffee の偶然出会いと ミルク・シロップで、」と確か間違えてた。歌詞、難しい。

フライデイノベルス
この曲がブラスセクションで聴けるなんて!そしてlike coffeeからのうさぎ繋がりだった。可愛らしい曲だけれど更に華やかになってこの曲の新たな一面を見れたような気がした。


ここでナリハネさんが捌けていたらしい。
そして斎藤くんが実はたくさんの人にお祝いして欲しいから友達を呼んじゃいましたと。
「イズミカワソラさん!」

会場湧く。ソラさんがまた可愛らしいお衣装でちょこちょこ小走りで登場したものだからキュンとした。両手でソラさんに向かってブンブンと手を振る田淵。

斎藤くんがソラさんとの関係性を少し話した後で(絵の具の話、ピアノを弾いてもらった話、MVにも出てもらった話など)、ソラさんにタイトルコールをお願いする。

ソラさん
「mix juiceのいうとおり」

もうこの言い方が可愛すぎた。
ソラさんのピアノから始まるの、やっぱり最高。ホーン隊が加わって更に楽しい雰囲気に。ソラさんも楽しそうに歌っている。田淵がソラさんの方に向かっていってニコニコ嬉しそうにしている。ギターソロでは斎藤くんがソラさんの前まで来て腰を低くしてギターを掻き鳴らす。ソラさん、本当に愛されているなぁ。

そしてまた小走りでソラさん捌けていく。


再びゲストを呼ぶ斎藤くん。
「BIGMAMAから…Bucket Banquet Bis!」
(金井くんが来ると思った人が多かったらしいが私はオーケストラだから真緒ちゃんかと思ってしまった)

ビスたん、大太鼓を持って(肩から掛けてた)ドンドン鳴らしながら登場。
ビスたんの目を見た斎藤くん「USG20っす(th)って書いてある!」

そしてビスたんはいつも仲良くしてもらっている貴雄に対して、今日はステージを駆け回るという夢を叶えに来たという。ビスたん、素敵すぎる。
その大太鼓を貴雄に預けて、ビスたんがドラム台へ。もうこれだけでグッとくる。貴雄とビスたんの関係性。相当の信頼関係がなければ自分のドラムを叩くことはさせないと思うから。

そしてビスたんがタイトルコール。
「恋する惑星!」

この日1番の盛り上がりはこの曲だったと思う。ステージを自由に駆け回る貴雄。まるで羽が生えたかのように大太鼓を持ちながら上手から後ろから下手から後ろまで自由に、めちゃくちゃ楽しそうに動いていた。
新木場スタジオコーストでの「Thank you, ROCK BANDS! 」振りに貴雄が前に出てきた歴史的な日になった。
サビではセンターに置かれたマイクでしっかりコーラスをする貴雄。2番のサビあたりだったと思うけど貴雄が斎藤くんの隣へ回り、まさかのマイクシェア!斎藤くんが一瞬びっくりしていたけれど、これには大歓声!
間奏では一段前に降りてしゃがみこむけれど次のドンドンドン!のリズムで復活。演技力が半端ない。そして斎藤くんの声の伸びも最高。
貴雄、後半では田淵とマイクをシェア。斎藤くんだけじゃなく、田淵ともマイクシェアを忘れないところが愛を感じる。最高!
もう本当に楽しくて、嬉しくて、最高に幸せだった。やっぱり貴雄は需要を全てわかっている。そしてビスたんという最高なドラマーに感謝。
ビスたんに大きな拍手を贈った。本当にありがとう。


再びゲストを呼び込む斎藤くん。
「ハンブレッダーズからukicaster!」

うきくん登場。
そこから桜のあとのMVの話になる。田淵がうきくんを見て監督に「この子抜いて下さい」と言ったらしい。

そしてうきくんがタイトルコール。
「桜のあと」

ユニゾンが好きで昨日のライブも自分でチケットを買って来ていて、MVに出ていた曲のギターをユニゾンと一緒にステージ上で鳴らしてるなんて、素晴らしい夢の叶え方をしていて羨ましい!ステージ上では最初控えめにしてたように見えたけれど、まずは田淵が向き合って楽しそうに弾くうきくん、その後で田淵にあっち行きなよと指で指されて斎藤くんの方に。そして2人が向き合ってギターソロを弾く姿、凄くよかった。見ているこっちが嬉しくなった。田淵が元々うきくんの為に用意してあったちょっと下手寄りのマイクでコーラスしていたのもよかった。

斎藤「ハンブレッダーズも秋に武道館でのライブが決まっているそうです!ありがとうukicaster!」

ここで「オンドラムスタカオスズキ!」
オーケストラの日にもドラムソロをしっかり入れてくるところが最高。
途中でスティック投げてキャッチしていた気がする。全力のドラムソロ、今日もめちゃくちゃカッコよかった。


そして再びゲストを呼び込む。
「東京スカパラダイスオーケストラ!」
谷中さん、GAMOさん、北原さん、NARGOさん…ホーン隊の4人が登場。
豪華、豪華すぎる…!

