常連客は推しメン《3》
〇 : ありがとうございました!
〇〇のお店にはお客さんもSNSも増え始めていた
それは美波も見ていた
梅 : 〇〇頑張ってるな…人気店じゃん
嬉しくもあり寂しくもある表情だった
梅📲 : 〇〇頑張ってるね…しっかり見てるよ!
今度またいくね〜
梅 : はぁ…早く行きたいな
スマホを見つめる美波だった
…
〇 : そろそろ人雇うかな
〇〇の店も忙しくなり、ホールできる人を雇おうか迷っていた
〇 : 信頼できる人がいいしな
美波に聞いてみようかな…
…
翌週美波から予約の連絡が入った
〇 : 3人…珍しいな、、誰かと来るのか笑
〇📲 : 了解…20時から貸し切りにしとく
〇〇は美波に返信し営業を開始するのだった
…
〇 : いらっしゃいませ…えぇ、、笑
梅 : お待たせ
? : 初めまして
? : 今日はありがとうございます
梅 : 後輩連れて来ちゃった笑
〇 : そりゃわかるよ…
” 遠藤さんと田村さんだろ笑 “
真 : 知ってくれてるんですか!
さ : 嬉しいです…
〇 : 一応乃木坂ファンだったので笑
梅 : 私推しでねっ!
〇 : そういう事です笑
真 : いいな…梅さん
さ : 料理上手いなんて完璧じゃないですか
〇 : ははっ…ありがとうございます
梅 : …ニヤニヤすんな!
さっさととりあえずいつもの出せ!
〇 : はいはい笑
真 : 梅さん怖いです笑
さ : 〇〇さん可哀想に…
さくらと真佑に鼻の下を伸ばす〇〇に怒る美波だった
〇 : お待たせしました
お通しと…飲み物はどうしますか?
梅 : 烏龍茶で
真さ : 私も同じので
〇 : かしこまりました
真 : お通し美味しそう!
さ : すっごいいい匂いしますね!
梅 : この男はこれも全部一人で仕込んでるからね笑
真 : え…一人!?
さ : すごい…
〇 : お待たせしました〜
これ飲み物です
梅 : ありがとう
真さ : ありがとうございます
〇 : 3人しかいませんのでごゆっくりしてくださいね
〇〇は目の前で料理を始める
真 : 手際良すぎる…
さ : ひ、一人で大変じゃないですか?
〇 : まぁ…好きでやってるので笑
ただ、ホールの方一人雇おうかとは思ってます
梅 : そうだったの?
〇 : それを美波に相談しようと思ってた
真 : み、美波…
さ : 梅澤さんいいな…
〇 : ははっ…もう友達感覚なので笑
梅 : そうね〜
で、何…いい人紹介して欲しいと?
〇 : はい
梅 : そうね…
真 : あ、いい人います!
梅 : え?
〇 : 本当ですか?
真 : はい!
すごい適任の子ですし…看板娘にもなります!
さ : …知り合いなの?
真 : みーんな知ってる人!
〇 : 因みに僕は…
真 : 知ってます!
梅 : 因みに誰なの?
真 : 早川聖来です!
さ : いや…笑
〇 : 絶対ダメでしょ
梅 : 聖来なら信用はできるけど…流石にダメじゃない?笑
真 : えぇー適任だと思ったのに〜
あ、今から電話してみますか?
〇 : いや忙しいでしょ笑
真 : いやあの子意外と暇してますよ笑
かけまーす!!
さ : あらま…こうなったらまゆたん止まらないですよ笑
梅 : あはは…〇〇ごめんね笑
プルルップルルッ
真 : えぇ…出ないかな笑
” もしもし〜 “
真 : 出たぁ!
聖 : まゆたん急にどうしたん?
真 : あ、今ね
さくと梅さんとご飯食べてるんだけどさ〜
聖 : えぇ〜めっちゃええやん!
うちも行きたいわ〜
梅 : 今度時間ある時聖来も一緒に行こう
聖 : あ、梅澤さんよろしくお願いします!
真 : あ、それでね…そのお店の方が梅さんの知り合いの方のとこなんだけどホールの方を探していて聖来を推薦したの笑
聖 : なるほどな〜
てか、その方はうちでええんか?笑
真 : どうでしょうか?笑
〇 : あ、いや…逆にいいんですか…?
梅 : 聖来なら信頼できる子だしいいけど…
知られたら人集まりそうだけど…大丈夫?
〇 : そこが心配なんですよね…
さ : まぁ…ファンの方が知れば集まるかも知れないですね
真 : それがあるか
聖 : とりあえず一回行ってもええかな?
真 : だそうですが…
〇 : 僕は大丈夫ですけど
梅 : とりあえず決まりだね
聖 : 今からでええか?
さ梅 : 今から!?
真 : 相変わらずのフッ軽だ笑
大丈夫ですか?
〇 : あ、僕は大丈夫ですけど…
聖 : よっしゃ、今から向かうからまゆたん位置情報送っといてや〜
真 : うん笑
さ : 相変わらず凄い行動力だな笑
梅 : さすが聖来だね…笑
3人で食べてると…
? : お待たせ〜
〇 : …変わらずだ
真 : 聖来っ!
さ梅 : 久し振りだね
聖 : やっほ〜
梅澤さんお久し振りです!さくも!
