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弱さを見せられる強さを手に入れた就活生【ライフデザインスクール体験談】

1.自己紹介

私は、東京の大学4年生。すでに、学生最後の授業も終え卒業旅行とバイトに明け暮れる毎日を過ごしています。
出身は山形県で蔵王温泉が近くにあります。地方ののんびりとした自然に囲まれた暮らしが大好きです。東京での生活は、田舎者の私には情報量が多く大変なこともありましたが、地方にいたら考えられないくらいたくさんの人と出会い様々な経験ができてとても満足しています。すでに就活も終え、紆余曲折ありつつも家具屋さんとして名古屋で働く予定です。

2.なんでもチャレンジしていた大学一年生時

大学一年生のころの私は、都会の溢れかえるほどの情報量と人との出会いに対して、「いろんな経験をしてみたい」という一心でとりあえずやってみる、とりあえず参加してみる。をモットーに動き回っていました。バイトもこれまで、10個はやりましたし、4つほど掛け持ちしていた時もありました。特に、スポーツ、教育、国際関係について興味があったので、それに関連しそうな国際NPOの事務や、スポーツ教室の先生、バスケットボールの審判などもやってみました。
大学一年生の夏休み高校の先輩から『カンボジアで家を建ててみない?』と一声かけられ、他の国に留学予定だったのにも関わらずそれをキャンセルし、ノリで住居建築をしたりもしました。その経験が私の中でとても刺激的で、同じ経験をもっと多くの人ができる環境を作りたいと思いボランティアサークルを立ち上げました。
教育に興味があったので実際に先生になる経験を早いうちにしてみたい!という想いから海外で小学校の先生をするプログラムに参加し、教育の面白さを身をもって実感しました。
こんな風に、ライフデザインスクールに入る前の私は『やってみたい!じゃあ、しよう』の思考回路のみをもって突っ走っていました。

3.色んなことをやってみたけど、自分の好きはわからなかった

3年の夏、周りが就活の話をし始めた頃、「自分は将来何をしたいのかなあ」とぐるぐると考えるようになりました。
今まで自分がやってきた行動によって得たものが社会に対してどんな価値提供につながるのかまったく想像できませんでした。やってみたいことは山ほどあるのに、働くということを考えると『これだ!』というものはない。そんな状態でした。周りからは、『あすかは色んな事やってるから就活には困らないでしょ。』と頻繁に言われるようになり、心の中で『そんなことないのにな、、、』とつぶやく毎日でした。
丁度、その時知人の紹介で繋がったのがライフデザインスクールでした。ライフデザインスクールは自分の好きを探求し仕事につながるヒントを探すことができるということで、今の自分にピッタリだと感じ興味を持ち始めました。また、クラスは仲間との関わり合いが多いということで、今まで自分で自分のサイクルを回してきた私にとって新しい気づきを得ることができるのではないかと思いました。そして、説明会で卒業生が自分の好きなことを実際に仕事にしている姿を見て、自分もこんな風に自分の働き方に自信と納得感を持って働きたいと思ったことが、入る決め手となりました。
こうして、自分の本当の好きを見つけたい。今までしてきた行動の社会に対する還元方法を考えたいという思いでライフデザインスクールに入ることを決めました。

4.正直馴染めなかったライフデザインスクール

ライフデザインスクールが始まってすぐは、正直あまりクラスに馴染めなかったです。というのも、その期間がちょうど所属しているサークルの代替わりの時期で多忙を極めていたからです。サークル人生の集大成となるイベントが目白押しで、いかにいいものを最後に後輩に届けるかばかり意識していました。かつ、丁度その時教育関係のNPO団体のインターンシップに参加しておりそちらの運営でもてんてこ舞いになり、ライフデザインスクールは後回しになってしまっていました。なので、クラスのみんなはペアトークを通してお互いの目標を共有したり、一緒に目標を立てて取り組んでいる中で、週に一回の4時間のクラスにも最初と最後の15分間しかでれない状態になってしまっていました。みんなは本音で悩みを吐露したり、支え合ったりしている中で、自分で状況を変えないととおもいつつも、目の前のことで精一杯で変化を起こせず温度差を感じながらもなんとなくクラスが進んでいきました。

