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あの頃はうどん麺が14円だった

やっとこれについて話す時が来たかという感じですね。

今日は、くのいちが節約仙人だった時代のお話をしようと思います。

くのいち、2年半前にこっそり本を出しているんですけど、その節約部分のお話が今日の話ですね。

「水風呂に入って節約していた」これ大げさではありません。
本当に、ガス代をケチって水風呂に入っていました(笑)

最初に言っておきますが、今回ご紹介する節約方法、何一つ真似しないでください!!!!

本当に不健康というか、必要最低限度の暮らしって何だろうって感じなので、反面教師にしてくださいね。



これはくのいちが社会人1年目のお話です。
子どもの頃テレビで見ていた「1ヵ月1万円生活」が大好きで、一人暮らしを始めたら絶対1ヵ月1万円で生活するぞ~って思っていたんですね。

仙人の衣食住

家賃は2万9千円

憧れの一人暮らし。理想は綺麗でセキュリティもちゃんとしていて、綺麗な家具に囲まれて—―――っていう暮らしですが、節約仙人のくのいち、もちろんそんなことはしません。

家賃を抑えるために、築40年の1Kを借りました。荷物が少なかったので、狭い家でも充分でした。家賃は2万9千円。

当然壁は薄くて、隣人のいびきが聞こえてきます。

家に帰るとゴキブリが「おかえり」って言ってくれます。

アパートの周りは雑木林。街灯がないので夜家に帰る時はスマホの懐中電灯で照らして玄関まで歩きました。



食費は月500円

始めての一人暮らし。くのいちの親にはかじる脛がないので、全部自分で日用品を揃えます。最初、家にある家電はエアコンだけでした。

それから、ほどなくして、母がIHクッキングヒーターを買ってくれました。

その次に、メルカリで1万4千円の冷蔵庫を買いました。しかし、自炊はほとんどせず、それらはコンセントを抜かれたまま、オブジェになっていました。

これで家にある家電はエアコン、IHクッキングヒーター、冷蔵庫の3つ。くのいちの3種の神器。

食事は職場で昼食だけ食べていました。1日1食生活です。

ありがたいことに、昼休みがない代わりに、昼食代が無料という職場だったので、昼は管理栄養士さんが作ったご飯を無料で食べることができていました。

1日1食なので最初はお腹がすきますよね。でも人間、慣れなんですね。

周囲は当然「1日3食じゃないなんて不健康!」と言ってきます。私も当時は、身体に悪いことしているんだろうなぁと感じていました。

しかし最近は、1日1食を推奨している健康本もよく見かけるようになり、「たまたまだけど、間違ったことはしていなかった」と感じています。

問題は仕事がない日です。土日休みなので、2日全く食べないのは身体が持ちません。その時の1日1食は、うどんか冷ややっこのどちらかでした。

ドラモリは安いですよ。
当時うどん麺が14円、豆腐が37円で売られていました。

うどん1玉で汁を沢山作って、水分でお腹を満たしました。

豆腐は意外とお腹に溜まるので助かりました。

しかし、どちらも消化が良いのですぐにお腹が空いてしまいます。人がご飯を奢ってくれた時は神様に見えていましたね。

うどんと豆腐を買うので、食費はゼロとはいかず、月500円程度でした。


光熱費全部で4千円

次に光熱費ですが、電気・ガス・水道合わせて4千円ほどでした。

●電気

まず、電気の契約アンペアを15Aに設定(一人~二人暮らしだと30Aが普通です)して基本料金を下げます。
ですがこの電気、ほとんど使われることはありません。

朝は日の出とともに起きて、日の入りの時間に、ろうそくをつけます。

ろうそく1個じゃ暗いからもう魔法陣状態ですよ。

夏は大体5時起き、20時寝。冬は7時起き、18時就寝です。さすがに18時には眠くならないので、用もないのにウィンドウショッピング(もちろん何も買わない)をして時間を潰してから家に帰っていました。

残業が出ない職場で、意味もなく残業したりしていました。職場のほうがエアコンがついているので快適でした。

お風呂に入る時は電気をつけます。ユニットバスで窓がないので、真っ暗だったんですね。なのでしぶしぶ、しぶっしぶ電気をつけて、さっと入ってさっと出ていました。

くのいちさん、照明以外の電気は?

