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2021年4月10日 Revival Tour "Spring Spring Spring" まつもと市民芸術館


"Spring Spring Spring"と言えば、UNISON SQUARE GARDENにとって初めてのZepp Tokyo公演を映像化し2013年にこれまた初めてDVDとして発売されたもので、彼らの若かりし頃のライブをまるっと見れてしまうのがこのDVD。
そんな9年前の2012年4月21日の彼らのライブ、「UNISON SQUARE GARDEN ONEMAN TOUR 2012 SPECIAL 〜Spring Spring Spring〜 at ZEPP TOKYO」がリバイバルツアーとして今回再現される。
大晦日の配信ライブで発表された時からずっと楽しみにしていた。
まだライブで聴いたことのない曲ばかりだし、メドレーも、MCも、何より今のユニゾンがどう"Spring Spring Spring"を再現するのかが楽しみなところであった。

隣の県である長野県松本市まで、車でトコトコと行ってきた。まだ遠征に不安があるので、隣の県で開催してくれるのは本当に有難い。初めて行く「まつもと市民芸術館」、こちらもなかなかに素敵な建築のようでワクワクした。

実際、とても綺麗で素敵な建築物だった。それだけでもテンションが上がるし、いざホールに入ってみるとバルコニー席が4層…つまり5階席まである。天井はとても高いのにホールの造りはコンパクトで、ステージは低めでとても見やすい。私の席はホールの大体ど真ん中の席で、1桁列ではなかったけれどとてもステージを近くに感じた。
最近のライブの中ではステージに1番近くてそれだけでも嬉しい。

ステージのバックに掲げられた"Spring Spring Spring"のロゴ。どのようにライブを再現するのか、楽しみと緊張と感情が複雑に混ざり合う中、開演の時を待つ。

Normalの時はVINTAGE ROCKの方の挨拶があったが、今回はキョードー北陸の方の挨拶があった。そしてその挨拶が終わるとすぐに客電が落ち、絵の具が流れステージが青く照らされる。貴雄、田淵、斎藤くんの順にいつも通り登場し、斎藤くんがステージ真ん中で手を挙げる。今日の衣装が気になる。

もちろんここから先はネタバレがある。リバイバルツアーとは言えアップデートされている部分は多々あるのでこれから参加の方はお気をつけて。



定位置について、斎藤くんと貴雄がアイコンタクトを取り、始まったセッション。「overture~Spring Spring Spring~」と名付けられたこのツアーのための序曲。斎藤くんの"Yeah~"のロングトーンと田淵と貴雄の"Spring Spring Spring"が印象的なセッション、冒頭からワクワクするし斎藤くんが"Yeah~"の1番のロングトーンの部分を細切れにして歌っていたような。当時のままではなく、少し変化が感じられた。
終わってすぐ、貴雄が立ち上がり見上げながら両手を広げる。ようこそ!と言わんばかりの。まさに神に歓迎されているよう。ここで斎藤くんが「お待たせ!」と言ったようだったが、私はあまりにもキラキラしているユニゾンの姿に圧倒されてしまい、記憶が飛んでしまった。

斎藤くんは真ん中がピンクの黒シャツ。再現ライブだからと言ってネクタイ無しとはならなかった。ネクタイ有りのいつものスタイル。Springとぴったりで嬉しい。前髪で目があまり見えない。
田淵はグッズのPainting Tシャツ。もちろん首まわりはガッツリ切っていて、パンツはスキニー。後ろ髪が割とボリューミーにふわふわ。
貴雄はNormalの時と同じような感じの服。

そしてすぐ始まった「フルカラープログラム」。何回聴いてもいつも幸せになるし大好きな曲。当時はやんちゃな感じが全開だった斎藤くんも、落ち着いて演奏して歌っている。田淵はあの頃よりもステージを自由に動いている気がする。貴雄はニコニコしながら客席を見ている。真ん中辺りの席だと目線がちょうど合うようでちょっとドキッとする。終わった所で斎藤くんの「UNISON SQUARE GARDENです!」だったかなと。

続けて「プロトラクト・カウントダウン」。赤い照明で照らされたステージ、凄くかっこよかったな。間奏は貴雄→田淵とピンスポで照らされ、そして斎藤くんのギターソロへ。その後の"なんか違う"の歌い方、痺れる。
"君を泣かせる世界の方がおかしいよ"、そう強く歌ってくれるのが嬉しい。そして、3人の"Limit!"の力強い声が凄く良い。
曲が終わる時に、スティックを持った両手で斎藤くんを指す。最近この動きが貴雄の中で流行っているのかもしれない。