5.本音を伝え合うことで初めて得られた「これが仲間か!」という感覚

サークル活動が落ち着き、久しぶりにクラスに最初から最後まで参加した時、初めてやっと今更ながらにみんなは今までクラスでこんなことを考えてたんだ~とわかると同時に、自分もみんなの抱えている悩みに対して素直にコメントをして、一緒に考えらえている感じを実感しました。今までは、どこか他人事だったけどこうやって頭から話を聞くと自然と一緒に考えたくなるし、周りのみんなも私のことに対しても真剣に考えてくれました。今まで全然積極的に参加していなかった私に対しても、こんなに真剣に考えてくれて、今まで自分の選択肢に関して人にあまり相談したことがなかった私はこれが仲間か!!!とじわじわと嬉しくなり、来週までにすることに対して初めてモチベーションを持てました。
ライフデザインスクールの環境は、なぜか自然と一人ひとりの思いに耳を傾けて一緒に考え、みんなでみんなを築いていこうという気持ちにさせてくれました。

6.仕事とは、自分がよりイキイキと生きていくための手段であると体感した合宿

少しずつ、ライフデザインスクールの良さに気づきはじめ、少しずつ周囲に対しても自分にたいしても正直になってきたかな、という時期に明らかに自分の中のマインドセットが変わったと思える出来事が2つありました。
どちらも2回目の合宿の時のことです。
一つは自分が社会に対して与えたい価値についてです。
それまで、クラスを通して興味関心に関わるいろんなことをやってみてはいましたが、自分の中でしっくりくるサービスが見つかっていませんでした。
そんな時、ナイトマーケットと題して自分のサービスをクラスのみんなに提供することになりました。それまでに自分のサービスの方向性が決まっていた人はすらすらと案を書き出しており、見てて生き生きしていました。その反面で私は今まで色々やってても見つからなかったのにこんな急に決められないと、とても焦りました。
それでも、みんながやってるから自分も何かしなきゃいけないと思い、ずっとキーワードに挙げていた教育に関連して授業を行うサービスを提供することにしました。
クラス全員がお店を一斉に開いて、運営の方がお客さんになるので、当然お客さんがいない時間も生まれます。周りは結構興味をもってもらえているのに、自分のはよくないかもしれない、、誰かひとりでもいいから私のサービス買ってくれ、、、という気持ちでいっぱいでした。
初めに通りすがった運営の人は軽く話を聞いてくれたもののなるほどね~といった感じであまり興味を示してもらえず、私のやばいぞメーターがどんどん上がっていきました。
それでも、その次に通りすがった人に声をかけて興味を持ってもらえました。その日に60分間の授業を行うのは難しかったので、即興で相手の好きなことと、現在の悩みを聞いて、後々60分の授業で続きが聞いてみたくなるようなお話を5分間行いました。やってみると、相手の話を踏まえた歴史や地理的知識が案外自分の中で組み立てることができて私自身も楽しかったですし、相手も目をキラキラさせて聞いてくれました。実際のお金ではないですが、LDSで使っているmiiでの収入を得てとても嬉しかったです。お金を稼ぐという点ではアルバイトと同じですが、自分が提供しているサービスだから相手に満足してほしいし、失敗したくないという気持ちが強くなり、初めてお金を稼ぐことにやりがいを感じました。今までは、お金を稼ぐことは生活してくための必要なことという認識でしたが、このナイトマーケットを通してお金を稼ぐことは自分の生きがいを持つことに繋がると思えるようになりました。そのあと行った60分の授業では、事前に聞いた興味のあることや好きなことをもとに私がそれに関する情報を歴史や地理の観点から集め社会科の授業を行いました。『はじめて知った~!』『面白い!』といった感想を聞くことができて、授業を作るのもやるのも楽しかったです。そして、最終的にはmiiではなくお金でリターンをいただけるようになりました。それによって、今まではやらなければならないものとして捉えていた仕事が、自分がよりいきいきと生きていくための手段であると捉えることができるようになりました。