ち、ち、ち

お忘れですか、くのいちの家には3種の神器しかないんですよ。
しかも自炊をほとんどしない。冷蔵庫はオブジェ。
照明以外の電気は使われることはほとんどないのです。

洗濯機は持っていないので、実家に帰った時に洗濯したり、コインランドリーに持って行ったりしていました。すぐに洗いたいものだけ手洗いをしていました。コインランドリーも高いのでほとんど実家か手洗いでしたね。

問題は夏と冬ですね。暑さ寒さ。

職場の人が捨てると言っていた中古の扇風機を譲ってもらえたので、夏場は扇風機で過ごしました。扇風機はドライヤーの代わりにもなって便利でしたね。

水風呂に入ったあと扇風機に当たったら気持ちが良いですよ。

九州の夏。室温35度前後でも「無料サウナだ~!」って思って耐えていました。頭おかしいですよね。今日の動画の中で最も真似しないでほしい部分ですね。今熱中症もすごく多いです。クーラーは我慢せずにつけてください。

35度くらいなら耐えていた時期の反動か、今めちゃくちゃ寒がりになりました。家族と同じ空調の温度だとめちゃくちゃ寒いんですよ。

冬は「動けば温かい理論」で、掃除や筋トレをして常に動くようにしていました。寒くてどうしても眠れない時だけ、2時間くらい暖房をつけました。

月の電気代は600円程度でした。冬暖房をつけた時は月1200円前後になっていました。当時のくのいちはこの数字を受けて、「電気代2倍!!」と凹みます。


●ガス

お湯を使うとガス代が高くなるので、6月から8月はずっと水風呂に入っていました。水風呂に入ると、風呂上りも身体が冷えているので、クーラーをつけずに過ごすことができました。一石二鳥です。

●水道

水道は2ヵ月に1回引き落としで、1800円でした。
つまり水道代は月900円です。

水道はシャワーとトイレ、朝、顔を洗う以外は使いません。
冬、温かいお湯が出て来るまでにちょっと時間がかかりますよね。
あの水をバケツに溜めておいて、トイレが終わったらトイレタンクに入れていました。

電気 600円
ガス 2200円前後
水道 900円

光熱費の合計は毎月3700円前後でした。


その他

携帯は格安SIM利用で、当時のプランで一番安かった月3500円。Wi-Fiもないのに最低限のギガ数で契約していたので、月末はギガが足りなくなっていました。

洋服は友達のおさがり。または、近所のBOOKOFFでたまに古着の詰め放題500円っていうのがあったので、それに詰めるだけ詰めて、1着50円くらいで服を着ていました。

散髪。これはくのいちのチートポイントですわな。

お母さんが美容師。

化粧品。これもチートポイントですわな。
妹が美容部員。たまに何かもらえます。

そんなこんなでその他の出費はほとんど要りませんでした。


仙人生活終了

そんな仙人生活も終わりを迎えます。

ボーナスも全額貯金をして、10ヵ月間で約160万円貯めました。

そのお金で奨学金を繰り上げ返済し終わったのをきっかけに、もう少し生活の質を上げようかなと思い、節約仙人生活は10ヵ月で終わりを告げました。

剣道3段とはいえ女性なので、虫や不審者、ご近所トラブルはさすがに怖かったんですね。

生活費合計

家賃       2万9千円
食費        500円
光熱費      3700円
通信費     3500円
交通費     6000円
日用品、交際費 7000円
合計 49,700円



生活費を5万円に収めていました。奨学金の返済が月2万円ちょっとあったので、支出の合計が7万円くらいでした。

毎月の貯金額は月14万円でした。

結局無理していたので長くは続きませんでしたね。栄養が摂れていないから採血の数値も悪かったですもんね。22歳なのに(笑)

あの頃の自分は貯金・節約しか頭になくて、自分の稼ぎは今後もずっと変わらないものだと思っていたので、副業するという思考回路がなくてこんな状態でしたね。

当時はいくら貯金できるかだけが楽しみでした。他にやりたいことも楽しみもないし、生き甲斐も、将来への希望ない。

あるのは老後のお金の不安だけ。

通帳の中の数字が増えていくことだけが、当時のくのいちの自己肯定感を保ってくれていたんですね。ですからこれはこれで楽しんでいました。

今も節約はゲーム感覚で楽しんでいます。でも無理なく。

そして稼ぎを増やして、増やした分は投資に回してお金に働いてもらうという良いサイクルができていますね。

結論

無理な節約は続かない。若い時は貯金よりも自己投資をして自分の収入を上げるべし!

以上、節約仙人くのいちからの教訓でした(笑)

あの仙人生活のおかげで、最悪なんかあった時は月5、6万円あればくのいちは死なないということが分かったので、心のお守りになっています。

この本を書いた2年後に詐欺に遭って、こうやって節約して貯めたお金は全部詐欺でなくなったんですけど、まぁ、なんとかなりました。

さいごに

あの、最後に、くのいち今はメンタルも非常に安定しておりますし、好きなことも生き甲斐もありますし、自己肯定感も人並みには高くなったので心配には及びません。
お金についての考え方も、バランスが良くなったんじゃないかなと思っています(両学長のおかげ)

なのであの、今回の動画は「昔のくのいちバカだなぁ」って笑ってもらえたら嬉しいです。

最後にまた言っておきましょうか。

何ひとつ真似しないでください!!



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