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Another City In Kobe ができるまで

この記事は、9月5,6日に行われる078KOBEというオンラインイベントに僕たちが出展する、
Another City In Kobe
(https://2020.078kobe.jp/events/14410/)
について、
及び僕が078KOBEに関わるようになったきっかけについて述べています。
みなさん遊んでね♪

2020年
2月14日(金)
僕はこの日から078KOBEに関わるようになった。コロナで世界が混乱し始める目下だった。
奇しくもこの日のミーティングが、オフラインで行う最後の078KOBE定例ミーティングになった。

このミーティングに参加することになったきっかけは、今回僕が企画者として携わっているAnother City in KOBEの共同企画者である奥村とインタラクティブアート(観客を何らかの方法で参加させる芸術)というものと接点を持ちにくい、地域の子どもたちや児童養護施設の子どもたちにその面白さを提供したいというところからだった。
奥村は元々インタラクティブアート(観客を何らかの方法で参加させる芸術)に興味を持っていて、僕は大学でゲームを作る勉強をしていたので、なんらかの力になれるかも、なんて話を僕たちの知り合いに話していると、
今回こちらの企画(https://2020.078kobe.jp/events/13310/)
でモデレーターも務める、瀧さんという実際にインタラクティブアートを作っている方と出会った。
瀧さんは078KOBEで過去にAR City(https://2019.078kobe.jp/events/8817/)
という企画を行っていた経験もあり、僕らにも078KOBEという場で出し物をしてみたらどうだい?というところから、ひとまず定例ミーティングに参加してみたのだ。

そこに集まっていたのは様々なイベント企画を仕掛けている変態ばかりだった(褒め言葉)。
5月開催予定だったとんでもない量の企画をみんなでどう魅せるか思案していた。
そんな中で僕たちで考えたAnother Cityの原案となる動画を見せたら、
『面白そうじゃん、やってみなよ!』と変態たちに推され、やるかぁと企画に本腰を入れ始めることとなった。

3月中旬
コロナによって世界が大混乱になる最中、
僕たちの企画も危機的状態だった。
・僕たちはインタラクティブアートに興味があったとは言え、作り方などわからない
・コロナによって実際に子どもたちと触れ合いながら行うことが厳しい
・そもそも5月開催予定の078KOBEもどうなるかわからない

4月初旬
僕たちは決断した。
・5月にオンライン開催が決定した078KOBEの運営スタッフとして力になる。
・今回出し物を出すことは難しいので、自分たちは近々チームラボさんのお絵かき水族館(https://youtu.be/AnAqB7LZUb8)のようなインタラクティブアートを作ります!と宣言し、あわよくば関係者に子どもたちに遊んでもらう機会を与えてもらうという営業を行う。
ということでまとまった。

5月2日(土)
オンライン開催された078KOBE(https://2020online.078kobe.jp/events/events_day/day1/index.html)
の中で、Dabelという音声コミュニケーションアプリで開発者の井口さんとお話しさせていただく機会をいただいた。
作品制作を応援してもらい、励みになる一日だなぁなんて思いその日を終えた。
(そのあとあれよあれよと『Dabelってお手軽に会話できて良いサービスだなぁ』とDabel沼にハマったのは言うまでもない)

5月中旬〜8月末
企画コンセプトを
参加してくれた人同士で自然にコミュニケーションが生まれる作品
として、
次回開催の078KOBEがオフラインでもオンラインでも遊べる状態を目指して作り込みをしていった。

伝えたいこと

企画コンセプトはシンプルでありながら難しくて、自分1人で楽しんでもいいけど、
『わたしの絵、○○してるんやけどw』
『ぼくの絵とおかあさんの絵、同じ動きしてるよ!』
といった思わず周りの人に共有したくなるような動作、アニメーションは一体なんなのか探りながら実装していきました。
難しかったです。
やってもらう人に楽しんでもらえるものを作るのも考えるのも。

でも1番に伝えたかったのは、
どんな時でも、
たとえそれがお互いが画面上でしか会えない状態だったとしても、
お互いがきっとどこかで生きてる、
そんな気がしてならない、
システム以上の『何か』を感じてほしい。
僕はそういう想いで作りました。

去年の8月、僕はじいじを亡くしました。
じいじは喋り下手で、
あんまり今の世の中を良く思っていなかったみたいだけど、
僕が小さい頃、
色々あって僕が親と一緒にいられなかった夏、僕の希望で流しそうめんを作ってくれたのがたまらなく嬉しかった。
きっとじいじもこの作品のどこかで生きている。
そう信じています。

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