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常連客は推しメン《1》

梅 : 〇〇が私の最初のファンになってくれたようにさ…私が一番最初の常連客になる

〇 : え…いや、、嬉しいけど
こんな普通の店だよ?まだ食べてもないのに笑

梅 : じゃ、食べてから決める
〇〇の1番オススメ出して!

〇 : う、うん…ちょっと待っててね

カウンターに座り〇〇の料理する姿を見る美波

梅 : …カッコいいじゃん

〇 : なんか言った〜?

梅 : な、なんもない…お腹空いたから早くして!

〇 : はいはーい

しばらくして…

〇 : お待たせ〜

梅 : っ…美味しそう

〇 : 美波ずっと角煮得意だし好きって言ってたじゃん?

梅 : うん

〇 : 店出したら看板メニューにしようと試行錯誤しながら究極の角煮作りました!

梅 : すっごい美味しそう

〇 : 食べてみて!

梅 : うん
んっ…!?

〇 : どうかな?

梅 : めっちゃ美味しい…凄い美味しいよ!

〇 : おぉ〜よかった笑
看板メニューなりそうかな?

梅 : なるなる!絶対なるよ!

〇 : 美波のお墨付きあるなら大丈夫か笑

梅 : こんな美味しいの知られたら人気店なっちゃうよ…

〇 : ベタ褒めじゃん笑

梅 : それだけ美味しいもん

〇 : 良かった笑

梅 : これは常連客に絶対なる!

〇 : 美波が来る時は空けとくよ笑
来る日は早めに連絡してね

梅 : わかった
他のも食べてみたいから作って!

〇 : ちょっと待ってて

料理を作る〇〇に…

梅 : 〇〇〜

〇 : ん?

カシャッ📸

〇 : は?笑

梅 : うん…カッコよく撮れたよ

スマホを見せてくる美波

〇 : カッコよくって…笑
不意に撮ってカッコよくは無理だろ

梅 : お店のSNSないの?

〇 : 一応あるけど…

梅 : これ使いなよ笑

〇 : 店のに自分載せないだろ笑

梅 : えぇ〜せっかくいいの撮れたのに!

〇 : まだ投稿もしてないけど笑

梅 : よし、一枚目これにしよ!
あと料理何枚か撮るからそれ使いな!

〇 : えぇ〜…写真撮るの下手だから料理のはお願いしたいけど笑

梅 : 店主の顔見えた方がいいじゃん!

〇 : そうかな笑

梅 : その方が来やすいよ!

〇 : まぁ、美波がそこまで言うなら…笑

梅 : よし、決まりだね〜

〇 : ははっ…はい何品か作ったから食べてみて

梅 : うわぁ〜盛り付けうますぎない?
全部美味しそう!

〇 : 一応全部朝から仕込んでるからね

梅 : すごっ…営業夜だけ?

〇 : そうだね
1人でしてるから夜だけだね

梅 : んっ…これ美味しい!
1人か〜人雇うつもりないの?

〇 : 美味しいか笑
今のところはないかな〜1人で回せるし

梅 : ふ〜ん…そっか笑
あちっ…でも、美味しい!

〇 : ゆっくり食べな笑

その後も〇〇は何品か出し…

梅 : ふぅ…美味しすぎて食べすぎちゃった笑

〇 : よかった笑

梅 : あ、お会計いくら?

〇 : 今回はいいよ
色んな意見貰えたしそれがお代で笑

梅 : いや、それはダメ!
たくさん食べさせて貰ったし払わないと

〇 : 今日の分はいいから笑
今度また来てよ

梅 : そんな…いいの?

〇 : でも、急に来られるとお客さんいるかもしれないから連絡してね笑

梅 : わかった
じゃあ…これ私のLINE

〇 : 流石にLINEは…大丈夫なの?

梅 : 〇〇はいいの
ほら、さっきの写真も送るから追加して

〇 : う、うん…

〇〇が美波のLINEを追加すると

梅 : あ、きたきた…!?
ホーム画面…私にしてくれてるんだ

〇 : あ、うん、、これ好きな写真なんだよね笑

梅 : 嬉しい
これ変えないでよ?

〇 : 今のところ変える予定ないよ笑

梅 : 今後もダメ!

〇 :  わかったよ笑

梅 : 絶対だからね

〇 : うん笑

梅 : よし、沢山食べたしそろそろ帰ろうかな

〇 : 今日は色々ありがとう
また美波と再会できて良かったよ

梅 : それは私もだよ
これからもよろしく…本当に常連になるからね!

〇 : 心強い常連客だな笑

梅 : じゃ、また来る時連絡するね

〇 : わかったよ
店の外まで送るよ

梅 : ありがとう
あ、外観も撮っておこ〜

〇 : 上手く頼むよ笑

梅 : 任せなさい!

カシャッ📸

梅 : お、これいいかも!
どう?

〇 : おぉ〜さすが!

梅 : これも使ってね

〇 : もちろん使う

梅 : ふふっ、じゃまた来るね
体調だけには気をつけて頑張ってよ

〇 : ありがとう
またのご来店お待ちしてます
(相変わらずオシャレだな…笑

美波が帰った後…

〇 : まさかこんな形で再会するとはな…ん?

カウンターに並べていたボトルに名前とサインと

" 開店おめでとう 1番の常連客より "

と書かれていた

〇 : ははっ…こんなの飾ったらバレるだろ笑

そんなことを思う〇〇だった

美波は…

梅 : 〇〇…お店してたんだ、、
またカッコよくなってたな…

沢山撮った〇〇の写真を見つめる美波

梅 : 私も頑張らないとな
お店の名前の梅乃屋って、、私の梅なのかな…
今度聞こう!



ピロンッ

〇 : こんなに写真撮ってたんだ笑

ピロンッ

梅📲 : これが最初の投稿ね!
で、次のこれが店主オススメ!的な投稿用ね

〇 : ははっ…有難いな笑

〇📲 : ありがとね
明日のお昼投稿するよ

〇〇も店の片付けをしその日は帰るのだった

その日の夜の美波のインスタのストーリーには

梅スト : 久し振りの外食…良い店と出会いました

と共に写真が付けられていた

〇 : あげてくれたんだ…笑

〇〇ももちろんそれをみていた

〇 : 今度来た時に食べてもらえるように新作も作っておかないとな笑

〇〇も気合い入るのだった

梅 : ふふっ〜ん、次いつ行けるかな〜

翌日の美波は妙にテンションが高く…
わかりやすくご機嫌だったとか、、笑

To be continued…

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