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私が相互無償で撮影を受ける理由

お世話になっております。
ウィッグ被写体のあしゅらです。
表題の通り、今回は私が相互無償で撮影依頼を引き受ける理由について書いていきます。
語気が強いところもあるかも。炎上したら記事ごと削除します。


①あなたの作品の責任を負いたくないため

お金をもらうということは、作品に責任を負うということ。
責任を負うということは、“写真に写るための努力をせねばならない”ということだと私は思います。

有償の被写体さんは、責任を持つからこそ日頃の努力を欠かしません。
たとえば、食事制限や運動で体型をキープし、衣装や化粧品に費やすお金を惜しまず、美容院にも足繁く通い……などなどです。

一方、私はサラリーマンで、仕事が多忙を極めており不摂生。
ここ最近は帰宅後、深夜0:00前後にチー牛をキメるルーティーンができています。

恐れ入りますが有償の被写体さんのような努力はできません。その申し訳なさから無償にいたします。
あえて言いますが「安かろう悪かろう」です。
その辺りをご承知いただける方のみご依頼くださいませ。

②撮影した写真がほしいため

「モデル料金」とは一体何に対する報酬なのか、その解釈は人それぞれだと思います。
モデルの肖像権(※)の買い取り料、拘束時間に対するバイト代、単に感謝の気持ちを表す謝礼、パッと思いついた例はこの通り。
 
私はそれらの報酬を金銭ではなく「写真」で受け取りたいのです。
丁寧に言うと「写真を見た時の喜び」が報酬です。
気持ちでは飯は食えませんが、趣味だからそれで良いのです。
 
それに関連して、私はよく「写真が好みの人からの依頼しか受けない」と言います。
これは私にとって写真が報酬だから。「好みの写真=報酬になる」「好みじゃない写真=報酬にならない」のです。
 
ついでに「私の好み」について。
基準を設けるとするならば、「こだわりを感じる写真」です。
人それぞれの作風はみんなちがってみんな良いだと思います。そのため作風は限定しません。

こだわりを感じない写真とは、「どうしてこうしたの?」みたいな疑問が浮かんでしまう写真です。
・ピントずれてるけどどうしたの?
・背景に異物があるけどどうしたの?
・色の調整おかしくて緑色だけどどうしたの?
・顔に変な陰入ってるけどどうしたの?
・そもそもなんでこのモデルさんでこれを撮ろうと思ったの?
みたいな感じ。
「こだわり」があれば、”あえて”みたいなのもわかるんですが、「こだわり」がないとピンとこないのです。
 
また、キャリアはあまり関係ないです。今は機材の進歩がすごいので、初心者でも「こだわり」が伝わる素敵な写真は撮れると思います。

ただ「初心者」でも作品が確認できない場合はお断りしています。
というかこれはプロでもそう。
なるべくメッセージのやりとりをInstagramにしてほしいと伝えているのは、作品がすぐに確認できるからです。

※肖像権については⑤も見て欲しいです

③商用撮影ではないとハッキリ主張するため

カメラマンと被写体の間に金銭のやりとりが発生してしまうと、それは商用撮影にあたる可能性があります。
商用撮影NGの施設もありますので、それを回避するためにも受け取らないです。

④被写体にかかる経費を別のものにかけられるから

被写体代が浮いた分、機材費やスタジオ代や衣装代に回してもらえればと思います。その方が私は楽しいです。

⑤写真の利用方法に物申せるから

基本的に写真の著作権がカメラマンさんに帰属するのはわかっています。
とはいえ、例えば私の写真でアダルト商品(アイコラや生成AI画像)を作成したり、政治活動を行ったりされるのは困ります。

もちろん肖像権は私自身にあると思いますが、同意の上での撮影だと、「肖像権<著作権」だった覚えがあります(これ詳しい人いたら教えて欲しい)。
相互無償だと、そういった「やめてほしい利用方法」に物申せるかなと思ったからです。


以上です。
 
何人か「有償じゃないのが申し訳ない」と言われましたが、その分良い写真を撮ってくれれば、ぼくはなんでもいいのです。

ただこだわりがない人にとっては「タダより高い」のかもしれません。

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