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2021年8月10日 Revival Tour "CIDER ROAD" 川口総合文化センター リリア


今年4月に行われたUNISON SQUARE GARDENのリバイバルツアー"Spring Spring Spring"の開催中にしれっと発表された"CIDER ROAD"のリバイバルツアー。
絶対に行きたい、という気持ちしかなかった。東京オリンピック後の開催ということで、多少なりとも不安はあったが無事に8月5日にZepp DiverCity Tokyoでのプレビュー公演を終え、そして川口で無事に初日を迎えた。

ツアーが始まる前に『公演にご来場いただく全てのお客様へ UNISON SQUARE GARDEN スタッフ・メンバーから大切なお知らせ』という案内がユニゾンのオフィシャルTwitterから発信された。


(初めてTwitterのリンクを貼ってみた。こういうのは苦手なのでもうしない)

2021年に入ってから私自身も何ヵ所か遠征をしている。しかし今が1番"COVID-19"の感染者が多く、デルタ株という非常に強い感染力を持った変異ウイルスが猛威を奮っている。
これまでは開演前や終演後に友人と会って話したりしていたが、そういうのも極力控えないといけないフェーズに入っている。改めて発信されたお知らせを読んで、同行者以外とは誰とも会わず、会話も控えようと改めて思った。

ライブやツアーを成功させるには、バンドやスタッフが気を付ければ良いわけではない。改めてバンド側がこのように発信してくれたことで、私自身も反省し更に気を付けようと思ったし、ユニゾンへの信頼が更に厚くなった。

自分自身と大好きなバンドを守ろうと心に決めて川口へ向かう。もともと会場へはギリギリに着くように新幹線を予約していたので、物販に関しては欲しいものは売り切れ。今回のグッズはとても可愛いし、久しぶりに物販に並ぶ長蛇の列を見た。
難しいのかもしれないが、出来れば通信販売で買える数をもう少し用意して欲しいなと思う。

まだツアーは始まったばかり。この先はネタバレがあるので、これから参加の方はどうかお気をつけて。




会場に入る。席は一階後方の田淵側。思ったより小さめのホールで見やすい印象。しかし1席空けはなく、1列目と2列目が使われていないだけで他の座席は全部使用されている。
久しぶりに前後左右に人がいる状態でのライブだ。ホールで椅子あり、自分の場所はちゃんと確保されているはずなのに隣に人がいるだけで少し落ち着かない。そして、何故か自分自身珍しく全く緊張していない。
ステージの後ろには、"CIDER ROAD"と大きな文字が掲げられていた。

18:30。Vintage Rock代表の方のご挨拶があり、客電が落ちる。
SEの絵の具が流れ、メンバーがステージに現れる。絵の具がフェードアウトし「to the CIDER ROAD」のイントロへと徐々に切り替わっていくと、後ろの"CIDER ROAD"の文字が光って浮かび上がる。
ここでの斎藤くんの「ようこそ!」はなく。
両側の壁に白い円がいくつか描かれるような照明が炭酸を思わせるようで、きれい。最近ずっとCIDER ROADのDVDを観ていたせいか、これがライブなのかと実感が湧かずに何となくぼんやりした感じでステージを見ていた。
“LIVE (in the) HOUSE”のオーディオコメンタリーでも触れられていた"Oh Yeah"、ついつい田淵と貴雄の声を追ってしまう。多分、ちゃんと出ていた。
最後の"次はどこへ、どこへ行こう?"の後、斎藤くんがニコッと笑ったのが遠目からでもわかって嬉しくなる。

どうやら斎藤くん、新しいシャツだ。メインは白地で、左側の袖を含めた一部が黒(ネイビーかもしれない)というデザイン。田淵は黒のテラリウムTシャツ。貴雄は最近のスタイルで、STOFの白Tシャツの上に白地に赤のポイントが入った羽織りとパンツ。

イントロのギターが最高にカッコいい「ため息 shooting the MOON」。"4枚目"はだいぶ控えめだった。そして斎藤くんのリズムのいい早口のキレがとても良いだけでなく、高音も普通に出ていて、とても調子良さそう。田淵も序盤からキレッキレに動いている。大好きな曲だし、ステージ上の3人があまりにもカッコ良くて、気付けば手を挙げるのすら忘れていた。