真 : 聖来〜この方が〇〇さんって方だよ
〇 : 初めまして…
聖 : …ふ〜ん、、イケメンさんやな〜
さ : え?
梅 : 聖来…笑
〇 : ははっ…笑
聖 : よし…うちで良ければ働くで
〇 : え?
聖 : 店の雰囲気もオシャレやしええやん!
さ : ファンの方が集まっちゃうかもよ?
聖 : …大丈夫やろ笑
梅 : 聖来なら信頼できるからいいとは思うけど…〇〇はどうなの?
〇 : あ、いや…逆にいいんですか?
聖 : うちはええで
お婆ちゃんの家が旅館で手伝ってたし、接客には自信あるしっ!
〇 : 本当にいいんですか?
聖 : 私で良ければこちらこそよろしくお願いします
真 : 成立だね
さ : 聖来ちゃんいるならいつでも来れるね〜
〇 : いつでもはダメです笑
梅 : …
〇 : とりあえずこれ食べてください
真さ : これも美味しそう!!
聖 : レベル高っ!
梅 : フンッ…早くちょうだい!
〇 : …はい笑
その後は聖来を加えた4人で食べ…
〇 : ありがとうございました
4人が帰った後…
〇 : 美波…機嫌悪かったよな、、
〇📲 : 美波…次の休みの前の日一人で来てくれないか?
とだけ送った
…
翌週から聖来のおかげもあり
〇〇は料理だけに集中でき店の回転率も上がった
〇 : 聖来さんのおかげで本当助かってます
聖 : いえいえ笑
私も楽しいのでやりがいあります!
〇 : そりゃ、よかったです
SNSの方までありがとうございます
聖 : 〇〇さんSNSの使い方下手なんだも〜ん
〇 : 言い返す言葉もないです笑
聖 : 大丈夫ですよ
私がやります!
〇 : 助かります笑
しばらくした頃…
〇 : 明日お店休みなんでゆっくり休んでください
聖 : ありがとうございます
…
? : …お待たせ
〇〇の方から呼ぶなんて珍しいね
〇 : いや…この前怒ってそうだったから笑
” 美波 “
梅 : ふ〜ん…機嫌取りで呼ばれたんだ
〇 : そういうわけじゃ…
梅 : まぁ…いいや
行くとこ決めてくれてるんでしょ?
〇 : うん
梅 : 早く行こう
〇〇の運転で休日を過ごすのだった
〇 : 結局ここだけど…いいの?
梅 : 落ち着くし…なんか作って
〇 : はいよ
結局最後は〇〇の店に戻って来ていた
〇 : 飲み物は?
梅 : …ビール
〇 : 珍しい笑
梅 : ねぇ…インスタやってるの聖来でしょ?
〇 : う、うん
梅 : 明らかに〇〇の感じじゃないもん
〇 : 聖来さんの方が上手いからさ笑
梅 : あっそ…
〇 : …怒ってる?
梅 : 別に
〇 : 怒ってるじゃん
梅 : 怒ってるなら…何してくれんの?
〇 : …
ギュッ
横に来て手を握る〇〇
〇 : これだけは言っとくけど…美波が一番だから
梅 : …
〇 : それだけはわかってて欲しい
梅 : そういう時はハグでしょ、、
もう…〇〇らしいけど笑
〇 : あぁ…ごめん
梅 : 別にいいよ笑
でもっ!
” 本当に凄い嫉妬してるのは本当だからね “
ギュッ
美波か抱きつかれる〇〇
〇 : う、うん…ごめん
梅 : もう…そういう時は謝らずに抱きしめ返すの!
〇 : あぁ…ごめん
梅 : ほんと〇〇らしいというか…
” そういうとこが好き “
〇 : ///
梅 : 〇〇チョロい…お客さんとかに言い寄られないでよ
〇 : はい…気をつけます笑
梅 : なら、よしっ!
ビールおかわり
〇 : はいよ
美波の嫉妬深い一面を見た〇〇だった
聖来が入って数ヶ月が経とうとした頃
〇 : うん…了解、、いいよ
ガチャッ
聖 : 梅澤さんからですか?
〇 : うん
田村さんと遠藤さんが来たいっていうから予約いいかって笑
聖 : 今週は比較的空いてるし大丈夫そうですね
〇 : うん
その週に…
さ : 〇〇さんお久し振りです
真 : 聖来来たよ〜
聖 : いらっしゃいませ〜
〇 : 遠藤さんお久し振りです
美波も早く座りな笑
梅 : うん、今日はありがとう
〇 : いえいえ、常連さんなので笑
梅 : そうだったね〜笑
〇 : 飲み物はどうする?
梅 : 私は明日仕事あるから烏龍茶で
さ : 私も同じで大丈夫です
真 : 私は…オレンジジュースで!
〇 : かしこまりました
聖来〜お通しと烏龍茶2とオレンジジュース1
聖 : わかりましたー!
梅 : ふ〜ん…聖来ねー
〇 : ははっ笑
さ : 嫉妬してる梅澤さん可愛い…
真 : 乙女梅さんだ〜
梅 : 何…いじってる?
さ : いじってないです
真 : 可愛かっただけです笑
梅 : …〇〇のせいだからね!
〇 : 何もしてないけどな笑
聖 : お待たせしました〜飲み物とお通しです!
その後も〇〇が聖来の名前を呼ぶたびに嫉妬の眼差しを送る美波だった
To be continued…
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