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2022年7月26日 TOUR 2022 kaleido proud fiesta 大阪フェスティバルホール


724結成日ライブから1日空けて、カレイドツアー大阪2days。ライブが続くのは参加する側からしても幸せで嬉しい。

NHKホールが3階席であまり演出がわからなかったのだけど(それでもライブは最高に楽しかった。それはどの席でも一緒)、本日は8列目の田淵側。
開演ギリギリに席に着くと、段差がありステージとの目線が同じくらいでとても見やすい。
ホールではこのくらいの位置で見たことがなくて新鮮だなと感じる。とても良い感じ。

そして会場であるフェスティバルホール。凄く綺麗で座席の間隔も広く、最高。最近行ったホールの中では1番好きな会場かもしれない。

いつも通り、ここから先はネタバレがあるのでご注意を。







ステージには、薄い幕が張られている。


珍しく5分くらい押してから影アナが流れ、暗転。絵の具が流れ、メンバーが出てくる。


定位置についたところで始まる、harmonized finale。NHKホールでは気付かなかったが幕に映し出される3人の影が照明の関係で貴雄は正面を向いているが斎藤くんと田淵は後ろ向き、つまり貴雄の方を向いているように見える。幕の後ろに見えるメンバーはこちらを向いているので、とても不思議な感じ。そして斎藤くんの歌が今日も凄く良い。姿があまり見えない分、とても丁寧に歌っていて気持ちを込めている部分が伝わってきて感動する。
最後の"harmonized finale 星座になる"の部分でステージバックにキラキラと星のようにライトが散りばめられていたのがとても綺麗だった。

斎藤くんの「ようこそー!」で始まる箱庭ロック・ショー。幕が上がり、メンバーの姿が見えると更にテンションが上がる。
斎藤くん、笑顔でめちゃくちゃ楽しそう。

本日の衣装、斎藤くんは黒地にワインレッドのシャツ。田淵はグッズのFIESTA Tシャツを首元大胆に切っている。貴雄は以前にも着ていた白地に赤のポイントが入った服。中にはバンクシーのTシャツ。

一気に盛り上がる会場、続く世界はファンシー。雰囲気がガラッと変わるステージ。イントロで田淵が相変わらず変な動きをしている。NHKホールの時よりめちゃくちゃ元気に動き回っているような気がする。元気いっぱいに動く田淵、通常運転。
Aメロでの斎藤くんの歌い方と手の動きも相変わらずキレッキレで楽しい。Patrick Vegeeのツアーが終わってもまた聴けるのが素直に嬉しい。

冒頭の貴雄のドラムで心が躍ったシャンデリア・ワルツ。何回聴いても嬉しくて大好きで、イントロから飛びまくっていたのだが斎藤くんも客席を見ながらニコニコ笑っていたのが印象的だった。
"わからずやには 見えない魔法をかけたよ"で客席に向かって全力で魔法をかける田淵。何を言っているのかわからないがずっと何か言いながら目を見開いて全力で何かを伝えようとしている。
Bメロのコーラスの"ラ ラ ラ"で田淵がずっと真顔でこっちを見て歌っていたのだが真顔は怖い。笑って欲しい。
ラスト、向き合って弾く斎藤くんと田淵。楽しんでいるのが伝わる。何だかこの曲の並びを見るといつものライブのラストに向けての畳み掛けみたいで、もう既にお腹いっぱいなんだけどここからまた振り切ってくるのがセットリストの天才、田淵。

この辺りでいつも斎藤くんが言っている「UNISON SQUARE GARDENです!」が今回はない。


そして貴雄のドラムがまず入り、曲に入るタイミングでMCのように「UNISON SQUARE GARDENです、最後までよろしく!」と言い始まったのがCAPACITY超えるだ。
ジャジーな雰囲気に合う紫強めな照明。コーラスをする田淵がちょっと上目遣いで見たことがない表情。何となくムーディーな感じ?
それにしてもBメロの斎藤くんの歌いながらのギターが凄い。聴けて嬉しかった。