続けて「cody beats」。ステージが少し明るくライティングされると、メンバーの表情がよく見える。3人ともとても楽しそうだ。
斎藤くんはギターソロで前に出てこなかったが、その場でかなり動いている。今回のライブを見て感じたことだが、ギターソロの弾き方が前よりアグレッシブになっている気がする。それだけでなく、ギターの音がよく伸びたらそのままアームを使って揺らして伸ばすとかのアレンジはこれまでもしていたのだが、それとも違う感じ。フレーズをほんの少しアレンジする曲も増えている気がする。
ユニゾンは基本、音源に忠実で再現性の高いライブをしているけどこういうリバイバルツアーだからこそ自由にやっている部分もあるのかもしれない。実際はわからないが。
田淵がもの凄い笑顔で歌っていたのも印象的。

曲が終わり、拍手が鳴り止まない。途中で更に強くなる拍手の音。この冒頭の3曲だけでもかなりの満足感があったし、ここに集まった物好きたちのライブ開催への感謝の気持ちも混ざっているような、温かい拍手だった。

ステージが明るくなり、斎藤くんが話し始める。MC前に本当に長い長い拍手で迎えられたからか「長い拍手をありがとうございます」と話していた。
斎藤くんが「CIDER ROADリバイバルツアーへようこそ!」と話している間、貴雄が神のように両手を広げる。あとはいつもの、最後までよろしく!と言い、次の曲へ。

「ラブソングは突然に 〜What is the name of that mystery?〜」、久しぶりに聴くカップリング曲。冒頭の"Yeah〜"も凄く伸びていたし、やはりこの曲はめちゃくちゃ楽しい。
田淵はサビで片足を思いっきり上げる、よくやるやつ。見る度に、よく上がるなぁと思う。そして曲が終わる時、斎藤くんと田淵が同時に両手を上げる。手を上げるタイミングまで一緒になるとは。斎藤くんが両手を上げるのも中々珍しいような気もする。

そして間髪入れず始まる「セレナーデが止まらない」、この2曲の流れが良いし好き。ギターソロが相変わらずかっこいいし、サビの歌の強弱の付け方が素晴らしかった。ステージは原色の照明で派手に彩られていた。
そういえば“LIVE (on the) SEAT”でも演っていた曲だけれど、何故だか初めて聴いたかのように新鮮だった。

セッションを挟み、自然と湧き上がるハンドクラップ。3人の歌声が響き始まる「Miss. サンディ」。イントロから田淵がその場で足踏み。この田淵を見るとあぁサンディだ!と思ってしまう。Aメロは斎藤くんの手癖が出るのをしっかり見る。"辿れるヒントへデッドヒート"の所、ハンドクラップに合わせて田淵が首を振ってた。私は曲中にハンドクラップがあることをすっかり忘れていた。
田淵と貴雄のコーラスも凄く素敵な曲。そしてかなり高いキーが続く曲だが斎藤くん、凄く声が出ていた。サビはどうしてもちょっとキュートな田淵の足踏みステップを見てしまう。

雰囲気がガラッと変わり「カウンターアイデンティティ」がすぐ始まる。Aメロではまるで三十本の光の束が斎藤くんを照らしているようか何本かのスポットライト。全体的に後ろからの照明が多くてそれがこの曲に合っていた。
貴雄が途中ドラムを強めに激しくアレンジしていた。確か2番のBメロだったと思うのだが、貴雄がその時によって加えるアレンジが好きだし、これは凄くカッコよかった。

「オリオンをなぞる」でまた空気が一変。
何回聴いても楽しいし嬉しい。でも何故か最後の「ココデオワルハズガナイノニ」で客席に向かって田淵がとても鋭い目をしていた。何かを訴えるかのように。

ここでMC。
内容は斎藤くんがアルバム「CIDER ROAD」の頃の話をして、当時は牛で言うとカルビ、それをメンバーに言っても伝わらない、今日は極上のUNISON SQUARE GARDENカルビを楽しんでいただこうと思います、というような話から、
貴雄「極上と牧場をかけたんですか?」
斎藤「(よく分かってない)もう一回言って?」
貴雄「極上と牧場をかけたんですか?」
斎藤「これから北上していくしね」(客拍手)
貴雄「あんたが1番だわ」(客拍手)
斎藤「お後がよろしいようで」
そんなMCで次の曲にいきづらいと貴雄が言っていたような。