そして指された斎藤くんのギターから始まる「23:25」。この曲も、やっと聴けた!感が凄くあり。
斎藤くん、最初と最後の"今握り締めて走り出せば"の部分は無理せずファルセットを使っていたけど"誰も知らんような 抜け道をさ"では普通に音源通り歌っていた。
斎藤くんがギターソロで前に出ていって、とっても楽しそうで。一方で田淵と貴雄が向かい合っていて。まさに"七色のステージ"は見てるだけでも本当に楽しくて。そして、"空も飛べるようなお年頃ですもの"、その歌詞から次の曲への流れが出来ていたのかとハッとした。

ここで斎藤くんの「Spring Spring Springへようこそ!」的なMCが挟まれたかと。あまり覚えてない。

"僕がどうしても 君に会いたくなった時は
悲しいこと全部ほっぽってさ 身体が軽くなるんだ
多分そうやって人は空を飛ぶのでしょう"
久しぶりに聴いた「空の飛び方」。DVDでは田淵の表情の豊かさにぐっとくるんだけど、またあの頃とは違った良い表情でコーラスをしている。空色の照明が当時とは違っていたかな。斎藤くんのギター持ち替えもなかった。ちなみに貴雄のシンバルの位置も高くはない。

続けて「デイライ協奏楽団」。田淵の動きはよりアップデートされていて奇怪に。念願だった"先生"も声は出せないけれど手を挙げる客席の一体感はあって嬉しくなった。リズムに乗って身体を揺らすのが本当に楽しい曲。
"ああ、もう、ねえ、そう
ああもう寝そう"
って歌詞本当に大好き。かわいいし、言葉遊びが上手すぎる。そして、"まだまだ遊んでいたい年頃"がずっと続いていくといいな、と思う。

セットリストは知っているはずなんだけど、イントロを聴いたら鳥肌が立ってしまった「スカースデイル」。やっと生で聴けた。嬉しい。みんな本当に優しい表情をしていて、ちょっとほろり。私の席からはあまり確認出来なかったけれど、ステージを照らしている照明が花の影のような柔らかい形に見えた。3人が歌う"1.2.3"には、この曲にしかない確かな魔法がかかっていて、とても温かく幸せな時間をくれた。

そして当時の新曲、「誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと」。このイントロを聴くとまた感情が昂って身体が自然と動くし、ステージ上では田淵も激しく動く。サビでは首をリズムに合わせて傾げてみたり、"そーう"ではいつものように両手を広げてニコニコとコーラスしていたり。最近この曲の時貴雄がドラム激しめのアレンジをかましてくるのが好き。本当に楽しい。

そして震えるほど鳥肌が立った、「マスターボリューム」へのイントロのアレンジ。ギターがめちゃかっこ良くて震えた。715の生配信ライブの前にライブで聴きたい曲の1曲として投票した大好きな曲。ここで聴けるのは確定していたことだけど、いざこんなアレンジが加わった形で演奏されると覚悟していた気持ちが全部吹っ飛んでしまって身体がめちゃめちゃ動いた。楽しい!嬉しい!という気持ちより、この音にただ身を任せてしまうのが最高に気持ち良くて、大好き!という気持ちが溢れてしまった。イントロのベースラインが大好き過ぎるし、ギターが全部大好き過ぎるし、間奏のドラムの細かい音も大好き過ぎる。
メドレー前の、前半のトリのようなポジション。ラストは9年前と同じ締め方で、本当に大満足だった。マスターボリューム、本当にカッコいいよ。今の斎藤くんの歌い方も良いし、唸り声も最高だった。

ここでMC。
今回、車で行ったのでいつも以上にライブ後のメモや感想をまとめる時間がなく、あやふやでしか覚えていないので完全にニュアンスで。雰囲気を味わってもらえれば幸い。

斎藤「(会場を見回して)この会場は何階まであるんですかね?4階かな?5階かな?(繰り返す、そして数えてみたり)…どっちでもいいや。天井が高い会場は心が広々としますね。」
バルコニー席のお客さんが手で4とか5とか教えてあげていたけど、4層ってことでちょっとわかりづらくはある。でも本当に縦に長い会場で、音の広がりも良かったんじゃないかなと思う。

