副業でライブ配信はおすすめできない理由
はい!こんにちは。
心の健康をお金の面から考える、精神科作業療法士のくのいちです。
ご質問いただきました!
はい!ご質問ありがとうございます。過去に投稿した「繊細さんにおすすめしたい在宅ワーク12選」に対するコメントですね。
この動画の中で、ライブ配信は繊細さんには向かないけど、即金性が高いということで、おすすめをしました。
副業としてのライブ配信にご興味がある方も多いのではないかと思います。
今SNSで1番波が来ているのがショート動画、次がライブ配信、その次が音声配信と言われていますからね。
ライブ配信って家にいたままできるし、何か楽そうなイメージある!!
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、80~90%の人がライブ配信は続かない世界です。一体何がきついのか。そして実際、どのくらい稼ぐことができるのか。
この投稿では、副業としてライブ配信を考えている人に、ライブ配信のメリット・デメリット、そして注意点をお話したいと思います。
私はライブ配信を3か月間だけ行っていました。3か月しかライブ配信の世界にいなかったので、この投稿をライブ配信の世界でバリバリやっている人がいたら「素人が語ってくれるな!」と感じると思うのですが、感情的にならずにコメント欄で「補足」という形で教えていただけると幸いです。
noteはYouTubeの原稿として投稿しています。よろしければ動画にてお楽しみください。
メリット
①即金性が高い
くのいちはライブ配信を始めて初月の収益が2万9千円でした。まだYouTubeの登録者が16人くらいの時でしたので、本当に無名の人が、初月で約3万円。びっくりですよね。
在宅副業の中でもかなり即金性が高い部類に入ると思います。
2ヵ月目は3万5千円、3か月目は3万円ちょうどだったので、3か月でトータル約9万4千円です。無名で実績も何もない人が家にいて1ヵ月3万円。お小遣いとしては充分ですよね。
ですが、その3か月も決して楽をしていたわけではありません。月に最低20時間、30時間配信しないと報酬が発生しませんよ、〇〇コイン以上投げ銭してもらえないと報酬ゼロですよ。とね、時間と投げ銭のノルマがあったので、このノルマとの闘いでした。
ライブ配信の苦しい部分は後半の、ライブ配信のデメリットでお話をしていきます。
②手間が少ない
ライブ配信は、スマホにライブ配信のアプリを入れて、配信スタートのボタンを押してすぐにスタートできます。
YouTubeみたいに動画の原稿を書いて、動画編集をして~という手間が必要ありません。
この点はすごく手軽ですよね。
③家でできる
自分の好きな場所で配信をすることができます。子どもがいてもできます。
くのいちがライブ配信を始めたのは、去年の5月、詐欺に遭って、1000万近く失って、マグロ漁船にでも乗りたいけど、でも子どもはまだ生後7か月。家でできる仕事はないか。1分1秒でもお金を稼いでいたい。
そんな思いでライブ配信を始めたのですが、家にいるので当然膝の上に子どもを抱えたままライバーっていうお仕事していてんですね。
赤ちゃん抱えたままできる仕事は他には・・・浮かばないですね。
④誰でもできる
先ほども言ったように、赤ちゃんがいてもできます。
稼げるかどうかは一旦置いといて、どんな人でもライバーにはなれます。
人から「変わっているね」とか「キャラが濃いね」と言われる人は、ライバーが天職ですよ。ファンの獲得に繋がりやすくなります。
⑤親近感を持ってもらいやすい
ライブ配信はそこに来たリスナーとのコミュニケーションなので、親近感を持ってもらいやすいです。
リスナーとしても、リアルタイムでコメントができるって良いですよね。
お友達に近いような親近感を持ってもらうことができます。
デメリット
①フロー型のビジネスである
ビジネスにはフロー型とストック型があります。フロー型というのは、自分が働いている時間だけお金を生み出してくれるものです。アルバイトやせどり、不用品販売、ライブ配信などはこのフロー型にあたります。
対してストック型は、自分が仕事を積み上げたものが後々お金になり、収益化を達成すると自分が寝ている間でもお金を生み出してくれるものを言います。
ブログやYouTubeがこれにあたります。
ライブ配信はフロー型のビジネスですので、ライブ配信を辞めたらその月からお金が入って来なくなるんですね。副業で自由な時間を増やすぞ!と思って始めた人には、理想と現実のギャップがあるかもしれません。
ライブ配信を辞めても、一部のコアなファンはついてきてくれるかもしれませんが、そのファンの獲得のためには相当な努力が必要です。
②気疲れしやすい
ライブ配信では相手のコメントの意味を汲み取って、理解して、当たり障りないことを返すという臨機応変さが求められるので、すごく頭が疲れました。
配信に誰も見に来なかったら来なかったで時間がしんどいですし。
