占星術から見る2024年の全体的な傾向と意識したいこと。
すっかり遅くなりましたが、2024年の全体的な雰囲気を気になる天体イベントからまとめてみました。
全体的なテーマとしては3つ。
このトピックに沿って、順番に考えてみたいと思います。
(この記事はインスタグラムの投稿を元にしています)
❶ どんどん発信
これはSNS発信だけじゃなく、「これが好き」と伝えるなどの意思表示も含まれます。
5月に木星が双子座へ移り、冥王星も山羊⇔水瓶を行き来しますが、水瓶座にいる期間の方がトータル的には長いので、「風」要素が強まる1年です。
「風エレメント」があらわすのは
また、3/20春分図で太陽は9ハウスにいるため、
行動範囲を広げたり、自分の価値観を伝えるのは
年間を通して大きなテーマになります。
ちなみに9ハウスは、「火」の部屋ですが、「風」と「火」は相関関係です。「火」で大胆に行動するから、「風」で人や情報と繋がれるし、「風」でわかりやすく言葉にするから、「火」で熱意が伝わりやすくなる。
冥王星水瓶座時代においても、「風」と「火」の関係性はすごく大切になってくるので、今年はそのトレーニングをする1年になりそうです。
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さらに8月には、木星双子座と土星魚座がスクエアを形成します。
これは2020年末に迎えたグレートコンジャンクションの途中経過をあらわしています。
2020年末から始まったとされる「風の時代」。ここで示されたビッグテーマは「風通しの良い人脈・情報網作り」。そう、実は11月の冥王星水瓶座入りとテーマがほぼ同じです。
木星土星は現実に作用するので、具体的な仕組みづくりが行われます。今年はその通過点として
「自分の考えや意見を堂々とわかりやすく爽やかに伝えて、人とのつながりを固めること」が示されています。
「風」と「火」は、いわゆる男性性的なエネルギーの組み合わせで、つまり守りに入らない積極的な姿勢が大切です。
2025〜26年になると、土星海王星が魚座(水)から牡羊座(火)へ、天王星は牡牛座(土)から双子座(風)へ続々と入るので、もはや受け身で待っていては、普通に暮らすことが難しい時代へ突入するのかもしれませんね。(これについてはまた別で語ります)
❷ 心の土台作り
上ででお伝えした「自分の考えや意見を堂々と
わかりやすく爽やかに伝えて、人とのつながりを固めること」とも関係していますが、今年は自分の心を知り、安定するよう環境を整えることも
大きなテーマです。
春分・夏至・冬至のAC(テーマ)は蟹座=心の繋がりですし、実は9/2の冥王星山羊座入りでは、IC(心の原点)にピッタリ重なります。
9/2〜11/20を過ぎれば、冥王星はもう山羊座に戻りません。山羊座=集団性や実行力をラストで何のためにどう使うか?確実に問われる期間です。
つまり、ただ長いものには巻かれたり、自分の力を誇示して利益を独占するためではなく、どんなビジョンを目指して、そのために何をしていくかは自分の意志で決めること。
そのビジョンのために、みんなで一緒に力を合わせて環境や体制を安定させること。
これは6月と7月に2連続で山羊座満月を迎えることからも明らかです。
ちなみに7月の満月では、月と冥王星が12ハウスで重なるので、ルールや利益に執着する原因が
ここでわかるかもしれません。
となると昨日の山羊座新月もかなり重要ってことになりますね。
ここで立てる目標・目的は、単なる社会的成功や利益じゃなく、自分や相手の内面を想ったもので
ある必要があるでしょう。
❸ 土星意識の革命
最後に土星意識の革命について。これは昨年11月4日の土星逆行終了時でも見られたのですが、
今年いよいよ本格化します。
内容としてはさっき伝えた、山羊座エネルギーの使い方とほぼ同じです。土星=懲罰・抑圧意識ではなく、目標のためのベース作りをできるよう
自分で自分をコントロールすること。
イメージとしては、土星=農業的な使い方を意識すると良いでしょう(土星=サターンの元ネタはローマ神話の農耕神サトゥルヌス)。
作物を収穫する=目標達成のために、どんな種をどのタイミングでまき、どんなスケジュールで育てるか??
土をしっかり耕したり、水を決まった時間にあげたり、収穫するには決まりごとや、やるべきことがたくさんあって、それは大変なことですが、おいしい野菜を収穫して、みんなで一緒に食べるためなら、“抑圧されてる”とは思わないですよね。
つまりは、目標・目的が明確で、それが自分のためであるのなら、マイルールも継続も、自分を縛るものではないのです。
これまでの価値観は、自分の好き嫌いに関係なく、昔から一般的とされてる基準に従い、そのために足並みを揃えるやり方でしたが、これからは自分が大切だと思う理想を誰かと分かち合い、それぞれの場所で力を発揮するやり方にシフトしていきます。
それはとても自由な生き方ですが、懲罰や抑圧する対象(例えば厳格な上司の監視とか)がすぐ近くにいなくても、自分で自分をコントロールして、作業を決定する必要があるので、土星が正しく使えないと、本当の意味では自由に生きられないことになります。
この1年は「心の安定」のため、土星=構築力を使うことになるので、やはりここでも水瓶座の時代へ向けて、土星の正しい使い方をトレーニングする1年になるでしょう。
まだまだ語りたいことはありますが、今回はこの辺で。2024年がみなさまにとって、少しでも充実感とやすらぎを感じられる年になりますように❢
最後までお読みいただきありがとうございました。
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