その後のMCは斎藤くんと貴雄のやり取りがあり。
斎藤「昔貴雄はよくドラムセットに突っ込んで血を流していたよね。」
ゴソゴソし始める貴雄。
斎藤「再現しなくていいよ!」
貴雄「どこでやれるかセットリスト見てた。」
斎藤「もう35だからね?傷の治りも遅くなってきてるから…」
それに対して貴雄は、でも若い(青春の?)気持ちで次の曲のドラムのイントロを叩きたい、と言っていたかな。
斎藤「今は恥ずかしくてやらないけど、9年前のようにマスターボリュームのラストのジャーン(キメ)も今は真顔で出来ます。」
普通にカッコいいと思うけど、本人達は思うところが色々あるんだなと。

斎藤「MCも完全再現したいと思います!ついて来れる人はついてきてちょーだい!!」
気づけばステージ上にはミラーボールが。そして当時の文言そのままに、メドレーが始まる。

貴雄の若い気持ちのドラムから始まった「ライドオンタイム」、やはり楽しい!でも足りない!ここで切らないでくれ〜!と思ってしまう。
「等身大の地球」はフルで聴きたいなと思いつつもやはり田淵のベースが好きなので少しでも聴けたのが嬉しい。当時さながらの「カモン!」があったり。もう一度高崎公演にも行くので、DVDを細部まで見てどこまで再現しているのかを改めて確認したい。
"君が残像に"から始まる「MR.アンディ」。声は出せないけれど、手拍子が揃う。ミラーボールが綺麗。コーラスも含めて凄く好きな曲だし改めて聴いたら更に好きになったのでまたいつかフルでやってもらいたい。
そしてこのメドレーの中でも「CAPACITY超える」への繋ぎが凄く好きな部分のひとつ。完全再現されていて嬉しい。ここで大きな歓声を上げたい。"広い野原を走り回れない"が響き渡る。
「ワールドワイド・スーパーガール」やはり最高に楽しい。斎藤くん、ワンモアーと言ってた!"もう一回!"もそうだけど"Yeah!!"も叫びたいし、ワールドワイドのテンションでもっとガタガタ騒ぎたくなってしまう。
そして、当時のライブの通りイントロから「アンドゥトロワ!」の掛け声で始まった「コーヒーカップシンドローム」。Normalツアーでは斎藤くんが1.2と言って始まっていた記憶があるのだが、ちゃんとここまで再現してくれていた。そして何回見てもかっこ良くて大好きなアウトロ部分はしっかりメドレーに組み込まれているのが嬉しい。くるくる回る照明はNormalのライブを思い出す。
今ではすっかり特別なライブでやるイメージがついてしまった「センチメンタルピリオド」が普通にメドレーとして聴けてしまうところは嬉しい。それでもやっぱりこの曲の特別感を感じられてちょっとうるっときてしまう。
斎藤「オンドラムスタカオスズキ!」すぐドラムsoloに入るかと思いきやDVDと同じタイミングで、
貴雄「宏介のマイクのボリューム、ちょっと下げて。それからドラム再現しまーす。」
とスタッフに伝える。途中でジャケットを脱ぎバサッと後ろへ投げる今のドラムソロでの一幕も加えながら、ドラムソロの再現。スティックを高く投げてキャッチしたりも健在。カッコいい!!
貴雄「斎藤さんギターソロお願いしまーーーーーす!!!」
斎藤くんが戻ってきてDVDのように「ガリレオのショーケース」を1コーラス歌い始めた頃、田淵が袖から走って出て来る。そのままステージを上手まで走り下手に戻ってきてしゃがんで例のベースを弾き、なおも動き回る。
田淵がずっと上手にしゃがんでいたのはこの曲の時だっただろうか。その後のギターソロでは前に出た斎藤くんに田淵が近づいていき向き合って、田淵が低くなりギターを手で一回シャッと弾いているように見えた。
ガリレオのギターソロ後、ドラムの方を振り返った斎藤くんに向かって貴雄が両手をピロピロさせて(褒めてる感じ)、それに応えるように斎藤くんが両手でガッツポーズをしていた。更に貴雄も同じポーズで返す。
間奏では田淵がのっそりと歩いているのを真似して斎藤くんものっそりとギター弾きながらこっそり後ろを歩いていた。
ガリレオのサビの貴雄のスティック回しが大好きなので、見れて嬉しかったし何より叫ばないけれど"が、そう!"でジャンプ出来たのが嬉しかった。やっぱりガリレオのショーケースという曲は最高に楽しい。