でも月の配信何時間以上というノルマを達成できないと報酬は発生しませんから、誰も見に来ていない配信でも、リスナーが来るまでは待たなきゃいけないし。
中にはマナーが悪いリスナーもいます。無断でスクショや録画をされることもありました。それが分かった時のゾワゾワ感半端ないですよ。
親近感も持ってもらいやすいのはライブ配信のメリットではありますが、こちらは顔出しをしていますけど、リスナーさんはコメントの文字だけなので、親近感には差があるんですよ。リスナーさんがこちらに感じている親近感と、ライバーがリスナーさんに感じている親近感に差が出てきた時に、傷つくようなことを言われたり、笑えない冗談を言われたりするのも気疲れしますね。
これは自分の性格の特徴もありますので、向き不向きが分かれると思います。どんなことでも笑って許して、そのあとも引きずらないタイプの人はライブ配信向いているんじゃないかなと思います。
③毎日続けないとファンが定着しにくい
ライブ配信は自分の好きな時に、好きな場所で!
と、手軽なイメージが強いですよね。実際は人気ライバーさんは毎日、ほとんど決まった時間に配信をしています。
「毎日〇時に自分の枠に来てもらう」というというのを、リスナーさんに定着してもらうためです。
すごい人は交通事故に遭った直後の病室から配信をしていたり、別のライバーは持病があって、顔真っ青になりながらも配信していたり。
それをリスナーも褒めていて、異様な感じですよね。
苦しい時も休まず働くことを美徳とする日本人の風潮を垣間見たような気持ちになりました。
くのいちは健康第一なので真似できないなと思いました。
④ロング配信しないとファンがつきにくい
ライブ配信のイベントに本気を出すライバーさんたちは平気で12時間配信、24時間配信していたりします。ロング配信をするとスコアが上がって、おすすめで上位表示されやすくなるからですね。リスナーさんも自分の好きな時にライブを見に行くことができますし。
なのでロング配信をしている人もいるのですが、24時間、途中トイレに立ったり仮眠を取ったりする人もいますが、それ以外ずっとスマホを見ているって、きついですよね。不健康ですね。
他の仕事に当てはめて考えてみると24時間労働のスーパーブラックだなと思います。ライバーという職業だけでも食べていっている人も沢山いるので、夢がある仕事だなとは思いますが、楽ではないです。
私はここまでしなかったので、毎日2時間だけしか配信していなかったので、大きく稼ぐことはなく、3か月間月3万円くらいでライバー人生を終えました(笑)
⑤リス活の文化がしんどい
ライバーが、リスナーとなって他の配信者の枠に遊びにいくのを「リス活」と言います。
リス活をして、ライバー同士が知り合いになって、他枠で宣伝し合うことでお互いの認知度を高めたり、投げ銭のノルマが達成できなさそうな時にギフトを投げ合ってノルマ達成させるというのが狙いみたいです。
私はライブ配信を実際にやってみるまで、こんな、挨拶周りみたいな文化があることを知りませんでした。
在宅ワークの中では圧倒的に、コミュニケーション能力が必要な職業だと思います。
一回人の枠に入ったら「すいません、また来ます」とか一言言って抜けなきゃいけない気がするし、すごく盛り上がっている時に抜けるのも失礼かなとか色々気を遣ってしまうので、しんどかったです。
その他・スマホでできる副業をお探しの方はこちら↓
●注意点
①事務所所属はよく考えてから
ライバーデビューすると、事務所所属のお声がかかります。くのいちも3社くらいスカウトが来ました。「スカウト」と言うと聞こえが良いんですが、誰にでも事務所所属の話が来るんですね。
事務所側からしたら、新人ライバーの取り合いなんです。
ライバーが稼いだ報酬の一部が事務所のものになりますし、ライバー事務所からしたら、皆自宅で仕事するので、大きなオフィスを準備する必要もない。
社員抱え放題な状態なんです。社員数が増えれば会社に入る利益が増えますよね。
というわけで、事務所はライバーの取り合いになっています。
事務所所属のメリットは、住所を貸してくれたり、リスナーとの問題が起きた時に仲介に入ってくれたり、「〇〇所属」ということでライバーとしての信頼を得ることができたりします。人気が出るようになるためのアドバイスをしてくれるところもあります。
事務所所属のデメリットは、悪徳な事務所だと、本当に何も助けてくれないのに、収益の一部だけを取っていくところもあります。そして自分の人気が出て報酬が高くなるにつれて、事務所に取られる手数料が高くなるところもあります。
配信の内容を自分で自由にできないところもあります。
何も知らなかったくのいちは事務所に入ったんですが、事務所から「赤ちゃんを映さずに、生活感も出さずに、もっとなんかこう、バーチャルの彼女感を出したほうが投げ銭もらいやすくなるよ」とアドバイスをいただき、
赤ちゃん預けれないからライバーになったから、本末転倒だな、辞めまーす!
