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殿橋の下稲荷神社

今回は京都市右京区京北下町にある下稲荷神社についてです。
下稲荷神社は山国八社明神の一つに数えられ1112年に創建されたと伝えられています。
創建の後、源平合戦や明智の丹波攻めなどで罹災し、再建が繰り返されました。
現在は立派な鳥居が建ち本殿もありますが創建のきっかけとなったのは神社の隣にある磐座です。

下稲荷神社元宮(磐座)

《創建の歴史》昔、このあたりに集落があったが桂川が氾濫し、田畑が泥だらけになった。村長であった高野茂左衛門という人物はどうすればいいのかと途方にくれていた。その日の夕方、家に帰ろうと思い途中の谷(磐座の場所、稲荷谷)で稲束を携えた白髪の老人と出会うと「この谷の入り口にわしを祀りなさい。そうすれば復旧も早く終わりこの村は栄えるだろう。」と言うとどこかへ消え去っていった。そのことを他の村人に話し祠を建てた。


以上が創建の歴史です。
また磐座の隣には役行者像、不動明王像、地蔵菩薩像が祀られ眼病治療の信仰があります。
神社の鳥居(両部鳥居)は最近塗り替えられました。

下稲荷神社両部鳥居



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