ずっとずっとまた聴きたいと願っていた大好きな曲「シャンデリア・ワルツ」。ユニゾンの曲の中でもこの曲だけが持つ高揚感が存在するような気がしている。なのに田淵はAメロで自分の足元のスピーカーに座り、口パクで歌いながら客席をニコニコ見渡しながらベースを弾いている。もしかしてメドレーで疲れてしまったのか?と心配してしまうほど。きっとそんなことはないと思うのだが。
ら・ら・らのコーラスも久しぶりに聴けて嬉しかったし、元気をいっぱいもらえる魔法みたいな曲だ。

そしてステージの照明が暗めになり、始まった「クローバー」。9年前より斎藤くんの声が優しく感じる。最初はしっかりと聴き入っていたのだが、メドレー前からずっと激しく動いていたため、ここで一気に酸欠になりヘロヘロになってしまった。会場内では飲食禁止と言われているので飲み物はカバンにしまっていたが、この熱いライブで飲み物を飲むなというのは少々酷である。ここでは我慢したし何とか持ち堪えたが、お喋りはしないのでどうか水分補給だけは許して欲しい。

そしてこの後驚きのあまり一気に体力が復活する。「シュプレヒコール~世界が終わる前に~」の始まりが、
"あなたの名前を呼ばなくちゃ"
という斎藤くんの歌とギターから始まったからである。てっきり"古い"から入るものだと思っていたので驚いた。そのままライブを再現するのではなく、こうやってアレンジを盛り込んでくるところ、最高すぎる。
"僕が言うべき言葉は僕しか知らないのに"
"ああ 自分の声で届けたいから
何度でも何度でも ここに立って、そして"
この曲を生で聴いたらきっと凄く心に響くだろうと思っていた歌詞。本当に聴けて良かった。最後のラララも、斎藤くんの英詞も、凄く良かった。心から拍手を送った。

続く「cody beats」。大好きな曲がまた聴ける喜び。この曲を田淵が凄く楽しそうに嬉しそうにベースを弾いていたのが印象的で、こちらまで笑顔になった。
"その声がする方へ僕は歩き出す 君の待つ場所へ"
シュプレヒコールからの流れで聴くと、よりグッときてしまう。

「オリオンをなぞる」はNormalでもやっていたけれど、何回聴いても何だか泣けてしまう。それは
"僕がいて あなたがいて それだけで 十分かな"
という歌詞もそうだろうし、3人の気持ちが凄く曲に乗っているような気がするから。貴雄も口ずさんでいたように見えたし、ライブでこのラストの前の曲に置かれた時点で大事な曲であることが伝わってくる。

ラスト!と斎藤くんが言うも、すぐに貴雄が1234!と叫ばない。ステージの前の方にいた田淵、早く動き出したいのであろう、まだかまだかとウズウズしてたのが面白かった。
「場違いハミングバード」、この曲もライブでずっと聴きたかった。念願の貴雄の1234!から、田淵が走り出していくのを見てグッと来てしまった。ずっとこのシーンが見たかった。その間ずっとギターを掻き鳴らしている斎藤くん。定位置に戻ってきて"ワワワワンツースリー!"田淵は目を見開いて客席を見回している。ちょっと怖い。
サビでは田淵が片足をひたすら動かすいつものスタイル。ずっと動けるのやっぱり凄い。ギターソロは斎藤くん、センターに出てきたような気がする。いつものライブより斎藤くんが前方に出てくる回数が多くて嬉しい。何よりステージ上の3人が本当に楽しそうに演奏している姿を見れるのが何より嬉しいし、それが伝染してこっちもめちゃめちゃ楽しくなってどんどん身体が動いてしまう。
斎藤くんの"チッチッチッ"の舌打ちもようやく生で聴けた。BPMはそこまで速すぎなかったように感じた。
ここで、「バイバイ!」だったかな。



そしてアンコール。
田淵のブログを読んで、アンコールについては非常に悩んでいるようだった。以下、田淵ブログの引用。

"そもそもあるかどうかわからないものでそれをなぞり直すというのが実にダサすぎるので考えなければいいだけなんだが、この頃はそこまで含めてストーリーラインのようなものを描いている感が出ている、苦しい"

苦しんでいる。だが、アンコールの3曲は我々にとっては非常に重要な3曲である(我々というか、私にとってはだがほとんどの人が重要だと思っているであろう)。
しかもセットリストが書いてあるグッズまで出ているのにアンコールは省かれている。なんとも憎い。アンコールも再現してもらいたいと心から願った。

