見出し画像

2人の小さな巨人《5》

” 〇〇って櫻坂のファンなの!? “

“ スタジアム入りに聴いてる曲は櫻坂と欅坂らしい “

“ 激アツすぎっ!! “

〇〇がインスタに3人との写真を載せた後から櫻坂ファンで大盛り上がりしていた

〇 : ははっ…こうなるのか笑

3人の人気さも改めて感じていた

〇〇はライブ後
イギリスに戻りトレーニングを再開していた

? : 〇〇調子どうだ?

〇 : あ、ペップ…バッチリだよ

ペ : おぉ、今シーズンも頼むよ
日本でかなり楽しんでいたみたいだな

〇 : あぁ…日本で会った小さい女の子いただろ?
今アイドルしてるんだ笑

ぺ : あぁ覚えてるよ
アイドルか〜好きなのか?笑

〇 : どうだろうな笑

ぺ : ははっ笑
好きな人なら大切にしろよ

〇 : おう

? : 〇〇〜こっちでパス出してくれ

〇 : 今行くよ

” ハーランド “

〇〇は走ってグラウンドへ

ぺ : ふんっ…大切な人は離すなよ

ペップは家族最優先を選手に言い聞かせていた

〇〇は3シーズン目に向けて準備を進めていた

デ : 〇〇準備大丈夫そうか?

〇 : まぁ〜なんとか笑

デ : 俺も歳だから頼むぞ〜

〇 : おいおい…まだまだ頼むぞ

デ : 怪我だけはすんなよ

〇 : おう
ケビンも怪我すんなよ

デ : お互い様だな

そんな話をしながらシーズンに向けて準備を始めていた

ハ : おい、〇〇今日もパスあげてくれ!

〇 : おう

ジャ : 俺も入るわ

フォ : 俺も頼むな〜

〇 : 適当に中蹴るから勝手にやってくれ笑

サイドを変えながらポンポンクロスを上げる〇〇

ハ : 適当でこれかよ笑

ジャ : 流石〇〇だな笑

チームメイト達も右左関係なく完璧なクロスを上げる〇〇に脱帽だった

? : 相変わらずいいの蹴ってるな

〇 : ペップか笑
まぁ…敵居ないし余裕だろ

ぺ : それを簡単にできるからお前は天才って言われんだよ笑

〇 : 天才なんて言いすぎだろ
俺にはいい手本が沢山あるからな笑

ぺ : まぁ…そうだな笑
で、あの子とはどうだ?

〇 : いや、どうって連絡取ってるだけだよ

ペ : お付き合いしてないのかよ〜

〇 : 相手アイドルだぞ笑

ぺ : 好きなら関係ないだろ笑
あ、ただスキャンダルはやめろよ〜

〇 : それがあるからできないんだよ笑

何処か適当なペップだった

シーズン前の最後の調整になる
コミュニティシールドの前日

? : 今シーズンも無事に迎えられそうだね

〇 : 怪我なく入れそうだしな…
とりあえず明日一つ目のタイトル取らないとな笑

” 悠理 “

悠 : 期待してるからお願いね

〇 : 期待に応えられるように頑張るよ笑

今シーズン一発目のコミュニティシールドはマンチェスターダービーとなっていた

負けられない相手ということもあり〇〇はいつも以上に気合が入っていた

翌日のスタジアム入りの〇〇に注目が集まっていた

いつも持っているバッグに3人の名前のキーホルダーが付いており、ヘッドホンを付けスタジアム入りした

ハ : 〇〇〜今日も最高のパス頼むよ

〇 : そんなチャンスないかもしれないし決めろよ笑

ハ : 厳しいぃ〜

〇 : 当たり前だろ笑

? : おい、アップ行くぞ

〇 : あ、ケビン待って!

ハ : おい、置いていくな!

シティのメンバーが続々と出てくる

3人が出てくると…

会場がどよめくような歓声に包まれた

それだけ3人への期待値は高かった



日本でも

ひ : 始まる…

天 : 〇〇さんスタメンでしょ?

