推しメンのヒモになりました《10》

〇 : おい…暑いわ！！
離れろ！

梅 : ツアー中の束の間の休息なんだからいいでしょ！

〇 : 夏のこんな暑い中こんな引っ付かなくていいだろ笑

ﾋﾟｯ

梅 : エアコンつけた

〇 : はぁ…わかったよ

梅 : いぇーい！勝ちっ！

〇 : くそ…笑

梅 : へへっ笑

美波に甘い〇〇だった

〇 : 休みなのに家でゆっくりでいいの？

梅 : なんか動きたくない気分だし〜

〇 : 珍しいな笑
ご飯は作る？Uberする？

梅 : ゆっくりしたいからUberにしよ？

〇 : ほんと珍しいね笑
まぁ…たまにはこういう日があってもいいか

梅 : うん…だから〜！！

ｷﾞｭｯ

梅 : 今日は一日〇〇引っ付きデイ！！

〇 : 暑いからやめろ笑

梅 : やめなーい！

〇 : とりあえず昼ごはん何にするか選ぶぞ〜

梅 : 選ぶ選ぶ！！

食に関してはやはりテンションも上がる美波だった

食べた後は…

梅 : ｽｰｽｰ💤

〇 : 寝んのかい笑

すぐに寝てしまって美波の横で…

〇 : …

仕事をする〇〇

〇 : 夜もUberはあんまり良くないよな…

仕事をしながら夜ご飯も考える〇〇

〇 : 冷蔵庫何があったかな…
あぁ…よしあれ作るか笑

〇〇は夜ご飯のメニューを決め、残りの仕事を全て終わらせた

〇 : それにしてもよく寝るな笑

梅 : ｽｰｽｰ💤

お昼食べた後からお昼寝して起きない美波だった

夜ご飯を作り始めた頃…

梅 : んっ…〇〇ぅ、、いない
いい匂いする

美波は起きたが、〇〇が居ないことに気づきリビングに向かう

梅 : いた…

ｷﾞｭｯ

キッチンに立っていた〇〇に後ろから抱きつく

〇 : おぉ…美波起きたか笑

梅 : 起きた時いなかった

〇 : ごめんごめん笑
美波爆睡してたし、仕事して夜ご飯作ってた

梅 : でも、すっごいいい匂いする

鍋を覗く美波

梅 : うわぁ…私が好きなやつ！！

〇 : そう…角煮大好きだもんな笑
久し振りに作ったから美味しいかわかんないけど〜

梅 : 〇〇が作ったのは美味しいから大丈夫でしょ笑

〇 : どうだろうな〜笑
もうできるぞ

梅 : お皿の準備する！

〇 : 頼むな

美波は最近お皿集めにハマっている為

梅 : これにしようかな…やっぱこれかな

〇 : ははっ笑
（こりゃ長くなるな

梅 : 〇〇これにする！

〇 : お、今日は早かったね笑

梅 : お腹空いたから

〇 : そっか笑
お米は食べる？

梅 : いらない

〇 : はいよ

美波は夜白米は食べない日が多い

好きなもの食べたいから夜は炭水化物を取らないらしい

〇 : できたぞ〜

梅 : 美味しそう！！
あ、卵もある〜

〇 : タンパク質取らないとだろ笑

梅 : さっすが〜わかってるね！

〇 : まぁ〜ね笑
さっ…食べるか

梅 : うんっ！

” いただきます “

梅 : うまっ…めっちゃ美味しい！
めっちゃ柔らかいし、、

〇 : ははっ…良かった笑
（作り方変えたからな〜

梅 : 作り方変えた？

〇 : 気づいた？笑

梅 : すぐわかるよ

〇 : さすがだね
多めに作ったからおかわりしていいよ

梅 : やった！

しっかりおかわりする美波だった

休みの日は神宮に向けて暑さになれる練習といい…

〇 : おい…こんなくそ暑いのに外行くなよ笑

梅 : 神宮に向けて対策しないと

〇 : 倒れるぞ笑

梅 : 水分補給するし大丈夫

〇 : …なんで俺もなんだよ笑

梅 : 付き添い

〇 : 家でゆっくりさせてくれよ

梅 : うるさい
さっさと歩く！！

〇 : はいはい笑

美波の暑さ対策に付き合わされる〇〇だった

梅 : はぁ…神宮大丈夫かな

〇 : 最近天気ヤバいしな
九州の方台風来てるしな…進路も怪しいし

梅 : ここまで来たら何がなんでも完走したいな…

〇 : …そうだよな

その日から毎日天気予報を見る生活が続いていた

〇 : なんとか晴れてくれよ

〇〇は美波には言わず毎日自室の窓にてるてる坊主を作りは晴れるようにお祈りいていた

…

〇 : 美波の実家の方大丈夫なの？
ニュース見てるとヤバそうだけど…

梅 : 一応大丈夫みたいだけど神宮終わったら一回帰ろうかな

〇 : そうした方がいいかもな

