ユニゾンの生配信ライブに向けて

UNISON SQUARE GARDENが7月15日(水)に生配信ライブを開催する。全ての楽曲の中からファンの投票によるリクエストを元にセットリストを決定するらしい。
そこで、ライブで聴きたい曲を3曲投票出来るということで私も投票をした。

その前に、ユニゾンが生配信ライブをするのは何となく意外な気もした。だが、ちゃんとチケット代を取って彼らはいつも通りのちゃんとしたライブをやるのだ。そして、ここでファンからのリクエストに答えるライブをしてしまうとはまたも予想外な展開である。
投票という形でもライブに参加出来るのだ。セットリストに自分が投票した曲が組み込まれたらそれはもう飛び上がる程に嬉しいだろう。

このnoteを書いている途中に、早々投票結果が発表された。30位までのランキング形式。私が投票したうちの1曲がランクインしていた。それはもう、とても嬉しかった。その3曲を決めるまでを振り返ってみようと思う。

Twitter上でもすぐに投票した人、3曲を全く絞れない人、決められずにシャッフルで決めた人(私も一度シャッフルで決めようとしたが、考え直してやめた)、人それぞれで見ていて楽しかった。自分が投票した曲をツイートする人も、きっとライブが終わるまで心の中にしまっておく人もいるだろう。
単純に好きな曲に投票する人、ライブで聴いたことのない曲に投票する人、今こそこの曲が聴きたいと投票する人、理由も沢山ありそしてあまりにも各人が投票している曲がバラバラである。ユニゾンの曲が幅広く愛されていることの証拠だ。

そして、物好きは面白いな、と思ったのがユニゾンの曲が何回ライブで披露されているのかを表にまとめている人が現れたり、私はこの曲に投票したという理由をつらつらと書かれたブログを載せて皆さん参考にして下さいという人が現れたりするところだ。見てしまったら間違いなくもっと迷って迷路から抜け出せなくなってしまう。もちろん私は見ていないのだが、みんなそれぞれユニゾンのことが好きでたまらないのだな、と思う。私も投票を終えてひと息ついた今、やはりどうして3曲を選んだのかちゃんと書いておこうと思った。そう、書くことで自分の思いを昇華しておきたいのである。書くのに時間がかかりすぎてしまい、もう結果が発表されてしまったのだが。

私は投票の締切日である5月31日の前日の朝、時計を見たら7:24。何となく今だ、と思い勢いで3曲を投票しにいった。ギリギリまで悩みに悩んだ。今思い返せば、その悩んでいた日々さえも楽しかった。
好きな曲で選ぶのはもちろんだが、今回は私がライブで聴いたことのない曲に絞って選ぶことにした。3曲のうちの2曲は比較的早めに決めることが出来た。

・マスターボリューム
・フルカラープログラム

その2曲がこちら。
まずマスターボリュームは、最近ずっと頭の中で流れていた曲の1つだったということ。ユニゾンのライブのBlu-ray、DVDを全部買ったので色々と過去のライブも観ていたのだがマスターボリュームは特に突き刺さるものがあった。
“何が正しくて、何が間違っているのか
全部わかんないが、問題ない”
私は特にこの部分が好きなのだが、コロナ禍の今、この歌詞が特に刺さるのだ。何が正しいのか、自分がやっていることが正しいのか、わからなくなることばかりで疲れている時、この歌詞がふと思い浮かぶ。問題ない、と言ってくれているようで安堵する。音源で聴くと、この頃の斎藤くんの歌い方はとても力強く感じるのだが、映像で見るそれぞれのライブでの斎藤くんの歌も同じように力強さを感じる。舞洲では聴けなかったこの曲を、どうか今のユニゾンで聴かせて欲しい。そんな願いを込めて1票を投じた。

そしてもう1曲は、フルカラープログラム。
“モノクロでは説明できない完全無欠のロックンロールを”
どうしても、今聴きたかった。理由としてはそれが1番強いのだが、この曲から始まるライブも観たいなと思った。最後に、
“ふざけろ!「いつか終わる、悲しみは」
どうか忘れないでよ”
これが聴きたい。フルカラープログラムは、ユニゾンにとってもとても大切な曲だと思っている。聴けたらとても嬉しい。そしてこのフルカラープログラムが2位であった。ライブでも何回も演奏されているこの曲が2位に入ったということは、やはり今聴きたいと思っているファンが多いのではないか、と考えてしまう。どうかセットリストに組み込んでもらいたい。

