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自己否定のウィッシュリストと空虚感

今日はめちゃくちゃ暗い内容を書きます。

読んで気分の良くなるものではないと思いますが、自己否定のウィッシュリストを作ってしまうのを止めたいと考えている人は共感できるかもしれません。できなかったらごめんなさい。


できるのにできない

私は器用貧乏です。
おそらくちょっとだけ手先が器用でコツを掴むことが他の人より早いタイプなのだと思います。

その結果、私はめちゃくちゃ多趣味で色々なことができる人間になりました。

・化粧品検定1級
ストレスでアトピーやニキビが顔にできてしまうことと、自分の顔が嫌いというコンプレックスで勉強をし始めて成分オタクになりました。
さらに社会人になってからはストレス解消でアイシャドウやリップを買い漁るコスメオタクになったことを正当化するために資格取得しました。私が化粧品を買い漁ることに親が良い顔をしなかったので…。
その後ブログやインスタで資格を活かし収入を得ることも考えましたが、楽しくなくなってしまい挫折。(最近は自問自答ファッションのおかげでまた楽しくメイクできつつあるので嬉しいです)

・勉強
学ぶことが好き、とずっと自分に言い聞かせてきました。
本当は、わからないことが怖いだけなのです。わからないと父にバカにされたり怒られたりするし、私は父方の親族の中で一番学歴が低いのです(それでも一応地方の国立大学を出ていますが)。
化粧品検定も特に苦労せず取得できたし、簿記やFPも1ヶ月ほどで取得しました。大学卒業時には表彰もされたし成績のお陰で学費は半額免除もしてもらっていました。
東京だと普通ですが地元ではかなり成績いいほうです。なのに学歴コンプはひどいです。(詳細な理由は今回関係ないので伏せます)

・一眼レフで写真撮影からの現像
昔長い期間お付き合いしていた人がカメラオタクで自宅に暗室を持っていたので二人でこもって現像していました。
その当時私の家庭環境が崩壊していて家に帰りたくなかったので彼に依存していました。彼も家族トラブルを抱えていたので二人で現実逃避できる暗室は大切な空間でした。
しかし写真の趣味はちょっと役に立って、数年カメラマンの仕事をしていました。しかし大変忙しく腰を痛めた&当時勤めていた会社だと正社員になるには全国転勤必須のため挫折。

・ピアノとドラム、その他楽器演奏
小1から中3までピアノを習っていて、先生が良かったのか自分に向いていたからなのか、様々な要因が重なりそこそこ上手になり、楽しく練習していました。
また、たまたま音楽に非常に力を入れている小中学校に通っており(家の最寄りの公立です)、先生のご厚意で様々な楽器に触れさせてもらえました。クラシックギターやバイオリンも楽しかったしお琴も好きでした。
しかし中2ぐらいで腱鞘炎になってしまい挫折。進学する高校が進学校だったのを口実にピアノ教室を辞めてしまい、その後ピアノはほとんど弾いていません。もったいない。
ピアノは自己否定から始めた習い事じゃなかったから何年も楽しめたのだなぁと今となっては思います。また、そのとき音楽の知識をたくさん得たおかげで今も音楽を聴くことは大好きで推し活もしています。

・料理とパン教室
某大手教室に通っていました。運良くパンの先生がとても良い方で、通っている間は楽しかったです。あっという間に一番上級のクラスまで進み、パンのライセンスを取って講師にならないか?というお話も頂いてました(※ここの教室は勧誘がきつく、特に才能とかは関係なく上級クラスの人は全員勧誘されていたと思います)
心身を壊して仕事をバリバリできないのだから料理ぐらいできないと、と思い通っていましたが流行り病を機に辞めてしまい、今は最低限の料理しかしなくなってしまいました。


他にも自己否定から入った趣味や資格はあると思いますがざっと思いつくものだけでもこんなにあります。
これらにかけたお金と時間をトータルしたらエルメスのバッグ1つぐらいはきっと買えてますね。


それでも消えない空虚感

上記のように私にはできることがたくさんあります。

それでも自分には何もできないと何年間もずっと空虚な気持ちを感じていました。
他人に相談をしても、そんなにいろいろできるのにそんなことを言うのは贅沢だと思われてしまい、自虐風自慢と言われます。
でも、決して自虐風自慢ではなく本気で悩んでいたんですよね。

それは、ピアノ以外のことが全て自己否定から始めたことであるからということに気づいてしまったのです。

私はピアノが好きでした。
私がピアノを弾いて同級生たちが周りで歌う時間が一番幸せでした。
私のピアノを聞いて、誰か知らない子のお母さんが私の母に「とっても上手で癒やされました」と声をかけてきてくれるのが誇らしかったです。
だから本当はピアノ教師や演奏家になりたかった。小学校の音楽の先生も、ピアノ教室の先生もそれを応援してくれていました。
でも、腱鞘炎になった私に親はちゃんとした治療を受けさせてくれませんでした。
数年後、父がネットで出会ったメル友(?)に他県の腱鞘炎治療で有名な鍼灸師を紹介したという自慢話を聞いた私と母は激怒しました。私が腱鞘炎に苦しんでいたとき父は無視していたので。

幼い頃に一番好きだったことをこんな理由で辞めざるを得なかったため、私は新しい何かを必死に探してその穴を埋めようとしていたのです。
でも、穴を埋めたところでマイナスがゼロになるだけなので、できることが増えた感じがしないんですよ。

つまり今回の記事で何を言いたいかというと

自己否定のウィッシュリストを行動して実現しても大して何も手元に残らないよ!

ということです。

もちろん私がそれらをまた楽しく趣味としてやることができたり、仕事にできたらお金も稼げますが正直もうそんなにやりたいとは思わないんですよね。
写真や料理は日常生活でも役に立つといえば立ちますが、やってても別に楽しくないので。自分の様々な問題を解決し病気もちゃんと治せたらまた楽しめるようになるのかな…

そんなんだったらそのお金で腱鞘炎や痛めてしまった腰を治したいしそれが無理なら正直エルメスのバッグが欲しいですね。

今は西洋占星術の勉強をしています。
幼い頃から星占いは大好きだったのですが母が占いやスピリチュアルを毛嫌いしていて家では大っぴらに見ることもできなかったので、今は家のテーブルに本を山積みにして自分や夫のホロスコープを見ている時間がとても楽しいです!

自己否定のウィッシュリストをやめるのは難しいですが、昔やりたかったのに何らかの事情でできなかったことに「今更かよ〜」と言わずにチャレンジしてみるのは良いきっかけになると思います。
それ自体を続けなくとも、残念な気持ちを成仏させることで次にやりたいことが出てくるかもしれないし。


自慢にもとれるような話をクドクドしてしまいましたし途中めちゃくちゃ暗い話をしてしまいましたが、自問自答ファッションに出会いムーンプランナーを使い始め、おふたりのイベントに参加させていただき考えたことと私の実体験をまとめておきました。
自分もまた迷うことがあったらこの記事を見返そうと思います。

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