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常連客は推しメン《4》

? : はぁ〜

〇 : デカいため息だな

" 美波 "

梅 : 誰のせいだと思ってるの?

〇 : 俺なの?笑

梅 : あんた以外誰がいんのよ

〇 : えぇ…笑

この日は美波が1人で来ると言った為聖来には先に上がらせていた

梅 : 聖来が頑張ってくれてるのは嬉しい

〇 : はい、すごく助かってます

梅 : 〇〇との距離が近くなりすぎてるのは嬉しく無い

〇 : 近くなりすぎって…笑

梅 : まさかじゃないけど、聖来に目移りしてないよね?

〇 : んなわけ笑

梅 : じゃあ、それ証明して

〇 : 証明!?
ど、どうやって?笑

梅 : 自分で考えて見なさい

〇 : えぇ…笑

梅 : フンッ…よーく考えなさい

〇 : …美波?

梅 : ん?

ギュッ

〇 : これで証明になる?

梅 : …バカ///
じゃあ、、私からも証明ね

チュッ

〇 : んっ///

ガラガラッ

聖 : 〇〇さん忘れ物しちゃった…

〇梅 : !?

聖 : …し、失礼しましたー!!

聖来はレジ近くに忘れていたスマホだけ取って逃げるように帰った

梅 : み、見られちゃったね笑

〇 : う、うん…(今の美波可愛すぎだろ

梅 : で、でも…私は〇〇の事大好きだからね

〇 : ありがとう

梅 : あぁーーなんかスッキリしたしビール!

〇 : 明日仕事ないの?

梅 : 午後からだし一杯だけね笑

〇 : じゃあ、俺も一杯だけ付き合うよ

梅 : よっしゃ!
なんだかんだ二人で飲むのは初めてだね笑

〇 : 普段は客と店主だからな笑

梅 : だね

” 乾杯🍻 “

梅 : くぅーーうまっ!

〇 : リアクションおじさんかよ笑

梅 : ビール飲む時くらいいいの!

〇 : はいはい…卵焼きもーらい

梅 : あぁーー残してたのに!

〇 : 熱々の作ってやるから笑

梅 : …じゃあ、許す!

店からは二人の賑やかな声が聞こえていた

一方では…

聖 : 梅澤さんと〇〇さんのキス見ちゃった…明日から気まずいな、、笑

見てしまった方は気まずさを感じているのだった

? : ねぇ〜梅

梅 : 久保どうしたの?

史 : いや〜ちょっと面白い話耳に挟んだんだよねー笑

梅 : なに…笑

史 : なんか梅が常連のお店があるって (ボソッ

梅 : っ…なんで知ってんのよ

史 : まぁーちょっとね笑

梅 : …でなによ

史 : しかも、そこの店主さんと相当親密な関係だとか笑

梅 : 誰に聞いてんのよ

史 : 大体わかってるでしょ

梅 : …聖来か

史 : せーかい!
史緒里ちゃんも来たら?って言われてね〜

梅 : それで私に?

史 : そうっ!
話聞いてたら梅が常連だって言ってたし〜

梅 : はぁ…あんまり教えたく無かったのに!

史 : うわぁー酷い笑

梅 : もー連れて行くから空いてる日教えて

史 : よっしゃ決まり〜

美波にとっては教えたくない店がどんどんメンバーの中で広まってしまうのだった

? : はぁ…誰にも教えなければ良かったー!!

〇 : それは俺にいうな笑

” 美波 “

梅 : もぉーー!

〇 : 俺は乃木坂メンバーにお会いできるからいいけど笑

梅 : っ…目移りしたらぶっ飛ばす

? : 梅澤さんどうぞ〜

梅 : あ、聖来ありがとね

聖 : 今度史緒里ちゃんと来るんですよね!

梅 : あぁ…そうそう笑
〇〇今度久保と来るからね

〇 : まじ!?

聖 : 〇〇さん嬉しそう笑

梅 : はぁ!?