保 : マジ凄すぎ
しかも、スタジアム入りの動画見た?

天 : 見てない

ひ : なんかしてたの?

保 : 私たち3人の名前のキーホルダーバッグに付けてたよ

ひ : え、、ほんと?笑

天 : マジ?

保 : マジマジ…これみて!

試合開始前からも盛り上がる3人だった



シティの選手達は淡々とアップを済ませ

シュート練習に入ると…

ズドンッ

〇 : ははっ…相変わらずエグいシュートなこと笑

デ : 試合であれ決めてくれればいいけどな笑

〇 : 確かに

ハ : 〇〇ーどんどんクロス入れてくれ!!

〇 : はいはい

試合前の練習の終盤…

デ : この辺から蹴るか

〇 : だね

〇〇とデブライネはフリーキックの練習をしていた

2人が蹴るたびに盛り上がるシティ側スタンド

” おい、2人ともそろそろ上がれ!! “

コーチが呼びに来て裏へ下がる2人

デ : 今日もしっかり蹴れてたし〇〇がいくか?

〇 : いや、ケビンメインでいいよ笑

デ : そうか笑
蹴りたかったら蹴っていいぞ

〇 : 狙えそうなとこなら蹴るよ笑

デ : とりあえず今年一つ目のタイトル取るぞ

〇 : おう

先発メンバーはユニフォームに着替え選手入場口に並ぶ

ル : 〇〇今日も頼むな

〇 : ルベンも頼むぞ

ル : 俺の仕事が減るようにしてくれ笑

〇 : 極力頑張るよ

グ : 〇〇〜サイドにもボール散らしてくれよ笑

〇 : 散らすけど守備もちゃんとしろよ笑

グ : ちゃんとするわ!

試合前だが、意外とリラックスした状態だった

24/25シーズンの試合が始まった



天 : 始まった!

保 : 〇〇くん頼むで!

ひ : 勝ってタイトル取って欲しいね
(怪我だけはしないでね

日本の3人もテレビで観戦していただいた



試合はシティがボールを持つ時間が多かった

デブライネと〇〇を中心にボールを散らしながら縦へのパスのの機会を伺っていた

〇 : (あそこよく空くな

〇〇はボールが外に出たタイミングでハーランドに声掛けた

ハ : っ…お、おう、、わかった

〇 : オフサイド取られるなよ笑

ハ : 任せろ👍

〇〇はケビンにもその話をした

デ : よく見てたな笑
タイミング見て俺も狙ってみるよ

〇 : 一応ハーランドにも伝えてるから

デ : わかった

すぐにそのチャンスは訪れ…

〇 : っ…来たっ

ポーーンッ…

ハ : コイツバケモンかよ笑

ズドンッ

ハ : おぉっしゃあーーーー!!

オフサイドにも引っ掛からず見事なゴールを決めた

決めたゴールも凄かったが…

デ : …ゴールよりアシストの方がえぐいだろ笑

ジャ : なんであんなとこ見えてんだよ笑
〇〇ーー俺にもパス出せっ!!!

〇 : 空いてたらな笑

〇〇はペップに呼ばれる

ぺ : ふんっ…よく見えてたな

ワシャワシャッ

〇 : おい、髪崩れんだろ笑
(嬉しいからいいけど

ぺ : 〇〇もっとよく見て裏狙え
気だけは抜くなよ

〇 : おう

試合は再開すると相手は点を取りにハイプレスを仕掛けてきた

〇 : ケビン…見えてるよな笑

〇〇がパスを出すとダイレクトで…

ハ : ふんっ…くそムカつく程いいパス出しやがって

ズドンッ

ハ : しゃあーーーーー!!👌

〇 : 今日は絶好調そうだな笑

デ : だな笑

シティの仕上がり具合は完璧に近い状態だった

試合は4対1でシティが制して今年一発目のタイトルを獲得した

MOMは〇〇の名前が選ばれた

ハ : 俺2点決めたのにな〜

〇 : ハットのチャンスあげたのに外したのが悪い笑

ハ : …言うな

〇 : しかも二発も笑

ハ : っくそ!
今回だけは譲ってやる

デ : 俺のも外したしな〜
2点取って調子乗ったな笑

ハ : 2人していじめんな!!