柔らかく暗転したステージ、貴雄のドラムから「光のどけき春の日に」が始まる。
ひとつのピンク色のスポットライトが3人を照らし、あとは後ろからの柔らかい照明があるだけで1曲まるまるこの照明のまま変わらなかったのが印象的だった。
ちなみにこの日のライブの中で私が1番良かったなと感じたのがこの曲。特に思い入れがあるわけでもないのだが"大人にはナイショだよ あの秘密基地は"の所で気づいたら目に涙が滲んだ。
改めて聴くと田淵と貴雄のコーラスも良いし、斎藤くんの歌の緩急の付け方や"できるだけ太陽が沈むまで"の声の伸ばし方がとにかく良かった。田淵がこの曲を武道館でやった理由が今なら分かりそう。いややっぱり分からないけど。それくらい心に響いた。

ずっとライブで聴きたかった「いつかの少年」。田淵のベースが鳴った時に鳥肌が立った。夜が近い夕焼けの中にいるような、深いオレンジ色の照明で控えめに照らされたステージ。
"忘れないでよ、忘れないでよってわかるかな わかるだろ"の後で斎藤くんが左足を後ろに3回蹴り、強くリズムを取っているのが見えた。その動きと一層強く歌った声に感情が込もっていて震えた。そして貴雄が凄く丁寧にドラムを叩いている姿をしっかり見れたのも嬉しかったし、この曲の持つ力を凄く感じられてやはり聴けて良かったという気持ちしかない。

少し間が空いて斎藤くんが歌い始める「クロスハート1号線(advantage in a long time)」、カチッとエフェクターのスイッチを入れる音がここまで聴こえた。優しい色で構成されたグラデーションの照明がステージを照らしていて、またここでも一気に空気が変わる。アルバムの「CIDER ROAD」も色々な曲が入っているがライブの抑揚も激しいなと体感して改めて思う。
そしてライブでこんな気持ちになることある?というくらい幸せな時間だった。"きっと繋がってる"の、斎藤くんの"る"の発音がとても良くて、その一音が会場に響いていた。

続けて始まる「箱庭ロック・ショー」、私の中ではユニゾンと言えばこの曲!というくらい、存在が大きい曲だ。やっと生で聴けたことが本当に嬉しくてあんまり覚えてないのだが、この曲は本当に3人が楽しそう。間奏では田淵がドラムの台に乗り貴雄と向き合い、斎藤くんはセンターに出てきてギターを思う存分掻き鳴らす。"溢れ出す風景を、ステージ、そこに見たいくらい"、まさにそのステージが目の前に。

“LIVE (in the) HOUSE”も同じ曲順だった「フルカラープログラム」への繋がり。フルカラープログラムもユニゾンが大事にしている曲だと感じるし、この繋がりは本当に良いなと思う。最初はステージを色とりどりのフルカラーの照明が照らし、サビでは単色の色が次々と違う色に変わっていく演出。最後のサビの部分、斎藤くんが歌う"モノクロでは説明できない完全無欠のロックンロールを"の部分、貴雄がドラムの音を弱めて斎藤くんの歌がより引き立つようにしていたのがとても印象的で、最高!という気持ちでいっぱいになった。斎藤くんの最後の"Wow〜"も凄く伸びていた。

斎藤「オンドラムスタカオスズキ!」コールからの、短めのドラムソロからセッションへ続き「場違いハミングバード」へ。
最初田淵が走り出さず、ゆるく上手へと移動していた。疲れたのだろうか?と思ったがサビではいつも通り元気に片足を上げていたし、元気だった。"ああ迷子のため息.com"の"ああ"がいつもに増して溜めていて良かった。ギターソロでは斎藤くんが前へ出てくる。ひたすらに会場は盛り上がるし、とにかく楽しい。この曲で終わってもおかしくはないのだが。

MC。斎藤「ここから最後までこの曲で終わるかな?という曲が延々と続く終わる終わる詐欺をします」
その後「当時のMCを4文字だけ再現します」

そして斎藤くんが「踊れる?」と言って始まった「like coffeeのおまじない」。
「Lady's and gentleman! Boys and girls!
Get ready? S A I T A M A ! Like coffee!!」
埼玉と言った!カラフルでポップな照明が可愛いし、後ろの"CIDER ROAD"の文字もカラフルに光る。田淵のステップや首を動かす仕草が何とも可愛らしい。上手まで行って華麗にステップしていた。
斎藤くんはギターソロで上手端まで行ってずっと歌い出しのギリギリまでギターを掻き鳴らしていたが、走って戻り何とか間に合っていた。その後田淵が斎藤くんをチラチラ見て、斎藤くんに近付いたり離れたりしてちょっかいを出していた。コーラスに間に合わないことも少なからずある田淵、凄くニコニコしていた。

