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『Dialogue vol.1』 出演バンド解説【等力】

明日の叙景、ギターの等力です。
6/16(日) 吉祥寺CLUB SEATAにて開催される、明日の叙景が主催するイベント『Dialogue vol.1』出演バンドについて解説しようと思います。


ライブ情報

6/16 (日) 明日の叙景 presents『Dialogue vol.1』 吉祥寺CLUB SEATA

Diaologue vol.1

明日の叙景 presents『Dialogue vol.1』
メンバー自らがキュレーションを行う対バン企画
vol.1のテーマは「J-POPの再解釈」

明日の叙景
Earthists.
the bercedes menz


2024/6/16(日) 吉祥寺CLUB SEATA
OPEN 16:00 / START 16:30
チケット¥4,000(一般発売5/11~)
https://www.creativeman.co.jp/event/asunojokei-dialogue/

Earthists.

活動歴が明日の叙景と同じくらいの Hypermetal band 。
それまでのテクニカルな路線からメロディアスかつキャッチーな方向に舵を取ったアルバム『Have A Good Cult』。このアルバムから「ニコニコ動画」感がチラつき始めます。

ロックマン2 ワイリーステージBGMやwowakaの楽曲をリファレンスにしているような楽曲が続くと、流石に「ニコニコ動画」を意識せざるを得ない。ちなみに、これについて言及している人間が自分以外にあまりいない笑

ニコニコ動画の隆盛については詳しく語れないので省きますが、全盛期ニコニコ動画のなんでもアリな感じと、ボカロ・歌い手的メロディをメタルにぶちこんでくるのは新鮮でした。同人音楽とも距離が近かった国内のメタルシーンが、近年、ライブハウス的な現場を意識するなかで、逆にネットカルチャーに回帰するのは個人的に熱いです。

Earthists.の特徴として、サウンドプロダクションの質が高く、国内の水準を大きく引き上げたところもあります。アルバム『Have A Good Cult』は低域を最も綺麗に鳴らしている国内メタル作品としても聴いてみてください。(逆に言うと高域を最も綺麗に鳴らしている国内メタル作品は『アイランド』だと思う。)

the bercedes menz

ナタリーの記事曰く「ハードコアJ-POPバンド」。
等力の2023年の年間ベストアルバムはthe bercedes menzの『ザ・ベルセデス・メンツの幸福な子供たち』です。

まずはアルバムの1曲目「幸福な子供たち」を聴いてもらえればOKです。
この曲を初めて聴いたとき、部屋を破壊しました。

本人の言う通り『ザ・ベルセデス・メンツの幸福な子供たち』は「令和の無罪モラトリアム」とも言えるのですが、ここまで全曲グッドメロディの作品、個人的には他に思いつきませんね。

アイドル楽曲然としたスピード感ある「Little Black Dress」。
「落ちサビ」からの「大サビ」という今、一番熱くて高度な音楽形式が使われています。

個人的にthe bercedes menzのライブを今年1回観に行っているのですが、半分偵察のつもりが完全にブチ上がってしまい、あまりの良さにオファーすることに決めました。

最後に今回の企画の予習ができるプレイリストを作ったので聴いてね。

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