梅 : うん
あ、てか…これなに？

〇 : ん？

美波は〇〇にスマホを見せる

〇 : あ、見たのか笑

梅 : こんな事してくれてたんだ

〇 : やれる事これしかないなと思って笑

梅 : 〇〇にも可愛いとこあんじゃ〜ん

〇 : うるせー

梅 : 〇〇のおかげかもね

もう一度スマホを見せる

〇 : …だといいな笑

梅 : ふふっ…これ思いっきりできるよ

〇 : 怪我だけはすんなよ
あと、熱中症とか…

ｷﾞｭｯ

梅 : 大丈夫！
何事もなく全員で必ず完走するから

〇 : しっかり見とくよ
あと…何も抵抗なくすぐ抱きつくのやめなさい笑

梅 : なんでよ笑
もう別にいいでしょ

〇 : 良くはないだろ笑

梅 : え、なんで？
〇〇は推しメンに抱きつかれる
私は好きな人に抱きつけるじゃん

〇 : 好きな人って…笑

梅 : ほんとのことだしね

〇 : ははっ…ありがとうございます笑

いつからか美波は〇〇への気持ちを隠さなくなっていた

数日後から神宮公演が始まった

雨の予報もあったが天気は晴れだった

〇 : とりあえず初日は晴れそうで良かったな

梅 : ほんと奇跡みたいだよね笑

〇 : 皆んなの行いがいいからだろ

梅 : そうなのかな笑
まぁ〜私が晴れ女だからかもね〜

〇 : そうかもな笑

梅 : 絶対思ってないでしょ笑

〇 : 思ってるわ笑
まぁ…怪我なく全員で完走してくれよ

梅 : うん…ありがとう
じゃあ、行ってくるね

〇 : 行ってらっしゃい

〇〇は美波を送り出し…

〇 : 家のこと終わらせて暑いしギリギリに行くか笑

〇〇は午前中には家事を終わらせた

開演の15分前に着いた〇〇

〇 : 危ねぇ〜ギリギリ間に合った笑
晴れたのはいいけど…暑すぎだろ

〇〇は中に入る前にスマホを確認すると…

梅📲 : まさか寝てないよね？
絶対来なさいよ！！

〇〇が全く連絡入れてなかった為、美波からお怒りのLINEが来ていた

〇 : ははっ…最悪だ笑
終わってから返せばいいか

席に向かう〇〇

〇 : ははっ…またいい席なこと笑

毎度の事ながらいい席を用意していた美波

〇 : いいのかよ

そう思いながらも…

〇 : 美波ぃーーー！！👋

しっかり楽しむ〇〇だった

美波ももちろん気づいたみたいで…

梅 : 👋
（〇〇いたっ！

美波だけでなく…

さ : っ…👋
（〇〇さんだ！

さくらも〇〇に気づき手を振っていた

〇 : ははっ…さくらにも見つかったか笑

雨も降る事なく初日を終えた

二日目も雨の予報だったが…

〇 : おいおい…今日も晴れかよ笑
マジ凄すぎだろ

二日目もしっかり晴れた

〇 : マジ暑すぎだろ笑

三日目も…

〇 : マジで晴れ女じゃねーか笑

〇〇は席につく

〇 : 今日３期８周年か…すごいな

神宮公演最終日の9月4日は３期生が結成８周年だった

〇 : 帰ってきたらお祝いしてやらないとな

〇〇は家を出る前に美波が好きな物を仕込んで来ていた

〇 : 神宮でWアンコールすると思ってなかったな笑

最終日終えると裏に挨拶に行く〇〇

？ : 〇〇さん急いでこっち来てください！！

〇 : さ、さくらさんお疲れ様です
どうしたんですか？

さ : 実は…梅さん怪我してたんです

〇 : え…

さ : 今治療室います
一緒に行きましょう

〇 : う、うん

〇〇は全く気づいてなかった

さ : 気づかなかったですか？

〇 : うん…

さ : さすが梅さんだな…〇〇さんでも気づかないなんて

〇 : 俺が気付けなかっただけだよ

さ : …ここです

ｶﾞﾁｬｯ

さ : 梅さん大丈夫ですか？

梅 : うん、大丈夫よ…〇〇！？

〇 : よっ…👋

梅 : よっじゃないでしょ笑
なんでここにいるの？

〇 : さくらが案内してくれた

さ : 〇〇さんにお伝えした方がいいかなと思いまして

梅 : そっか笑
2人もここ座りな

〇 : 正直全く気づかなかったよ

梅 : それなら良かった笑
バレないようにするのもプロだからね

さ : さすがですね

〇 : …病院は行かなくていいのか？

梅 : 明日行くよ

さ : 〇〇さん付き添いでお願いしますね

〇 : は、はい笑

美波は応急処置だけし帰宅した

〇 : この状態でステージ立ってたのかよ

