惑星にもエレメントがあるよという話
古代ギリシャから伝わる「エレメント」は、占星術を語る上で欠かせない要素になります。
エレメントの意味を調べると出てくるのが、元素、要素、成分、素子などのキーワードです。
ホロスコープに割り当てられる12サインにはそれぞれ特定のエレメントがあります。これは有名な話ですが、実は月から土星までの7つの惑星にも、それぞれエレメントが割り振られているそうです。
ちなみに惑星のエレメントは古い考え方のため、トランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)は対象に入っていません。
エレメントには「温度」の軸と「湿度」の軸があります。
温度は「熱い」「冷たい」
湿度は「湿っている」「乾いている」
にそれぞれ分けられます。これらの性質と支配する惑星を組み合わせると、以下になります。
★火(牡羊座・獅子座・射手座)
性質:熱くて乾いている
支配する惑星:太陽、火星
☆風(双子座・天秤座・水瓶座)
性質:熱くて湿っている
支配する惑星:木星
★地(牡牛座・乙女座・山羊座)
性質:冷たくて乾いている
支配する惑星:水星、土星
☆水(蟹座・蠍座・魚座)
性質:冷たくて湿っている
支配する惑星:月、金星
図にするとこんなイメージ↓
熱は内から外に働きかけ、現在から未来に矢印が向かいます。ふ〜と息を吐くイメージで、周囲にさまざまな影響を与えます。何事も主体的に、未来に向かって新しいことに取り組む力を表しています。
そして、この「熱」の性質を持つ太陽・火星・木星も同様の性質を纏っていると言えるわけです。太陽は自信や尊厳を持って取り組むかもしれないし、火星はプレッシャーを感じながら取り組むのかもしれない。逆に木星ならば、もっと楽観的に取り組めるかもしれません。
この「熱」が弱っている時=3惑星のどれかが弱っている可能性があるということ。
一方、冷の力は外から内へ取り込む力があります。息を吸い込むイメージです。外側の要素を取り込もうとするので、それによって自分が何かしらの影響を受けて物事の判断を下そうとします。
「熱」は未来に矢印が向かいますが、「冷」は過去に矢印が向かいます。過去からやってきたものに対して反応するという点が特徴です。
水星・土星・月・金星は冷たい力を纏っていますが、月と金星は「冷たくて湿っている」ので、周囲にくっついてそのまま繋がろうとします。金星が強い方は、誰かの熱狂的ファンだったり、SNSでも知らない方と積極的に交流を取ったりする、愛にあふれる方が多いです。
そこには繋がりたいという欲求が隠れているので、拒絶されると傷つきやすいのですが、また次の対象に愛を与えようとします。
水星と土星はもっとさっぱりしていて、自分と他人の影響を区別する力を持ちます。
と、改めて文章にまとめたところで訳がわからなくなってきたのでこの辺にします(笑)
要するに、サインはエレメントの要素だけで成り立っていないということ(が言いたい!)火のエレメントは〇〇という言葉には、実はサインを支配する惑星の象意が隠れています。
これからもサインの勉強を深めたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?