7.弱さを見せられる強さに気づいた

二つ目は、自分にも相手にも正直になることです。私は今まで、周囲に明るく振舞うことで周りも楽しく話すことができるし、全体も円滑に進むと思っていました。しかし、ライフデザインスクールでは自分の気持ちを十分に言語化できていなくとも、悩みや不安を吐露していい場所でした。同じクラスの人の中には、チェックインの時点で一週間で感じた悩みや、新たに生まれた不安を全体の場で話していました。話を聞いていると、その大変な気持ちに共感でき、私も何か力になりたいし応援したいと思えました。毎週のクラスでそういったみんなの本音と向き合っていく一方で、自分自身が就活や進路で抱えたもやもやにも少しずつ正直に向き合えるようになっていました。

特に大きな変化があったと感じたのは、2回目の合宿でのある場面でです。ずっとクラスの全体の場で発言できない子がいました。私は、何か理由があるんではないか、一回でも全体の場で発言できたら自信になってもっとたくさん話してくれるのではないかと思っていました。しかし、目を合わせて視線を送ってみても、輪になった時に隣に座って突っついてみても全く発言してくれません。きっとほかのみんなも、この子が発言するのを待っているのだろうけど何も言わず、じっと待っているだけという場面が多くありました。なにかアクションを起こさないとと思いつつも、できなかった、、という後悔の繰り返しでした。けれども、伝えたらなんか気まずい空気になってしまいそうだし、となかなか声をかけることができていませんでした。
そんな時、クラスの一人が、クラスのみんなに対しては優しさといっても甘えのやさしさではなくて、時には相手に対して厳しくするやさしさも必要だと思うといってくれました。その言葉を聞いて、伝えてみようと気持ちを持つことができ、なぜ話してくれないのかしりたい、みんな待ってるよ。と全体の場で伝えることができました。
すると、その子は涙ながらに自分でもなぜ発言できなくなってしまうのかわからないし、みんなに心配をかけていて申し訳ない気持ちだったと伝えてくれました。その子自身の中でも葛藤を繰り返していたのだなとわかると、もっと最初から声をかけてあげられてたらよかったと思いました。あの時自分の気持ちを流さずに、声をかけることができて本当によかったです。

それ以降、私は自分の気持ちのうれしいも苦しいも、わからないも正直にクラスの場で発言できるようになりました。今まで抱えていた、就活や進路の悩みも心の思うままに話すことができました。
話してみると、想像していたようなクラスが暗くなってしまうということはなく、みんなが一緒にどうしたらいいのかを考えてくれたのが嬉しくてさらに涙がとまらなくなりました。弱さを見せないことが強さなのではなく、弱さをみせることの強さがあると学びましたし、弱さを相手に公開できることがお互いの信頼関係につながっていくと感じました。
まだまだ、自分の苦手や弱さを伝えることは苦手ですが、いざというときには話してみようと思えるようになりました。


8.自分の新しい一面を知れた事で自分な優しくなれた

ライフデザインスクールを通して、人生ノリだけじゃ生きていけないと思うようになりました。今までは、「おっけい」「いいよ」といった言葉ばかりを口にしていましたがライフデザインスクールを通して自分と向き合うことで見えてくる自分の本当の好きや、弱い部分があるのだと分かりました。そして、弱みを自覚することが苦しいことではなく、その局面に立ったときに、この場面に弱いんだからこうしようと自分で律することができるようになりました。自分の新しい側面を知ったことで、自分に優しくなったと感じています。前は沢山予定を入れちゃって、強行突破な毎日だったけど、それじゃ大変だし、追い込まれた時にヘルプを出すのが苦手だと自覚しているからこそ自分の気持ちを大事にして、ありのままを周りと共有することを大切にしようと思えました。

9.これからの実現したい未来

これからは、一人の社会人として働くことになりますが、自分の見つけた好きである『教育』の心を育てていきたいと思っています。
具体的には、ライフデザインスクールでコーチングをもとに自分の好きが紐解けたことから、子どもたちにも、そのわくわくを味わってもらいたいと思いコーチングを勉強する予定です。いつか、対話を通じて自分の好きを探求できる場所があらゆる人に届けられたらと思います。

9.ライフデザインスクールについて
ライフデザインスクールでは、常時体験会を行っています。
ここでは、ライフデザインスクールでどんなことに取り組むのかをより詳しく知ることができます。実際に運営を行う社員さんと直接話すことでより具体的にライフデザインスクールへの取り組み方がイメージできるはずです!
https://lifedesignschool.com

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