咲きそう
まるで銃口を相手に向けているような。
いや。
遥かな未来に向かって。
狙いを定めたような蕾。
最初の花は、私が見ないうちに萎んでしまった。
それから注意してこの子を観察していたら。
蕾らしきモノが、激しいトゲの間にふわふわの綿毛に包まれて眠っているようだった。
それから一週間。
気づくと蕾は、弾丸みたいに成長していた。
咲き終わった花の色をみても、蕾の色を見ても。なんと鮮やかな色だろう。
買った時、おそらく花の華やかさを見て購入したのだと思う。
だがこの子は子株をもくもく作り、変なカタチに伸びて奇形だ、と思った。
そしてこの暑い盛りに、花である。
なんてやつだ。
私みたいじゃないか。(笑)
残暑にうだる、36°の仙台。
その中に今にも咲こうとしている奴。
あっぱれだ‼️
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