「crazy birthday」、これまでに残された映像でも色々な事件が起こっているこの曲。イントロから楽しすぎる。腕をブンブン振り回す田淵、サビでは開脚→閉じるを繰り返していた。「せーの!バカー!」も叫べないけど楽しい。
"ノーモアhappy birthday?"の掛け合いは当時を再現していて、斎藤くんが"ノーモアhappy TAKAO?"と言うと貴雄が"NO! more happy TAKAO!"と。まさかのハッピー貴雄である。
続けて斎藤くん"ノーモアhappy TABUCHI?"と言うと田淵"NO! more happy birthday!"と。田淵はこういう所は頑なである。それにしてもこの部分を再現してくれるのは嬉しい。最後の"We like happy birthday!"では両手を広げる斎藤くん。サビのリズムに合わせて首を傾げる田淵は本当に可愛い生き物だ。

斎藤くんの「おしまい、じゃない!」からの「kid, I like quartet」。やはりラストでもおかしくない、楽しく盛り上がる曲が続く。
途中から田淵がずっと下手2階の張り出したバルコニー席を見て煽っていた。上に相当気になる動きのボーイかガールがいたのだろう。かなり長いこと色々煽っていたが、相当嬉しくて楽しかったのがこちらにも伝わってきたし田淵もずっとニコニコしていた。なかなか見れない光景だったので、面白かった。その記憶しか残っていないのだが、あの張り出した席の1番前にいつか座ってみたいと思った。

この曲で終わりかな?という曲はまだ続く。ここで「リニアブルーを聴きながら」である。
ブルーの上下する照明が曲に合っていて爽やか。この曲でも今までに見たことがないくらい田淵が動き回る。上手でも色々と客席にサービスしてたような。
"今日を行け、何度でも、メロディ"、来たる明日へ背中を押してくれるようでぐっとくる。本当に歌詞が良い。

斎藤くんの「ラスト!」コールからの「シャンデリア・ワルツ」。イントロを聴くだけで何だか目頭が熱くなる。
"譲れない物もある"、斎藤くんが当時のアレンジをそのまま歌った!これには感動。本編ラストの曲なのだが田淵は思う存分飛び跳ねたり、どれだけ体力があるのかと。そして"世界が始まる音がする"で心臓の辺りをトントンと叩く田淵をやっと見れた。
アウトロで斎藤くんが田淵の方へ体を向けると、田淵がそれに気付き斎藤くんへ近付く。そして2人が笑顔で向き合って弾いてたのが凄く良かった。斎藤くんが田淵を呼んだ、そう見えた。
セットリストって凄く不思議で、Spring Spring Spring Revivalで聴いた時よりもずっとこの曲が心にずしんと響いたというか、このラストの位置で演奏されることによってまた全然違う風に聴こえるんだなと改めて感じさせられた。
今回はセットリストは分かっているはずなんだけど、それでも会場に入って彼らが目の前でライブをしているというそれだけでまるで初めて聴いたみたいな気持ちに戻れるのが本当に凄い。
分かっているはずなのに新鮮なのだ。
リバイバルツアー、侮るなかれ。

「UNISON SQUARE GARDENでしたまたね!」
斎藤くんが珍しく両手を上げて手を振る。田淵もずっと笑顔だったし、貴雄も凄くやり切った顔で捌けて行った。


そしてアンコール。3人とも着替えなし。田淵はまた記憶喪失のようにお前らは誰だ?みたいな顔をして出てきたが、しばらくすると思い出したような顔をしたのが面白かった。

まず斎藤くんMC。先日のプレビュー公演の翌日、久しぶりに筋肉痛になったそうで。今日は気を付けようと思っていたけど気を付けられなかったと。思えば最初からここまで本当に全力だった。
あとは、昔の自分が乗り移った感じがあるとかそんなことも話していたけれど、よく覚えてないのでここまで。

「君はともだち」、貴雄が同期のスイッチをスティックで叩き斎藤くんの息を吸う音が聴こえ、始まった。しっとり、優しい曲。本編ラストに畳み掛けるように盛り上がる曲が続き、アンコールで出てくるまでの時間も短い。それなのに斎藤くんの歌は完璧なまでにブレない。久しぶりに最強な斎藤宏介を見た気がした。
最後のらららは1コーラス2人に任せて、後半は斎藤くんも一緒に歌っていた。ユニゾンのバラード曲のコーラスは本当に素敵。