梅 : ここまで来てキャプテンが居ないとか話にならないでしょ

〇 : だからって笑

梅 : まぁ、そんな大きな怪我じゃないし大丈夫でしょ

〇 : まぁな…とりあえず明日病院な

梅 : はぁい
お腹空いた〜

〇 : 美波の好物仕込んで来てるよ

梅 : おぉ…さすが！！
早く帰ろ〜！

〇 : 仕上げてる間に風呂入れよ〜

梅 : はーい！

…

〇 : 歩けないのに1人で行くな笑

梅 : そうだったね

〇 : おんぶするから行くぞ

梅 : ありがとう

ｷﾞｭｯ

〇 : 軽すぎだろ笑

梅 : うるさい
スタイル維持頑張ってんの！

〇 : ちゃんと見てるからわかってるよ

梅 : …

〇 : こんな細いのによく最後までステージ立ってたな

梅 : 〇〇…

〇 : 俺も全く気づかなかったしまだまだだな〜

梅 : そんな事ないもん

〇 : まぁ…気づいても何もできないけどな笑

梅 : 〇〇が来てくれたから頑張れた…ありがとう

〇 : いい席貰ってるし行くよ笑
美波の頑張ってる姿も見たいしね〜

梅 : もぉ…好き

ｷﾞｭｯｰ

〇 : うぅ…痛い

梅 : あぁ…ごめんごめん
ついつい嬉しくて笑

〇 : 死ぬかと思ったわ笑

梅 : 簡単に死なないから大丈夫

〇 : はい笑

そんな話をしながら部屋に向かう

〇 : 美波1人で風呂入れるか？笑

ﾊﾞｼｯ

梅 : ばーか！
入れるわ！

〇 : ははっ…ですよね笑

梅 : 先に入っておくから料理仕上げてて！

〇 : はい笑

美波が入ってる間に仕上げる〇〇

〇 : …着替え持って行ってないよな笑

〇〇は洗濯からパジャマを取って脱衣所に向かう

ｶﾞﾁｬｯ

梅 : …ノックせずに入るなぁーー！！

〇 : ごめんなさーーい！

〇〇は良かれと思っていたら風呂上がりの美波と鉢合わせしてしまうのだった

梅 : 最低…

〇 : いや…着替えないし良かれと思って

梅 : ノックぐらいしなさいよ

〇 : まだ上がってないと思ってて…

梅 : はぁーもうお嫁に行けないよ

〇 : ははっ…美波は美人だから誰でも行けますよ

梅 : ばーか、、そこは俺がでしょ

〇 : …頑張ります笑

梅 : もうお腹空いたから早く食べよう

〇 : はい

” いただきます “

梅 : んっ…美味しい！

〇 : 良かった笑
朝イチで煮込んだから柔らかいし味染み込んでるでしょ？

梅 : めっちゃ柔らかいし味しみしみだね
あぁーご飯欲しくなる

〇 : 今日くらいいいんじゃない？笑

梅 : えぇ…どうしよ

〇 : 一応ご飯炊いてるよ

美波は24時以降食べる際は炭水化物は取らないようにしていた

〇 : いるなら注いでくるよ

梅 : …100gだけお願い笑

〇 : ははっ、了解しました笑

…

梅 : ふぅ…お腹いっぱい

〇 : よく食べたね

梅 : 食べてすぐ寝れないからなんか映画でも見ない？

〇 : いいよ
片付けしとくから見たいの選んどきな

梅 : わかった

〇〇が料理の残りを移し、洗い物してると…

ｷﾞｭｯ

〇 : 足痛めてるんだから座っときなよ

梅 : 〇〇が遅くて寂しいから来ちゃった

洗い物する〇〇に後ろから抱きつく美波

〇 : もう終わるから座っときな

梅 : もう終わるならこのままでいる

〇 : 甘々美波じゃん
映画見る時コーヒー飲む？

梅 : あるの？

〇 : 家出る前に淹れてるから冷蔵庫に冷えてるよ

梅 : 最高じゃん
もちろん飲みながら見る

〇 : 了解

映画も見始めたものの…

梅 : ｽｰｽｰ💤

〇 : まぁ、そうなるよな笑

隣ですぐに寝てしまう美波

〇 : 運ぶか笑

美波をお姫様抱っこし部屋に運ぶ〇〇

〇 : ほんとよく頑張ったな…お疲れ様

…

美波は翌日〇〇と共に病院へ向かう

脚の方は軽い捻挫という診断だった

〇 : とりあえず良かったな

梅 : そうだね
夏休み中はあんまり出掛けられないな〜

〇 : 安静にしとかないとね

梅 : つまんなーい

〇 : はぁ…家でお取り寄せでもして楽しむか？

梅 : 最高！
それしよう

〇 : そうと決まれば早く帰って何にするか決めるか

梅 : よし、帰ろう！

今年の美波の夏休みは怪我の回復の為の休み期間になりそうだ

To be continued…