水星の逆行
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現在、水星が絶賛逆行中です！
水星が逆行しているとどうなるのか？
伝統的な占星術の視点から考えてみます。
水星は左脳的コミュニケーションの星です。
言ってみれば、会話とかですね。
（もちろん、これ以外の意味もありますよ😅）
そして、逆行しているということは、それが普段の行い（順行）とは逆方向ですから。
会話が上手くいかないという解釈が出来ます。
また逆行では、アクシデンタル・ディグニティが減点されます。
アクシデンタル・ディグニティというのは、その星の行動力みたいなものです。
せっかく才能があっても、行動力がないと駄目ですよね？
それが落ちているのが、逆行です。
点数はマイナス5点です。
あまりピンとこないかもしれませんが、アクシデンタル・ディグニティでは点数としては最悪です。
他にどんなマイナス5点のものがあるか？
例えば。
１．土星や火星と誤差０度でコンジャンクション（同じ場所で重なっている）
２．第12ハウスに入っている
３．土星と火星に挟まれている
４．恒星アルゴルとのコンジャンクション
意外といっぱい有りますね😅
この中でも、なぜか水星が逆行している時は他の指標よりもなぜか注目されます。
わかりやすいからでしょうか？
さて、伝統的な占星術の視点に立てば、逆行は必ずしも悪いことでもありません。
例えば、居なくなったペットを探していて、そのペットを水星が示していたら？
戻ってくる表示の一つです。
いなくなったところから元の場所に戻ってくる（逆行）からです。
これは明らかに吉兆です。
ですから逆行が、どういう良さなのか？、悪さなのか？に注目しないで、アタフタと気にしても意味が無いと私は思います。
じゃあどの程度、逆行って大事なのって言うと。
これは、質問によります。
無くし物だと、みつかりやすいでしょうし。
スポーツの勝敗だと、やはり不利です。
もちろん、これは種目で異なります。
スピードが勝敗の重きを占める場合は重要ですが、遅いだけでは勝敗に結びつきづらい場合は別です。
例えばサッカーの試合ではスピードが早いことが勝敗には関係がないですが、100m走であればそれ単独で効力を発揮します。
よく言われる、逆行で連絡が上手く出来ないというのがあります。
これは真に受けることは出来ませんが、あながち間違ってもないです。
逆行の場合は、星同士の連絡（トランスファー・オブ・ライト）が、起こらないからです。
（逆行している星は、別の星の仲立ちを出来ない）
トランスファーが絡むような連絡役を水星が担っていれば、連絡不達になるでしょう。
実際のところ、アクシデンタル・ディグニティの難しいところは、どんな質問か？によって重要度が違うことです。
ですから、点数だけで、一概には判断できません。
でも、エッセンシャル・ディグニティなら？
アクシデンタル・ディグニティに比べれば、評価は一律です。
エッセンシャル・ディグニティとは星の持って生まれた良さとでも言えば良いでしょうか。
しかも、それは星がどのサイン（星座）にいるかだけ、で決まります。
ですから、エッセンシャル・ディグニティを注視するほうが、汎用性という意味では高いでしょう。
実際のところ、医療現場でもそうです。
火星がデトリメントという、エッセンシャル・ディグニティの低い状態の場合。
やはり、貧血患者が増えます。
鉄＝火星
デトリメント＝傷んでいる
ですから、鉄欠乏性貧血が増えるのだろう、と思います。
もちろん、患者さんが火星に関連する病気で受診すれば、という前提がありますが。
実際に現在は牡牛サインに火星があってデトリメントです。
そして先日も貧血の方を診ました。
では、逆行している時に、いつもそんな患者が増えるか？というと、そんなことはないです。
他にも、火星は手術も表します。
火星の逆行中に、いつも医療事故が多発していたら、とんでもありません😅
長々と書きましたが。
結局のところ、逆行それだけを持ちだしても、あまり意味が無いでしょう。水星＝コミュニケーションだから、その障害というのは短絡的ですし、当たりませんよね？
逆行よりもむしろ、エッセンシャル・ディグニティに注目する方がより当たりやすいです。
水星の逆行でコミュニケーションが上手くいかない確率よりも、水星がうおサインにあってデトリメントとフォールにあるときの方がコミュニケーションが上手くいかない確率は高いでしょう。
とはいえどのような指標を使うにしても、大事なことは、実際にどのような事象と絡んでいるかを考える必要があるのでは？というのが私の言いたかったことです。
そして、それは時間を選べば、なんとかなるものです。
恐れず、侮らずでいきたいですね😉
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