斎藤「Ladies and Gentlemen!Ride on time!」といういつものコールから始まったライドオンタイム。自然と身体も動く。
サビで貴雄はスティックをくるくる回しながら叩き、最初田淵の動きはちょっと控えめかと思った。しかし2番の途中斎藤くんの背後に回りギターを触る、演奏妨害。後ろの田淵に気付いた斎藤くん、笑ってしまう。
その後、田淵が上を見て片腕をずっと上げていた時があり、それを見ていた貴雄がその後真似するように上を見てスティックを持った左手をずっと上げていた。相変わらずバチバチである。

斎藤「ラスト!ガリレオのショーケース!」という曲名コール。田淵が歩きながらステージ上手に向かう、と思いきやドラムセットの後ろに回り見えなくなる。そこであのイントロのベースをこっそり鳴らす。それからもステージ上をぐるぐる。
途中、貴雄が着ていた白の羽織りを脱ぐのかと思いきやバサっと思い切り被る。白いのでまるでお化けのようだ。サビではスティック回しもしている。目がどこかについているのではないだろうか。そしてどんどん後ろに羽織りがずれてきたのを結び(私の所からは結んだように見えたのだが実際はTシャツの首元にしまいこんだらしい)、ずれないようにするという徹底ぶり。しかしその間も片手は止めないのだ。凄い。
田淵がずっと上手にいたので、ギターソロでは珍しく斎藤くんが下手に。気付いたら田淵は上手でごろんと転んでまた客席にお尻を向けるような感じになり、パンツ(下着)が見えていた。
その後の間奏では田淵は斎藤くんを構うような、逃げるようなを繰り返し、とにかく走り回っていた。最後まで元気いっぱいである。

「バイバイ!」と斎藤くんが言う。田淵は本当にずっと満点の笑顔。そんな田淵がこっちを見て最後に両手を上げた時、連れを含め周りの人がほぼ同じように両手を上げて応えたのが面白かった。
貴雄も斎藤くんも、片手を上げて捌けていく。大きな拍手が鳴り止まない。


20:30、終演。規制退場で会場を後にする。

1曲目があっという間に終わっていて、気付いたら本編が終わっていて、アンコールもあっという間だった。最近のユニゾンのライブの中でも長いはずだったのに、体感時間は本当に短かった。DVDには収録されている最後の斎藤くんのMCはなかったが、代わりに言いたい。楽しかったー!!!

ツアーの初日ではあったが、プレビュー公演があったからかあまり緊張感はなく3人とも本当に楽しそうで来て良かったという気持ちでいっぱいだ。
しかし最近のライブは斎藤くんが本当に楽しそうに見える。NormalやSpring Spring Springのリバイバルツアーの時よりも。ライブはずっと彼にとって何よりも好きなものという概念は変わらないのだと思うのだが、最近また何かが吹っ切れたようにめちゃくちゃ楽しそうに歌って、ギターを気持ち良く弾いているように見える。ただの私の思い違いかもしれないが、ライブはやっぱり楽しいもの、どんな形でもいい、それぞれ楽しんだもの勝ちなのだ。

2021.8.10 川口総合文化センター リリア
セットリスト


SE 絵の具

1.to the CIDER ROAD
2.ため息 shooting the MOON
3.cody beats
4.ラブソングは突然に 〜What is the name of that mystery?〜
5.セレナーデが止まらない
6.Miss. サンディ
7.カウンターアイデンティティ
8.オリオンをなぞる
9.光のどけき春の日に
10.いつかの少年
11.クロスハート1号線(advantage in a long time)
12.箱庭ロック・ショー
13.フルカラープログラム
(ドラムソロ〜セッション)
14.場違いハミングバード
15.like coffeeのおまじない
16.crazy birthday
17.kid, I like quartet
18.リニアブルーを聴きながら
19.シャンデリア・ワルツ

EN
20.君はともだち
21.ライドオンタイム
22.ガリレオのショーケース










そしてまたこの感想文を書いている時に、UNISON SQUARE GARDEN presents「fun time ACCIDENT 3」開催決定のお知らせが届いた。
コロナ禍に自主企画をやるなんて、なんて思い切ったことをやるのだろうか。残念ながら日程的に行けないが、とても面白そうな対バンである。きっとユニゾンもバチバチなライブをするんだろうなと、考えただけでワクワクする。

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