【天秤座サビアンシンボルで学ぶ】人との関わりを通して、 「自分の本質」に目覚めるとは?
すっかり出遅れましたが、9月22日に秋分=太陽天秤座入りし、春夏に行動した成果が問われる実りの季節へ入りました。
「実り」と聞くと、もう終わりな印象を抱きますが、実はまだまだ先があります。
春夏は「自己探求」の季節。意識は外へ外へと向かって、「自分は何ができるか?」にフォーカスします。自分のフィルターで世界を見て、まわりの人々と関わり、そのときの体感から「自分」を理解するのです。
そして、「秋分」からは、春夏に理解した自分を
他の人と分かち合います。春夏の経験=実りを
まわりへお披露目するんですね。
その結果、どんな人が引き寄せられるか?どんな世界の扉が開くか?春夏を歩んできたあなたは、今、どの流れの中にいるのか?─
天秤座→蠍座→射手座と視野が広がり、深まり、俯瞰する中で、「自分の本質」を知っていきます。
「人を通じて自分の本質を知る」は、10月3日の天秤座新月でもとても重要なテーマです。
哲学的で難しく感じますが、天秤座のサビアンシンボルを追うと、すこし見えてくるものがあるかもしれません。
そこでここからは、天秤座のサビアンシンボルを5度ずつ区切りながら、「他者から自分を知るプロセス」を見ていきたいと思います!
天秤座1〜5度《個性を打ち出して人との関わりを学ぶ》
1度(始める)
「突き通す針により完璧にされた蝶」
➝自分の個性を周りへ印象づける
2度(受けいれる)
「六番目の部族の光が七番目のものに変質する」
➝様々な反応を受けとめて新しい自分を選ぶ
3度(成長)
「新しい日の夜明け、すべてが変わった」
➝周囲の影響から新たな個性に目覚める
4度(確立)
「キャンプファイヤーを囲むグループ」
➝新たな個性を分かち合う仲間と集まる/類友
5度(衝動と解放)
「真の内なる知恵を教える男」
➝本当の心の内を話しあいインスパイアを得る
天秤座6〜10度《壮大な自分の理想を追求する》
6度(外との交流)
「男の理想が多くの結晶に変わる」
➝周囲と交流して理想を具現化する
7度(理想を根付かせる)
「ヒヨコに餌をやり、鷹から守る女」
➝理想の環境を守ろうと周りに気を配る
8度(内面が固まる)
「荒れ果てた家の中で燃え盛る暖炉」
➝守りに入らず内なる情熱の存在に気づく
9度(人生哲学の完成)
「画廊に飾られた3人の巨匠」
➝多くの観点から学んで大きな目標に取り組む
10度(経験の礎を築く)
「危険な水域を抜けて安全に進むカヌー」
➝試行錯誤を経て社会を渡り歩く知恵を得る
天秤座11〜15度《人との関わりで本質的な気付きを得る》
11度(積極性と受容性)
「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」
➝思い込みを外して相手目線で会話する
12度(未知の探求)
「鉱山から出てくる炭鉱夫」
➝相手の世界に触れて探求が深まる
13度(超個性)
「シャボン玉を吹く子供たち」
➝面白いアイデアを一緒に試してみる
14度(超個性を落ちつかせる)
「正午の昼寝」
➝リラックスしてまだ見ぬ情報に繋がる
15度(オリジナリティの完成)
「環状の道」
➝陰陽のリズムから調和的なバランス感覚を知る
天秤座16〜20度《本当の自分の意志を社会に反映させる》
16度(殻が破られる)
「流されてしまった船着き場」
➝周りだけじゃなく自分の個人的な声も聞く
17度(転換を受けいれる)
「引退した船長」
➝人の影響から離れて自分自身を振り返る
18度(本来の感覚を取り戻す)
「逮捕された二人の男」
➝隠された本能を知り、生きる方法を模索する
19度(両極の体験の融合)
「潜伏中の泥棒集団」
➝人と協力して前例のないことを試す
20度(新たな信念の確立)
「ユダヤ人の指導者」
➝自分の美学を貫いて生きる処世術
天秤座21〜25度
《様々なものから必要なことを察知する》
21度(背伸びした跳躍)
「海岸の群衆」
➝自分にとってどんな人の個性も受け入れる
22度(受容して引き寄せる)
「噴水で鳥に水をやる子供」
➝心に働きかけて精神的にサポートする
23度(跳躍と受容のバランス)
「おんどり」
➝場の空気・流れを読んで変化へ導く
24度(内面へ深く入り込む)
「蝶の左側にある3番目の羽」
➝右脳感覚で人やモノの中身を捉える
25度(内で育んだものの具現化)
「秋の葉の象徴から見える情報」
➝様々なモノから本質や叡智を読みとる
天秤座26〜30度《人間の本質を理解する》
26度(内なるパワーを落とし込む)
「互いに入れ替わる鷹と大きな白い鳩」
➝高い目線と同じ目線を自由に切り替える
27度(さらなる高みを目指す)
「頭上を飛んでいる飛行機」
➝日常の雑務に惑わされず全体像をとらえる
28度(純粋な自分の道を築く)
「輝きの影響を受けている男」
➝高次元的な視点で自分や物事の本質を知る
29度(2つの価値観を比較する)
「すべての知識の架け橋を追求する人類」
➝古今東西に共通した法則を知る
30度(新たな創造)
「哲学者の頭にある3つの知識のこぶ」
➝「人間そのもの」を理解した知性
まとめ
こうやって読んでみると、天秤座が持つ社交性は
場の空気を良くするためよりも、相手のことをよく観察するうちに相手の視点から世界を体感し、自分側だけじゃ見えなかったもうひとつの側面があることを知る=自分や物事の全体像を知る─ここに本来の目的がありそうですね。
10月3日の新月は天秤座2ハウスでおこったので、相手から見た自分を知ることで、「内側に封じていた本来の感性・美的感覚」に気づけるでしょう。
天秤座シーズンは早くも折り返し。周りの人が伝えてくれるメッセージを胸に、さらなる進化と成長を遂げていきたいですね!
(天秤座新月については、下の記事をごらんください)
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