続いてSilent Libre Mirage。鳥肌。ユニゾンの曲の中でイントロが1番好きな曲。やっと聴けた。もう本当に嬉しい。やはりずっと聴きたかった好きな曲がライブで聴ける喜びは大きい。何ともいえないキラキラした照明がこの曲にぴったり。3階席から見た時はステージに何か模様が散りばめられているように見えた。
"派手にやれる段取りはもうじき済むからさっさと構えろ"
まさにその預言通り、この先の流れが最高なのである。

斎藤くんがスポットライトで赤く照らされ、ステージに響くOwn Civilization(nano-mile met)のギター。これも聴けてしまうのが嬉しい。
"ななまいめっ!"からステージを赤い細いスポットライトが交差する。かっこよくて痺れる。田淵の低いコーラスが良い。

貴雄のカウントで始まるラディアルナイトチェイサー。斎藤くんが貴雄の方を向いて音を合わせていた。カップリング曲に思い入れがありすぎるのでまた聴けるのがとても嬉しい。
楽しすぎるので毎回やって欲しい。斎藤くんが最後珍しく歌詞を間違えていた。とりあえず今はこれが限界だそう。

曲が終わって間髪入れずに始まるfake town baby。この2曲の繋ぎがカッコよすぎる。この曲も配信ライブではやっていたけれどこうやって生で聴くのはそれこそProgram 15th振りでとても嬉しい。ステージ後方からスモークが勢いよく出てくる。
しかもめちゃくちゃかっこよくて個人的にこの日1番良かった曲。何よりすぐに曲が終わるのではなく、アウトロで一度音を合わせて終わるのがすごくいい。そして暗転する感じ、Patrick VegeeツアーのPhantom Jokeの終わり方のような。
ステージがあまり見えないような照明からパッと全体がよく見える照明に変わったりとか、そういう緩急のついた演出もより曲を引き立てていたように思う。暫く鳥肌が立ちっぱなしだった。

この少しロックな曲が並ぶゾーン、とても良い。


斎藤くんが少しギターの音出しをしてから始まったのは5分後のスターダスト。またまた大好きなカップリングは、ずるい。しかもこの曲を選曲したのは何か理由があるのではないか、と思った。
3階から見た時はステージの上に金木犀のような照明が描かれていたのだけど、正面から見るとステージバックにも金木犀の木陰のような影が映し出されていて素敵だった。
貴雄が後半、ドラムの音を強めに叩いていたのが印象に残っている。

そして続いて始まったのが、弥生町ロンリープラネットだ。このツアーでさらっと披露された。丁寧に叩かれるドラムに目を奪われる。斎藤くんの優しい歌声に心を奪われる。
それだけではない、曲の後半では貴雄が斎藤くんの方を見て、歌を聴いてそれに合わせてドラムの音の強弱を付けているように感じた。
"そしてぼくらの春が来る"でピンクの照明が下から上に舞い上がるようにステージを照らす、粋な演出。

5分後のスターダストが秋なら、弥生町ロンリープラネットは冬、そしてぼくらの春が来る、とそこまで考え抜かれてこの並びが出来上がったのだとしたら。そうでなくても田淵は天才。でもこの流れで春が来てぼくらが聴きたかったという気持ちもまぁ少しはある。

(本当にいつかPatrick Vegeeを曲順そのままに配信ではないライブでやってもらいたい。)

少し間を空けて斎藤くんのがイントロのギターのフレーズを繰り返す。ワールドワイド・スーパーガールのイントロの音。すると貴雄が白いタオルを広げて客席に見せ、そのタオルで顔全体を覆い後ろで結んで前が見えない状態に。タオルを結んでいる時、斎藤くんの弾くギターのフレーズが半音ずつ下がっていったのが面白かった。
ギターのフレーズに合わせて繰り広げられるドラムソロ。本当に見えていないのか?と思ってしまうくらい細かいシンバルさばき。田淵が不思議そうな顔をして貴雄の顔を見ている姿が面白かった。途中、ドラム台にちょこんと座ってずっと貴雄をガン見する田淵。
貴雄の「ワールドワイド・スーパーガール!」コールから曲が始まる。