という流れで、ライバー辞めました。
事務所所属にもメリットとデメリットがあるので、よく考えてから所属を検討してみてください。
②体調管理
ライブ配信を始めたら夢中になって、健康度返しで無理をしてしまう人もいると思います。その時は、どうか初心に返ってください。
どうしてライブ配信を始めたのか。
自分にとって一番大切なのはなにか。
健康第一でお仕事をしてくださいね。
健康が保たれる在宅ワークをお探しの方は、くのいちのチャンネルの、再生リストから、「在宅ワーク」を見ていただけると嬉しいです。
③むやみに連絡先を交換しない
リスナーさんとの間に親近感が生まれても、むやみに連絡先を交換しないようにしましょう。
ライバーを狙った詐欺も多発しているようです。
例で言うと、
①すごく信頼しているリスナーから、「投げ銭ではなくて、個人的に贈り物をしたいから、本名とか口座番号を教えてほしい」と言われ、言う通りに個人情報を渡す→その情報を悪用される
②ライバー事務所を名乗って連絡をしてくる→事務所登録のためと言って個人情報を聞き出される→悪用される
社会人経験が浅い学生さんたちも沢山、ライバーとして活躍をしているので、こんな詐欺案件が横行しているようですね。
連絡先は交換しないに越したことはありません。SNSにくるDMにも返事しなくて良いんじゃないかなと思います。本当にあの手この手の詐欺がありますから、注意してくださいね。
まとめ
はい。今回はライブ配信のメリットとデメリットをお話しました。
話を聞いていると最初に感じていたライブ配信のイメージとだいぶ違ったのではないかと思います。
ライブ配信の世界、楽ではないです。
ただ自分の日常を垂れ流ししていれば稼げるなんて甘い世界ではありません。
最後に、ライブ配信するならどのアプリが良いですか?
について。
17ライブ(イチナナライブ)、ポコチャ、ふわっち、エブリーライブなど沢山ありますが、どれも性質的には同じですね。メリットデメリットの部分は同じです。
その界隈で誰が有名かとか、微妙な報酬制度は違うので、これは実際に自分の目で見たほうが早いんじゃないかなと思います。
くのいちは今後ライブ配信するかと聞かれたら・・・
YouTubeライブとか、stand.fmのライブではするかもしれませんが、ライブ配信専用のアプリではしないかなと思います。とにかく、個人的には気疲れの部分が大きいですね。
手間で言ったら圧倒的にYouTubeのほうが大変ですが、それでもやっぱり、おすすめしたいのはYouTubeのほうですね。YouTubeの一番のおすすめポイントはストック型のビジネスということです。ストック型のビジネスは自分が働けなくなったあともしばらくはお金が入ってきますし、手間をかけた分、自分のスキルアップにも繋がります。
ですがライブ配信もとっくの昔に波はきていますし、今からライブ配信ドリーム狙う人も全然アリだと思うので、頑張ろうと決めた人がいたら応援します。
今回のお話を聞いて、副業としてライブ配信をするのかどうか、選ぶのはあなた次第です。少しでも参考になったら嬉しいです。
活動紹介
CAMPFIREコミュニティ
生きにくい思いをしている人たちの居場所となるように、地域でアート教室や展示会を行ったりしています。子どもたちが自分を見た時に将来に希望を持てるように、「大人って楽しそう」と思ってもらえるように、私は好きなことを仕事にしていきます。この活動を応援してくださる方がいらっしゃいましたら、詳細をご覧いただけると嬉しいです。↓
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ありがとうございました!
記事を読んでくださりありがとうございました。辛い思いをしている人が少しでも楽になりますように。