〇 : 嬉しくないは嘘です笑

梅 : 連れてくるの辞めようかな〜

〇 : いいのかよ笑

聖 : えぇー一緒に来てくださいよ〜

梅 : まぁ…その予約取りたくて来たんだけどね笑

聖 : えぇ…っと、、いつがいい感じですか?

タブレットを持ってくる聖来

梅 : 来週の土曜とか行けそうかな?

聖 : 土曜日ですか…

〇 : 多分行けるんじゃない?

聖 : 行けます!
いつも通り終わりの21:30ですか?

梅 : 終わり遅くなるかもなんだけど…22時でも大丈夫かな?

〇 : いいよ
聖来は終電に間に合うように帰らせるし

聖 : えぇー残りますよ!

〇 : どうやって帰るんだよ笑

聖 : タクシー?笑

梅 : それなら次の日休みだからうち来なよ

聖 : いいんですか!?

梅 : 久保も呼んで3人でお泊まりでもいいし笑

〇 : まぁ…美波がそれしてくれるならいいか

梅 : よっしゃ決まりだね

聖 : 準備してお待ちしております!!

〇 : なんかリクエストあれば仕込んどくよ

梅 : いや、いつも通りでいいよ笑

〇 : はいよ

聖 : 楽しみだな〜

梅 : じゃ、土曜日よろしくね〜

〇聖 : ありがとうございました
お待ちしております

〇 : さっ、早く片付けて帰るか

聖 : はい!
あ、ちょっと待ってください

〇 : ん?

聖 : 梅澤さんさすがだ…

〇 : 何が?

聖 : 今度の土曜日7/14で史緒里ちゃん誕生日です!

〇 : マジか笑
なんかお店からも準備しようか

聖 : はい!
朝の仕込みでケーキ作りましょう!

〇 : 俺デザート系作れないよ笑

聖 : 得意なので任せいてください!

〇 : そこは頼むわ



土曜日の朝…

〇 : 早すぎだろ笑

聖 : 今日は梅澤さんと史緒里ちゃん来るんだからしっかり準備しないと!

〇 : 俺はいつも通りするから聖来はケーキの方頼むな笑

聖 : はい!

二人は準備を進め…

通常営業も終わり

? : こんばんは〜

? : 営業後にありがとうございます

〇 : いらっしゃいませ

聖 : 梅澤さん、史緒里ちゃんここどうぞ〜

史 : 聖来久し振り!
元気にしてて安心したよ

梅 : 〇〇、今日もありがとね

〇 : いえ、常連さんのお願いでしたので笑

梅 : とりあえずいつものやつお願い

〇 : しっかり準備しております

史 : 〇〇さんですよね…
初めまして久保史緒里です

〇 : もちろん知ってますよ

史 :  ありがとうございます笑
今日はよろしくお願いします

〇 : ゆっくりご飯楽しんでください

〇〇はいつも通り料理を出していく

〇 : 久保さん何か食べたいのはありますか?
一応美波から言われていた料理はほぼ出したんですが…

史 : えぇ…どうしよう

〇 : 一応なんでも出せますよ〜

史 : んっ〜これお願いします!

梅 : 〇〇飲み物もらっていい?

〇 : かしこまりました
聖来〜飲み物聞いといてー

聖 : はーい!



梅 : ふぅ〜よく食べた笑

史 : 全部美味しかったです!

〇 : 良かったです

史 : また食べに来ていいですか?

〇 : その際は美波と一緒に来てください

史 : 梅またお願いね

梅 : また今度ね

史 : 聖来もありがと

聖 : いいえ〜

〇 : 店前にタクシー呼ぶんでゆっくりしててください
聖来もその時に一緒に帰っていいぞ

聖 : はーい!
それまで片付け手伝いますよ

〇 : 頼む

3人が帰ったあと…

〇 : はぁ〜

プシュッ

〇〇は最近店終わりに一人で缶ビール飲むのにハマっていた

〇 : 今月の新メニューどうすっかな

飲みながら考えても思い浮かぶわけもなく…

コンコンッ

〇 : え…誰だろ

? : …〇〇さんこんばんは

〇 : っ…遠藤さん!?
とりあえず中入ってください

さ : ありがとうございます

〇〇店の中に入れる

〇 : こんな時間にどうしたんですか…

さ : すいません…
仕事で…少し考え事しながら歩いてたらここに

〇 : そ、そうですか…
お腹は空いてないですか?

