【メモは情報伝達ではなく、知的生産に使って初めて本領が発揮される】メモの魔力/前田裕二
おはこんばんちは。あすかです。
本日は、前田裕二さんのメモの魔力についてです。
では、早速見ていきましょう!!
<概要>
・メモは「記録」ではなく「知的生産」。「ノウハウ」ではなく「姿勢」。
・メモによって鍛えられる5つのスキル
知的生産性の向上、情報獲得の伝導率の向上、傾聴力の向上、構造化能力の向上、言語化能力の向上
・インプットした「ファクト」をもとに、気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、自らのアクションに「転用」する
<詳細>
◆ここでいうメモとは「記録のためのメモ」ではなく、「知的生産のためのメモ」
「記録のためのメモ」=情報や事実をそのまま切り取って伝えたり、保存しておくためのメモ。
「知的生産のためのメモ」=独自の発想やセンス、視点でアイデアを創出するためのメモ。
◆メモによって鍛えられる5つのスキル
1.知的生産性の向上=アイデアを生み出せるようになる
2.情報獲得の伝導率の向上=情報を「素通りしなくなる」
人は頭で思っている以上に情報を「素通り」している。
メモを取ることで、自分にとって有用な情報をキャッチするための「アンテナの本数」が増える。つまり、いつ何時でも、知的生産において前提となる重要な情報を漏らさずにキャッチできる。
3.傾聴力の向上=相手の「より深い話」を聞き出せる
話を聞く真剣さの度合いが全く同じだったとしても、メモを取るかとらないかで、相手の受ける印象が異なる。メモを取ることでこちらから特別な経緯を示せば、相手も自分に対して、特別な敬意を抱いてくれるようになる。
4.構造化能力の向上=話の骨組みがわかるようになる
議論全体が常に俯瞰で見られて、今どこの話題を、どんな目的で(何に向かって)、どこまで話しているのかを把握できるようになる。なぜなら、メモを取るために必要な能力であるから。
話し手側も必ずしも十分に構造化したうえで話をしていないので、その場で情報を構造化することで、より密度が濃く、付加価値の大きいコミュニケーションが成立する。
5.言語化能力の向上=曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる
メモを取るということは「言葉にして」アウトプットすることです。言語化能力を磨くことで、説明能力も同時に身につく。
以上より、人の成長という観点において、メモは偉大。
◆インプットした「ファクト」をもとに、気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、自らのアクションに「転用」する
※詳細のメモの取り方は、『メモの魔力』を読んでください。
「メモは姿勢」であり、身の回りのあらゆる情報にアンテナを張り、そこから何らかの知的生産を行う意識を持てているかどうか、この弛まぬ知的好奇心と知的創造に対する貪欲なスタンスが最も大切にすべき基本姿勢である。
「ファクト」・・・どこかで見聞きした、客観的な事実。具体情報を正確に受け取る。
「抽象化」・・・「ファクト」から「ほかに転用可能な」要素(気づき・背景・法則・特徴など)を抽出。
What、How(どんな)、Why(なぜ)と問うことで、「ほかの具体にも当てはめて転用すると、同等以上の効果を得られる」。つまり、抽象化とは「具体的な事象の本質を考える」こと。
「転用」・・・抽象化した気づきを別の何かに適用して実際に行動に変える。「では具体的に何をするか」まで書かなければ人生は変わらない。行動に落とし込めていないと、夢は夢のまま。
「言語化」することで夢は現実となる。
夢について考える時間が長ければ長いほど、夢をかなえるために必要なことをブレイクダウンして考えたり、現在地点との距離を測ってその差分を埋めるための努力方法を見極めたり、妨げとなりそうな障害や課題をつぶしていこうという問題意識も芽生える。
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いかがでしたか?
私は今までメモを取ってきませんでした。
物事の本質をとらえたいとは思っていましたが、どういう手順で、どうほかの物事に生かすのかが言語化されていてすごくわかりやすかったです。
ぜひ『メモの魔力』を読んで、ご自身で本を感じてほしいし、実際にメモを取って人生を変えてもらえたらと思います!
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