勝ちタイトルも取った事もあり皆んな会話も弾んでいた

ひ : きゃあー…勝った

天保 : スースー💤

途中から2人寝てしまっていた

ひ : ふふっ…〇〇大活躍だったな

ひ📲 : 〇〇お疲れ様!!
今年初タイトルおめでとう!
怪我だけは気をつけて頑張ってね

そのメッセージだけを送りひかるも寝た



その日の帰り

悠 : いい活躍だったね

〇 : 上手くいきすぎなくらいな笑

悠 : 〇〇へのマークは確実に激しくなるから怪我だけは気をつけてよ

〇 : ははっ…怪我だけは気をつけるよ

悠 : あとっ!!
マーク厳しいからってすぐキレないで!

〇 : は、はい…気をつけます

悠理が何故こんなに怒るかというと

昨シーズンの年末の試合で…

この日は〇〇に対してのマークがいつもに増して厳しかった

それはそのはず、前節にハットを決めていた

〇 : くっそ…こいつしつこいな

最初は気にしてなかったが後半になってもマークが厳しく

ザーーッ

相手の危険なスライディングにはカードが出たが…

しかし〇〇は我慢の限界に達し、ついにキレた

〇 : っテメェふざけんな!!!

ドンッ

〇〇はすぐに立ち上がり相手をぶっ飛ばした

相手も詰め寄り一触即発騒ぎとなった

ハ : おい、〇〇落ち着け!

ル : そうだぞこっち来い

ハーランドとルベンが間に入ってくるが〇〇が治るわけもなく

〇 : おい、離せあのクソ野郎ぶん殴る!

ガシッ

? : 無駄なカード増やすなこのバカ

〇 : ケ、ケビン…すまん

ケ : わかったなら切り替えろ

〇 : う、うん…

〇〇はデブライネの見た事もない表情にビビりすぎて従うしかなかった

〇〇にもイエローが出た

その後すぐに…

〇〇は交代が告げられた

ぺ : このバカ…頭冷やしてこい

バシッ

交代時にペップに背中を叩かれベンチに座る事なく裏に下がった

〇 : くそがっ!!

悠 : …〇〇今度から気をつけないとね

〇 : 悠理か

悠 : もうあんな事しない約束して

〇 : …わかったよ

悠 : もう監督には帰るって話したから行くよ

〇 : おう…

〇〇は他の選手より先にスタジアムを後にしていた

それ以降しばらくペップは〇〇を起用しなかった事があった



悠 : あんな事次したら許さないからね

〇 : もうしません…

悠理はこの事をずっと念を押すように言ってくる

〇 : そ、それよりさ…チケットの件準備できた?笑

悠 : したよ
送っておけばいいの?

〇 : 頼むわ

悠 : はいはい

〇〇は悠理にある事を頼んでいた

シティはシーズン開幕し3連勝でスタートを切っていた頃…

日本では、、

ひ母 : ひかるこれ届いてたよ

ひ : …これ、、〇〇にチームから

ひ母 : 開けてみたら?

ひ : うん

ビリビリッ

封筒を開けると

ひ : うわぁ…これ〇〇のチームの試合のチケットだ!

ひ母 : 手紙も入ってるわよ

ひ : あ、ほんとだ

遅めの夏休みで1週間くらいあるって言ってたから、チケットを送ります
来たかったら3人で来てください

轟 〇〇

ひ : 〇〇…

ひ母 : 行ってきたら?
せっかく〇〇が来たらって送ってくれたんだし

ひ : 行くっ!
2人にもすぐ話す!!

ひかる達の夏休みは〇〇の試合観戦に決まりそう…?

今シーズンも絶好調の〇〇…いいとこを見せられるか

To be continued…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?