本当に大切なものを大切にすること


先日、初めて長野県の伊那市というところに行ってきた。
きっかけは、コロナ渦の時に毎朝zoomをしていた人たちと約3年ぶりに話したことだった。
3年の時が経つと、みんなの環境はあの時と大きく変わっていてそれぞれの道を歩んでいた。博士に進んだ人、野菜の卸業をやっている人、車の大手企業に入った人。それぞれの道でそれぞれの人生を歩んでいた。
その中でも、鏡平くんという人が私の今の暮らしのもやもやの晴れさせてくれそうでそれで長野にいくことにしたのだ。


というのも、久しぶりに話した平くんは人生を自分らしく自由に築いているのが画面越しからでもありありと伝わってきた。肝が据わっているというか、焦りや不安がないというか、そういう雰囲気があった。そんな彼が好きな芸人さんの言葉を紹介してくれた。

人は生まれた瞬間がもうゴール。あとはウィニングラン。

調べてみたら天竺鼠の川原さんの言葉でした

人は生まれた時がすでにゴールで、成功してる。
その後の人生は自分が好きなように喜びを表現すれば良い。争う必要もないし、かっこいいフォームで走る必要もない。それぞれの方法で表現すればいいんだ。

とっても素敵な考え方だし、平くんはそれを体現していた。彼を取り巻く環境や、暮らしを見てみたいと思い次の日の朝には伊那市行きのバスに乗っていた。

着いてすぐに川の辺でお昼寝したの最高だった🌳🐟

彼と話して思ったのは、

欲がないなってこと。お金持ちになりたいとか、有名になりたいとか人ってちょっとはそういう気持ちがある(もちろん私もそう思う)んだけど、彼にはそういう欲が全く無さそうだった。
自然と人がハッピーならそれでいい。嫌なことがあっても、広い空と畑と森をみたらもう十分満たされているそう感じることができる。
だけど、その大切なことは譲らない。守るために学び続けているし、研究している。

この景色が見れれば幸せって思えるんだって
その幸せが側にある暮らしいいよね
私にとってのそういう瞬間や、景色ってなんだろう


自分にとって、そう思えることってなんだろう。
やっぱり私は子供たちの笑顔をみることが何にも代えられない幸せや原動力になる。
なのに、今の暮らしの中でそういう瞬間って1週間に一回あるかないかのスポーツ教室の先生としてら働いている時だけ。そりゃあ、そんな時間の使い方してたら幸せって思えることが少ないのも当たり前だ。

教育実習の時のことを思い出して、いただいたYouTube振り返っちゃった。みんな可愛くて2年経った今でも振り返るとニヤニヤしてくる^^

『これだけは大切にしたい』って思えることをぶらさずに、大切にし続けることって難しい。
それが、できるようになったら焦ることも、争うことも必要ない。それぞれの生き方があるからって思うことができる。そして、自分の大切なものをどうやって守るか、ぐんと大きなものにしていくかに集中することができる。

就職してから私は心のどこかでずっと何かと戦っていたし、焦っていたと気づいた。将来の夢と、作りたい世界は大学一年生のからずっと変わってないのに、目の前の評価や、評判に怯えていたし、今自分がここでしていることが正解なのか不安だった。それはそうだよな。と今思えば納得できる。本当に大切にしたいものに関わらずに日々を過ごしていたから。

大切にしたいことを大切にしようと心に決めて生きていると今までとは違う世界を周りの人に伝えられる。
平くんは、星を見ると自分が地球にいることを実感できるって言っていた。星空をみて自分が地球に生きていると実感すること。その日常がないから、自然が壊されるようなことが起きているんだ。
星を見るのが私も好きだけど、その時に地球に生きているって考えたことはなかったなあ。確かに自分は地球に生きているんだから、それを汚すことはしたくないと納得できた。

私も大切にしたいことを大切にできる人生をこれから歩めたら、そんな風に周りの人に対して気付きをもたらす言葉を自然とかけれるようになるのかも。


商店街で通りかかった駄菓子屋さんの名前が『それぞれ』だった。
街全体が、一人ひとり違うよさがあるということを分かっていて、その人の大切にしていることを応援して受けとめてくれているそんなあったかい街だったなあ。

素敵な名前〜って思って写真撮ってたら、ここの店番をしている方に声をかけてもらって楽しいお喋りタイムした
ワクワクの気持ちになった^^

今までの遠出とは違ったエネルギーをもらえて、本来の自分になれそうな予感!少しづつこの街からパワーを貰って黒田あすからしい毎日を積み重ねられるようになったらいいなと思う。

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