ちなみにNHKホールの時はこの時普通のスティックではなくポンポンの付いたマレットを使っていた。日によってドラムソロのアレンジも変えているのだろう。タオルで目隠しは驚いたが。

本当に楽しい曲。斎藤くんも曲のリズムに合わせてノリノリで歌っているし、恒例の田淵のうさ耳ポーズも可愛い。この頃から少しずつ田淵の表情が柔らかくなっていく。
ずっとタオルを巻いたまま演奏を続ける貴雄の方をちょいちょい見る田淵、そんな田淵が間奏で貴雄の方を見て演奏していたが貴雄からも見えているようだった。凄い。
ラスサビ前の雄叫びに合わせてタオルをバサッと取る貴雄。かっこいいな。それを見て笑っちゃう斎藤くんと田淵。

その流れで再び貴雄の「ナノサイズスカイウォーク」コール。少しイントロにアレンジが加わっている。
田淵の軽やかなステップや動きが可愛らしい。そして何よりこの曲はギターソロ。斎藤くんがセンター前方に出てきて音源とは少し異なる入り方で始まるギターソロが本当にかっこいい。楽しいしかっこいいし盛り上がる。まさにライブ化けする曲。やはりユニゾンのカップリング曲は最高。
ステージ後方の縦のライン照明がここから活躍。

また少しセッションを挟み、斎藤くんの「サンポサキマイライフ!」コール。曲名をコールされると、更にテンション上がる。
田淵がよくわからない謎ステップを繰り広げる。間奏では斎藤くんがギターを掻き鳴らす中、田淵と向き合って立ち上がった貴雄は激しくお互いの音を鳴らす。
「ハイ!」も含め、めちゃくちゃ楽しい。

そしてオリオンをなぞるに続く。貴雄の後ろに仕込まれたミラーボールからの反射光が線になってステージと客席を放射状に照らす。今までに見たことがない激しい照明。
NHKホールの3階席から見た時はミラーボールもしっかり見えていたのでちょっと眩しい感じがしたが、1階席だとその眩しさを感じないのでちょうどいい。
このツアーではこの曲とharmonized finaleは外せないだろうと思っていたが、何回聴いても楽しいし、また後ろの星空のようなライトが使われていたのも凄く良かった。思わずオリオン座を探してしまったけれどなかった。近いものはあったけれど。
田淵がようやく笑顔になる。

そしてkaleido proud fiestaへ。"かくしてまたストーリーは始まる"の後に「UNISON SQUARE GARDEN」の文字がステージバックに降りてくる。このタイミングで降りてくる理由、それはやはりこの曲があってこそのツアーだから。この文字がキラキラ光ったりしてとても可愛い。
fun time HOLIDAY 8で初披露されて、フェスでも披露されているけれどこのタイミングでオリオンをなぞるに続けて演奏されるなんて、田淵は本当にロマンチストだなぁと思う。
この曲から溢れ出る熱い情熱みたいなものを感じて、毎回泣きそうになる。
"広がり続ける星空に僕らは今を誇れるか?"という歌詞そのままにステージバックに広がった星空のようなライトがアニメ「TIGER & BUNNY」に関わった3曲にだけ使われていたのだけれど、やはりそれはオリオンをなぞるという曲からスタートしたからなんだろうな。それはきれいすぎて忘れられないような景色。

ここで終わらずに、to the CIDER ROADが始まる。ちょっと意外で驚く。でも嬉しい。あんなに目を見開いて真顔で客席を見ていた田淵はどこへいったのだろう。ものすごくニコニコしている。同じ人間だとは思えない。
斎藤くんが"Oh Yeah"の1回目で笑っていた。田淵の声の高さが相変わらずギリギリだからだろうか。
田淵は下手のステージ際まで何回も出て来ていて、NHKホールの時は積極的に前方に出て来ていない気がしていたのでいつもの田淵が戻ってきた!と嬉しくなった。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENでした最後の曲です。」と言ってドラムから入るセッションを付け加えた10% roll,10% romance。何だか震えた。
この曲、トリがとても似合う曲だということ。これまでも普通にセットリストに組み込まれていたけれど、新たな一面が見れたというか、この曲にこんなにドキドキワクワクさせられるなんて!、という今までに感じたことのない多幸感でいっぱい。
田淵もめちゃくちゃ笑顔でジャンプしたり両手を上げて天を仰いでみたり見てるだけで楽しいし、斎藤くんも客席をあちこち見て笑顔で歌っていた。
そんな二人を後ろから見る貴雄も見守るようにニコニコしていて楽しそうだった。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENでしたバイバイ!」

