2022年魚座さんへ〜2023年を見据えたカラフルな種を撒く〜
木星は約12年にホロスコープを一周し、土星は約30年に一度のペースで一周します。
周期は天体によって異なりますが、この2つの天体が重なるのは20年に一度。記憶に新しいのは、2020年12月22日に起こった「グレートコンジャンクション」ではないでしょうか。
さまざまな発信で「風の時代がくる!」と騒がれたのもこの頃です。
重なった後も、惑星は星座の間を動き続けます。占星術は、生まれた時にこれらの天体が位置する星の配置で、その人の性質や運勢を決めるものですが、今の空を切り取った星の配置で、社会情勢や個人の未来の傾向などを読み解くことができます。
もちろん動くペースは星によって異なります。木星と土星は現在(2021年12月)水瓶座にいて、17度ほどの差があります。そして木星は、魚座に入宮していくフェーズにちょうど入っていくところ。魚座の運勢を掻い摘めば、「12年に一度の大幸運期!」と、色んなメディアでもてはやされていますが、まさに木星が魚座に滞在している期間(厳密にいえば、2022年まるっとではないです)が幸運期と言えます。
木星は悪さをしないので確かに幸運期ではあると思います。ただ星には「良いも悪い」もなく、善悪をジャッジしているのは人間です。
ただ、先ほども申したように木星は悪さをしないので、極端に言えば「リスクを取れる時期」なんです。
リスクを取れる時期なんて、そうそうありませんよね。これは魚座だけでなく、12年に一度巡ってくる木星をどう活かすか、というところに着地します。
つまり、どこまで自分の可能性を広げることに着手したかによって、木星が去った後の現実に影響するということ。木星の棚ぼた的恩恵は受け取りつつも、未来を見据えた種を、しっかり撒いておくということ。
野菜にしようか、果物の方が良いかな?なんて「絞る」ことにフォーカスせず、色々な作物を植えることを、選択肢に入れてみてください。
2022年は海王星の力も手伝って、より甘くて優しい夢を私たちに見せてくれると思います。楽しみですね。
木星と土星の“追いかけっこ”の巡りを活かす
さて、木星の後ろを追かっけるように進んでいるのが、土星です。
魚座木星期は、これからの12年間に新しい作物と出会うため、土地を探したり、肥料を撒いたり、植えたい種を決める時期にあててください。
2023年3月に土星が魚座に入宮する頃には、トラブルと思えるようなことが発生するかもしれません。種を蒔いたけど芽が出なかったり、足りない知識を補う必要が出てきたり、いけると思ったことに足止めを食らったり、、
一見マイナスと思われる出来事が、境目なく広げた後の輪郭になり、これから20年つづく地盤を固める糧になるはずです。
木星の力で大風呂敷を広げたものを、シャープにしてくれるのが土星。土星は物事を縮小させ、より強固なものにする力を与えてくれます。木星で広げた可能性の種を、一つひとつ精査していくチャンスが与えられます。
2022年の魚座さんは自分の「可能性」と人としての「器」を広げることを意識して、そのチャンスを2023年に繋げていってほしいと思います。
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