もう1曲、その枠を決めるのに時間がかかった。最終候補に上がっていた曲を書いておく。

・マイノリティ・リポート(darling,I love you)
・mix juiceのいうとおり
・スカースデイル
・Dizzy Trickster
・チャイルドフッド・スーパーノヴァ

マイノリティ・リポート(darling,I love you)はとにかくカッコ良くて大好きな曲なので入れたかった。
mix juiceのいうとおりは歌詞が好きだしとにかく元気をもらえる大好きな曲なので入れたかった。
スカースデイルは優しい気持ちになれるしあの最後のコーラスが大好きな曲なので入れたかった。
Dizzy Tricksterはこの曲にしかない高揚感があるしとにかく全てが大好きな曲なので入れたかった。

ここまでつまり私の大好きな曲ばかりなのだが、チャイルドフッド・スーパーノヴァだけは選曲理由が少し違う。
もちろん大好きな曲ではあるのだが、
斎藤宏介のホイッスルが見たい、聴きたい!
という理由で途中から最終候補に入ってきた。DUGOUT ACCIDENTに収録されている2014年の下北沢CLUB Queでのライブ映像を観て、これは聴けたら楽しそうだ!と思った。最終的に悩んで外してしまったが、あのQueのライブ映像を観てからこの曲を聴くのが更に楽しくなった。

悩みに悩んで最終的に最後の1票をこの曲に入れた。

・スノウアンサー

上記の曲とは違い、ライブ映像でも観たことがない大好きな曲。この頃のユニゾンに少し感じるヒリヒリ感のようなものがとても好きなのだが、中でもスノウアンサーは特別に好きだ。“見ろ、バカ”が聴きたい。冬の曲だしそれもあってかなり悩んだのだが、暑い夏だからこそ冬の曲を聴くのもアリだなと無理やり理由をこじつけて投票した。でもやはりこの曲も単純に、好き!なのだ。その中でも今、特に聴きたい曲3曲を振り絞って決めた。

他にも聴きたい曲は沢山ある。私の最愛曲であるInvisible Sensationはもちろん、ほとんど定番曲というものをライブで聴いたことのない私にとっては定番中の定番曲たちを聴きたい気持ちが強い。投票結果の上位は比較的定番曲が多かったように思う。やはりライブで聴いて楽しく、盛り上がる曲は定番曲なのだ。もちろん、今までに聴いたことのない曲を聴けるチャンスでもあるのだが、私はそれは今でなくても良かった。ライブに足を運んで、セットリストが予想出来ない中で突然意外な曲が演奏された時の驚きはずっと取っておきたいと思っているからだ。
このランキングを元に、セットリストが組まれる。もしかしたら、ランク外の曲も演奏されるかもしれない。どんなセットリストになるのだろう。何よりユニゾンのライブが観れるということが楽しみだ。もう、それに尽きる。

そしてもう1点、このライブに付けられたタイトル、“LIVE (in the) HOUSE”。ライブハウスの間にに、in theと入っているのだ。ライブハウスと、家でライブを観る、どっちの意味も持ち合わせた最高のタイトルだ。さすがUNISON SQUARE GARDEN。タイトルだけでワクワクしてしまう。

彼らが集まって大きな音を出して歌ってくれる、それだけでとても嬉しい。今日チケットも購入した。そう、3曲を選んで投票し、チケットを購入した私はユニゾンと共犯関係を結んだ。あとは7月15日を楽しみに待つだけだ。

Twitterの私のタイムラインで流れていた投票曲を見たり、個別にどの曲に投票したのか教えてもらったりして、セットリストに組み込まれそうな曲を少しだけ考えてみたりもしたが、やはりTwitterをやっている物好きはほんの一部なのだ。世の中にはUNISON SQUARE GARDENのファンが沢山いることの何よりの証拠。

さて、「USG 2020 “LIVE (in the) HOUSE”」はどのライブハウスで配信をやるのだろうか。下北沢CLUB Queはユニゾンの思い出深いライブハウスだが、少しステージが小さすぎるような気がする。最近は新木場STUDIO COASTでのライブが多いからこちらも考えてみたが、少し配信の会場としては大きすぎる気もする。
恵比寿リキッドルーム、渋谷クラブクアトロ、川崎クラブチッタ、TSUTAYA O-EAST…この辺りだろうか。配信を見たらすぐに会場がわかるとも思えない。そんなことも楽しみにしながら、ポジティブシンキングガンガンバンバンピャーンピャンで当日を迎えたい。


絆なんて無いのはわかってるけど、勝手に期待させてもらう。こっちの常識を徹底的に壊すライブを。


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