あっという間に終わってしまった。
今回のライブ、長いセッションはないが、イントロ前にちょっとアレンジを付け加えられた曲が多かった。
毎回色々なことをやってくれて、参加する側も楽しい。

そしてアンコール。
田淵はいつもより記憶があるような感じで出てきてすぐにベースを受け取る。貴雄はドラムの椅子の脇に立って水を飲んでいる。準備が整った斎藤くんが貴雄の方を向く。二人が見つめ合った後よーいどん!みたいに構えて貴雄はそのまま椅子に飛び込んでドラムを叩き曲が始まるという。
めちゃくちゃテンポの速いCheap Cheap Endroll。実は初めてライブで聴いた。もう本当に楽しくて最高。速すぎて斎藤くんの口追いついてないと思うくらい。
斎藤くんギターソロではセンター前に出てきて速弾きを披露。かっこいい!
曲終わりに「アンコールありがとうございます!」

そしてシュガーソングとビターステップ。良かった、今回セトリから外されたかもと思っていた。忘れないでくれてありがとう。
田淵の蓋然性合理主義のあの手が目の前で繰り広げられたのでびっくりした。初めて真正面から見た。田淵は本当に2階席も後ろのほうもよく見ている。やはりこの曲の盛り上がりは凄いし、楽しい。

そしてラスト。「1.2.3.4ー!」の貴雄の雄叫びから、場違いハミングバード。もう本当に嬉しい。このセットリストの流れならこの曲がラストに来ても何となくおかしくないと思った。ひたすらに暴れて楽しいだけで終わるユニゾンのライブをまた体感したいと思っていた。
イントロで田淵が走り出し、ステージのセンターにジャンプしてベースを弾く。斎藤くんの歌もキレッキレ。オリオンをなぞるで使われていた後ろからのミラーボール照明も再び使われていた。
ギターソロで前方へ出てきた斎藤くん。斎藤くんに積極的に近付く田淵。
後半、貴雄がドラムをかなりバシバシと激しく叩いていた。その音が更に会場を最高潮に盛り上げていた。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENでしたバイバイ!」(またね、がなかった)

着ていたTシャツの色がまた大きく変わっていた田淵、止まらない笑顔。斎藤くんのシャツの色もなかなかに汗が染みていた。貴雄は持っていたタオルでまた顔を隠して捌けていった。

何回参加しても思う、ユニゾンのライブは楽しい。
だからやめられない。

今回のツアーは本当にMCがないらしい。少し寂しい気もするけれど。
ユニゾンも喋らないのだから、開演前の会場内ももう少しお喋りを控えたり出来ないだろうか。
このツアーを完走させるのに必要なのは、参加する一人ひとりの意識も大切だと思う。こんなに楽しいライブをしてくれるユニゾンに対して裏切るような行動はしたくない。

見てくれこのセトリ。楽しすぎたな!


2022.7.26 大阪フェスティバルホール
セットリスト

1.harmonized finale
2.箱庭ロック・ショー
3.世界はファンシー
4.シャンデリア・ワルツ
5.CAPACITY超える
6.Silent Libre Mirage
7.Own Civilization(nano-mile met)
8.ラディアルナイトチェイサー
9.fake town baby
10.5分後のスターダスト
11.弥生町ロンリープラネット
12.ワールドワイド・スーパーガール
13.ナノサイズスカイウォーク
14.サンポサキマイライフ
15.オリオンをなぞる
16.kaleido proud fiesta
17.to the CIDER ROAD
18.10% roll,10% romance

EN
19.Cheap Cheap Endroll
20.シュガーソングとビターステップ
21.場違いハミングバード

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