「ASCに土星」が乗ったら、意識のスイッチをこう切り替える。

こんにちは、ゆくりです。

今日はトランジット（以下：T）土星の影響から読み解く「人生の節目」について書こうと思います。

ネイタル（以下：N）土星にT土星が0度になるタイミング、つまり「サターンリターン」は、占星術で話題にのぼりやすい代表的な節目です。

人生を80歳までとしたら、30歳前後と60歳前後にみんなに平等に訪れます。

土星が絡むアスペクトとして、「サターン・ハーフリターン」と言われる節目もあります。これは、T土星とN土星が180度になるタイミングです。14〜15歳前後と、42〜44歳前後に訪れます。二つの違いを一言で表すとこうなります。

《サターンリターン・・・覚悟を決め直すとき》

《サターン・ハーフリターン・・・人生の転換期》

新たなターンに向けての再構築

では、アングルに土星が乗るときは、どのような現象が起こりやすいのか。実は、ホロスコープをASC・IC・DSC・MCを境目にして四分割して、あなたの土星がどの位置に滞在しているかを見ることで、意識を向けた方が良い方向性が分かります。

◎ASCからICまで・・将来に備えての下積み期間
◎ICからDECまで・・努力して前進。力をつけていくとき
◎DSCからMCまで・・今までの努力が認められ、形になるとき
◎MCからICまで・・今までに得たものをシェアするとき

今回、取り上げたいのは、ASCに土星が乗ったときのお話です。ASC（アセンダント）は、生まれた瞬間の東の地平線。太陽が昇るところなので、「上昇宮」とも呼ばれます。ここに、土星が乗ると、将来に備えての下積み期間に入ります。

土星がどんな気づきを与えてくれるかというと、これまで積み上げてきた人生経験が試されるような事が起こりやすい印象です。

ただ悪い現象ばかりではなく、結婚をしたり、マンションや家を買ったり、実家を飛び出したりといった変化を経験していらっしゃる方もいます。無駄なことを削ぎ落とすという意味で、身体への変化として、食欲の減退や食べ物の嗜好の変化（脂っこいものが食べられなくなど）、あるいは体を鍛える上では有効に働くかもしれませんね。

生き方の見直し、そして断捨離

ASCに土星が乗るときの最も大きいテーマとしては、土星が一周するまでのこれからの29年間を、どのように生きたいかを問われている気がします。

ASCからICまでの7〜8年は、表舞台に上がるための準備期間のような時間です。そのスタートライン（ASC）は、新しい土にどんな作物の種を植えようかとワクワクしながら考える時期。これまで大事に育ててきた畑は無駄にはせず、でもそこに雑草が生えているなら除草して、新しい土を入れ替えてといったように、何かしらの手入れが必要かもしれません。

生き方を見直し、違和感を感じることは断捨離していきましょう。

#土星 #西洋占星術 #ホロスコープ