君の瞳に恋してない
出来すぎてる。うまく出来すぎていて怖い。
スカパラのホーンの音が加わって更に重厚感なんかも増しちゃったりして。ステージ上ではスカパラの皆さんと向かい合ったりして楽しそうに演奏するメンバーの姿を見てるだけで幸せいっぱい。

徹頭徹尾夜な夜なドライブ
これまた笑っちゃうくらい最高なアレンジ。田淵が足頑張って上げてた。ジャケットにスリットが入っているし意外と上げやすそう。でも動き回ると右肩からジャケットが落ちてきて邪魔そうだった。
いつもの同期の音とはまた違った迫力があって楽しかった!

谷中さんがユニゾンに20周年おめでとう!と言葉を贈っていた。
スカパラ4人がメンバーとそれぞれハイタッチする姿、おめでとうという気持ちが伝わってくる。この先輩後輩の関係性もとても良い。


斎藤くん「よくご褒美みたいなライブっていうけど、今日が1番のご褒美でした!ここからはUSGフィルハーモニックと指揮者で34人とナリハネさんと僕ら4人の合わせて38人の編成でお届けします!」


いけないfool logic
USGフィルハーモニックの真骨頂だった。音源を聴いているようだった。オーケストラの力、すごい。その中で広がる3人のコーラスも凄く良かった。
「結局僕らが勝利しちゃうから 狂騒をくれよ!」
いやもう本当に参りました。

シュガーソングとビターステップ
「超天変地異みたいな狂騒にも慣れて こんな日常を平和と見間違う」と歌っている。確かにここまでそんな狂騒が続いてきたわけで。それでも今夜限りの狂騒、本当に楽しくて幸せいっぱい。代表曲が更に煌びやかにアレンジされるのは最高。
そして貴雄立ち上がる。私の席からはわからなかったけどこのタイミングでUSGフィルハーモニックの皆さんも立ち上がっていたとか?見たかった!この素晴らしい夜が円盤化されるのが本当に嬉しい。


斎藤「この特別な夜を一緒に過ごしていただきありがとうございました。次の曲で最後です。」

オーケストラを観にいこう
大好きなライブアレンジのストリングスのメロディー。それが生で、目の前で演奏されていて思わず目頭が熱くなった。
この日のタイトルにもなった曲。ラストにピッタリだ。オーケストラの音とオレンジ色の柔らかい照明が武道館を包み込んで、ただそれだけでも多幸感いっぱいだったのに。
「一体第何楽章?」の後で白と黄色の紙吹雪が客席の上を舞う。見たことのない美しい景色に涙が滲む。
「一瞬の連続が最高の楽譜になるように」の後でまた紙吹雪が強く舞い上がる。最高に美しいラストだった。
最後、立ち上がった貴雄がスティックをタクトのように振り、曲が終わる。

伊藤翼さんとナリハネさんも前に呼んで、5人で前方に出て来て、
「ありがとうございました!」
ものすごくキラキラとした笑顔の斎藤くんがよく見えた。

メンバーが捌けた後も拍手は続く。
USGフィルハーモニックの皆さんが全員ステージを降りるまでスタンディングオベーションで(元々立ってはいるんだけど)温かい拍手が続いた。
この素晴らしい夜をユニゾンと一緒に作り上げて下さった皆さんに感謝したいです。ありがとうございました。


そして、ユニゾンスクエアガーデンへ。
こんな素敵なライブをありがとう!
「1夜限りの超天変地異のような狂騒。」
それは予想以上に狂騒だったけれど、最高に幸せな気持ちで武道館を後にした。

オーケストラを観にきたはずなのに、普段のライブくらい弾けてしまったな。

楽しかったー!!!
そして3人の正装、最高だったよ!


2024.07.25 日本武道館
セットリスト

1.アンドロメダ
2.フルカラープログラム
3.さわれない歌
4.君はともだち
5.harmonized finale
6.kaleido proud fiesta
7.カオスが極まる
8.オリオンをなぞる
9.春が来てぼくら
 休憩
10.like coffeeのおまじない
11.フライデイノベルス
12.mix juiceのいうとおり(with イズミカワソラ)
13.恋する惑星(with Bucket Banquet Bis:from BIGMAMA)
14.桜のあと(all quartets lead to the?)(with ukicaster:from ハンブレッダーズ)
ドラムソロ
15.君の瞳に恋してない(with 東京スカパラダイスオーケストラ)
16.徹頭徹尾夜な夜なドライブ(with 東京スカパラダイスオーケストラ)
17.いけないfool logic
18.シュガーソングとビターステップ
19.オーケストラを観にいこう

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