さ : あ、いや…グゥッ

〇 : ははっ…片付けしちゃったので簡単ので良ければ作りますよ

さ : ごめんなさい…お願いします

〇 : 少し待っててくださいね

〇〇は簡単な料理を出す

さ : んっ…美味しい

〇 : 良かったです

さ : …聞かないんですか、、理由

〇 : 聞かないですよ
僕には理解できない領域の話ですし…話したくないこともありますでしょうし笑

さ : …じゃあ、聞くだけ聞いてください

〇 : はい…



〇 : そうでしたか…

さ : もうどうしたらいいかわからなくて

〇 : 俺には理解できない領域ですから、こうした方がいいとは言えないです
ただ、遠藤さんはそのままでいいと思います
何も変えなくていいです…

さ : …

〇 : この前美波と二人の時言ってました
さくが最近凄い成長してくれてて嬉しいって…

さ : そうだったんですか…

〇 : ちゃんと見てる人はちゃんと見てますよ

さ : 〇〇さんもさくの事見ていてくれますか?

〇 : もちろんです

さ : …もっと頑張ります

〇 : もっと周り頼っていいと思いますよ
美波も喜ぶと思いますし笑

さ : はい、なんかスッキリしました

〇 : 良かったです
遅いのでタクシー呼びますね

さ : あ、あと…〇〇さんにお願いがあります

〇 : なんでしょうか?

さ : …さくらって呼んで欲しいです

〇 : え?

さ : 梅澤さんが羨ましいので…

〇 : ま、まぁ…いいですけど笑

さ : やったぁ!

タクシーが来て帰るさくら

さ : 〇〇さんありがとうございました〜👋

〇 : えん…さくら気をつけて帰ってね

タクシーが行って後…

〇 : 美波にバレたら怒られるだろうな笑

少し心配になる〇〇だった

それから乃木坂はしばらくライブが続き…

聖 : 最近みんな忙しそうですね

〇 : ライブ続いてるしな笑

聖 : そうですね

梅雨が明ける頃…

? : 久し振り〜

? : 今日もよろしくお願いしまーす!

〇 : 好きなとこ座って〜

ツアー前に美波とさくらが来ていた

梅 : 後で美佑も来るから

〇 : はいよ

さ : あれ…今日聖来ちゃんは?

〇 : 休みだよ

梅 : 一人で大丈夫なの?

〇 : 大丈夫だよ

さ : 〇〇さん無理なさらないでくださいね

〇 : ははっ…さくらに心配されちゃうか笑

梅 : っ…さくら!?
どういう事!

さ : あはは…笑

〇 : ちゃんとお話しします

梅 : 当たり前でしょ

〇〇はこの前の事を話した

梅 : そうだったんだ

さ : 頼れるとこここしかなくて…

〇 : という事です笑

梅 : まぁ…いいけど

さ : やった!

梅 : 目移りなんかしたら許さないからね

〇 : わかっております

しっかり釘を刺される〇〇だった

さ : あ、〇〇さんツアー来てくださいよ!

〇 : 全然行きますよ笑

梅 : チケットなら用意するよ

〇 : 助かります

さ : ケータリング出してくれてもいいですよ〜

梅 : それはダメ

さ : え、なんでですか

梅 : 皆んなに知られちゃう

さ : あぁ…確かに

梅 : 地方も来るならあげるよ

〇 : 東京だけで大丈夫です笑

さ : いやぁ〜ツアー頑張ったらまた食べに来ますね!

〇 : ぜひ来てください

梅 : さく一人では行かせないからね

さ : はぁーい

美 : 遅くなりました!

〇 : 松尾さんお疲れ様です
こちらにどうぞ

美 : 〇〇さんお久し振りです
ありがとうございます

梅 : 美佑お疲れ様

さ : 美佑ちゃんお疲れ様〜

3人でのツアーに向けての決起会が始まるのだった

To be continued…






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