金のかからない信仰-家でお経よむ④、これは一種の瞑想か?真言を唱えていたら入ったの件

続きです。過去記事は下に。

光明真言の他、以前から不動明王真言を唱えていたりもしましたが、私にとっては、虚空蔵菩薩も特別であります。

生まれ年(干支)の守り本尊で、それは子供の頃から知っており、『記憶力、知恵、学問』という子供(学生)にとってはわかりやすい仏様ですから、お参りすることが多かったです。切羽つまっているともいう。

未だに頭良くなりたい私は一生お参りし続けるでしょう。

さて、虚空蔵菩薩といえば、弘法大師も行った「虚空蔵求聞持(ぐもんじ)法」、真言100万回唱えるってのが有名ですが、まあ、無理っしょ。

ノウボウ アキャシャキャラバヤ オンアリキャ マリボリソワカ
慣れると5秒でいけますが、
10秒/回としても、86400秒/dayですからせいぜい8640回/day。

そんな高度なことはおいといて。
単に唱えるだけです。
勉強の前に唱えると記憶力アップと書いてる人もいます。
ご利益はあるんじゃと信じることが大切です。

私は十三仏真言を唱えたあとに気になって戻るパターンが多いです。
ひっかかる箇所は毎回異なり、その度に考えこむめんどくさいことをやっています。
にしても、お経、深いわ。

ノウボウ アキャシャキャラバヤ オンアリキャ マリボリソワカ

この世のすべてを蔵するところの尊に帰命して奉る、
知恵と福寿をば成就せしめよ。

(我が家の宗教を知るシリーズ 真言宗のお経/双葉社 より)

声張らず、数えません。独り言レベルでぶつぶつ言うと疲れませんし、息継ぎ容易です。この際、細かいことは無視で。

真言は音に意味がある、何も考えずひたすら唱えよとは言いますが、『帰命して奉る』とあるように宣言文ですから、その気持ちは頭の隅に置きます。


この世のすべてを蔵する、なんと宇宙的な!あー、頭良くなりてーとか最初は考えますが、そのうち没入します。

何かを言ってると他の雑念が出てこないという点では瞑想に近い効果があるかもしれません。
無音で瞑想できない私にはうってつけです。


いつかは、たぶん短時間なんでしょうけど、目の前の景色と思考がおかしくなるような、なんか変な時間がありました。

呼吸不足による酸欠かもしれませんが、
思考の遮断と復活の最中(混乱含む)にあらわれる気づき、ひらめきは時に意味深く。妙な多幸感のおまけつき。


というようなプレイも可能ですので、読経おすすめします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?