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デトリメントの扱い方

伝統占星術にはデトリメントという概念があります。

デトリメントは、天体がそのサインのルーラー(支配星)の対向(180度)のサインにあたるときを言います。

この一文だけではよく分からないですよね。

分かりやすく説明しますと、たとえば牡羊座の支配星は火星ですよね、で、牡羊座の対向サインは天秤座なので、火星が天秤座にあるとき、それをデトリメントと言います。

で、デトリメントの位置に天体があると、その天体は萎縮して、そのサインと不和な状態とみなします。

天体を輝かせにくい配置がデトリメントということです。

デトリメントの配置を以下に。

牡羊座の金星

牡牛座の火星

双子座の木星

蟹座の土星

獅子座の土星

乙女座の木星

天秤座の火星

さそり座の金星

射手座の水星

山羊座の月

水瓶座の太陽

魚座の水星

これらデトリメントの配置に天体ある人が、「デトリメントだとその天体は悪いのですか?」という質問を受けたりします。

デトリメントの配置の天体が悪いというのではなく、デトリメントの配置だと、その天体を発揮しにくい、というイメージでいいでしょう。

そこで、このデトリメントの配置の天体について、その天体をどう扱っていけばいいのか、ということを書いていきますね。

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