3人とも着替え無しでそのままステージへ戻ってきた。田淵はのそのそと2、3歩歩いて止まり客席をじっと見つめる。それを繰り返していた。
まずは斎藤くんのMC。9年前からユニゾンを知ってる人いますか?とか、そんな感じのことを客席に問いかけていた。ポツポツと手が挙がっていたし、私の目の前にいた結構なおじさまも手を挙げていた。ずっと好きなんだなぁと思うと私まで感慨深くなってしまった。
斎藤くん、最後にまたアルバムツアーやりますので会いに来てください的なことを言っていたかな。そして、アンコール。


キターーー!!!「アイラブニージュー」キターーーーー!!!感動。感謝。感激。
カモントーキョーは無かったし(そもそもここは東京じゃないけど)、もちろん風船も飛んでこないけど、嬉しい。田淵がずっとリズムに合わせて左右に横揺れしていた。サビ以外はほぼその動きを真顔でずっとしていたので笑いが止まらなかった。サビでは大体DVDと同じ動きを再現していて"複合技"の敬礼みたいなのも余すとこなくやっていた。
もちろん、メンバーが間奏で手拍子することはなく、"噂のアイラブニージュー"の所は音源と同じで短かった。声を出せないのも含めてちょっと残念だけど、全然問題なし。本当に今夜のライブも最高ですわ!

そして「サンポサキマイライフ」。嬉しい!"ハイ!"と言えないけど思いっきり手を挙げてジャンプ。そしたら田淵か貴雄かわからないけど、ハイ!の声がめちゃ高かった。
"三歩先をエスコート 心配ない、大丈夫さ"
本当にかっこ良くて大好き。この時も田淵と貴雄が向かい合っていたけれど、田淵は器用にドラムセットの台の上に乗っていた。貴雄もそれに応えるように立ち上がっていた。
"いやじゃない?ならばついて来てよ"
全然嫌じゃない。言われなくても、ずっとついていく。


9年前の斎藤くんの最後のMC。
『今日は本当に、来てくれて、ありがとう!
また絶対ライブで会おうね!
ラスト!キッドアイライクカルテットォ!!』

出来ればこの部分も完全再現してもらいたかったと思いつつ、でも聴けるだけで本当にこれまた嬉しい「kid, I like quartet」。本当に楽しい時間だった。イヤモニをスッと取った斎藤くんもずっとニコニコしていたし、田淵も貴雄も本当に良い顔してる。
"嬉しくなって飛び出して むかついて蹴飛ばして
悔しくなって恨んで って 当たり前だろう"
当たり前だと歌ってくれるこの歌が大好き。そして、
"この街が幸せになって そんぐらいのコントラストを奏でているんだよ"
本当にその通りなんだよUNISON SQUARE GARDEN!!
田淵は最後の方、ベースで前方の席の人を撃っていた。斎藤くんが「またね!」と言い、田淵がいつも通りスタッフにベースを渡し、貴雄はDVDと同じようなスタイルで捌けていく。


終わってしまった。でも満足感がめちゃ高い。
とにかく、楽しかった!!!それに尽きる。
規制退場で会場を後にする。

あのブログは、田淵の気まぐれというか、天邪鬼なところが前面に出ているなと見返して思う。ちゃんとここまで再現してくれるユニゾンはやはり優しい。


そして9年前のライブのDVDを見て、この頃のライブを観てみたいなと思った物好きたちへのプレゼントのようなツアーを企画してくれて本当にありがとう。
今も昔も、変わらずカッコいいよ。
いや、もっとカッコ良くなっているね。




2021.4.10 まつもと市民芸術館
セットリスト


SE 絵の具

1.overture~Spring Spring Spring~
2.フルカラープログラム
3.プロトラクト・カウントダウン
4.23:25
5.空の飛び方
6.デイライ協奏楽団
7.スカースデイル
8.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
9.マスターボリューム
10.スペシャルメドレー
(ライドオンタイム/等身大の地球/MR.アンディ/CAPACITY超える/ワールドワイド・スーパーガール/コーヒーカップシンドローム/センチメンタルピリオド/ドラムsolo/ガリレオのショーケース) 
11.シャンデリア・ワルツ
12.クローバー
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.cody beats
15.オリオンをなぞる
16.場違いハミングバード

EN
17.アイラブニージュー
18.サンポサキマイライフ
19.kid, I like quartet


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