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土用に実行したいこと

10月20日から11月6日までは土用の期間です。

土用月は年に4回。
丑月(1月)は冬から春へ
辰月(4月)は春から夏へ
未月(7月)は夏から秋へ
戌月(10月)は秋から冬へ
と移行する端境期。

春と夏は陽の時期ですから体が開いて成長しており、エネルギーも気持ちも外へ向いています。
活発に動き自分の意見を述べるという、言動も外向きです。
何かを成し遂げたいと思うのであれば春夏にタネを蒔きます。キッカケに反応して試してみたり、リサーチしたところへ出かけたり、関係しそうな人に会いに行ったり。
とにかく結果を気にせず、行動、発言など外に向かっていくのです。
秋と冬は陰の時期です。体は縮み、エネルギーも熱も蓄積するような働きかけをします。
内面に意識が向いますので、外からみればあまり動きがないように見られますが、頭の中、胸の内は激しく活動します。
気持ちや精神といった目に見えない分野の充実に最適な時期です。

ということで。
今月の土用は秋から冬への移行期。
しかも戌月ですから、無駄は徹底的に削ぎ落とすことが最優先の土用です。
厄介なのは土用と物欲の関係です。土用はなぜか心ときめくモノに出逢いやすい。なぜなの?なぜ今なの?と身悶えするようなクラスの出逢いです。土性は引き寄せが得意な星です。願えばそこ物体が現れる率がグンとあがるのです。
成長を目指して太っていく時であれば、多少の衝動買いは許容範囲です。春夏はまあまあ、良いでしょうというところ。消耗品や趣味のものは土用だから、と気にしなくてもいい感じです。

でも今月は「ちょっと待った!」ですよ。
モノを所有するというより手放し、溜め込んだモノをキレイに整理するほうが順当だから。または自然の摂理に素直だから。

不思議なことに、とくに戌月の土用に始めたことは定着がイマイチです。土用はどの季節にもあるのは、ぬかるんだ土=泥をイメージしていただくと良いのですが、杭を打ち込んでも安定しない状態といえます。
秋から冬へ、陰から極陰へ。ここにはさらに新しいものは建てづらい。今年の振り返りをしつつ、何を残して何を卒業していくか吟味する時間にするとよいでしょう。

具体的に土用の時期に何をしたらいいか。

①ダイエット
健康的に痩せたほうがいいな〜というひとは食事の量を少し減らして、消化のよい食べ物に置き換えましょう。体内に溜め込むよりスッキリ流すイメージで。

②悪習慣を辞める
たとえば、早起きが苦手というかたはタイムスケジュールの見直しを。夜更かししていたら、少し早めに就寝。朝日を見る習慣に切り替えます。
浪費癖がある人は買い物の内容をチェックして必要のない買い物をやめる意識を。本当に欲しいかどうか、自問自答しましょう。

③死蔵品を洗い出し処分する
モノが溜まっているとエネルギーも停滞します。
趣味やコレクションのものはさておき、いつか使う食器、いつか着る服の「いつか」は多分永遠におとずれません。ということは手放すか使ってくれそうなかたにもらってもらうほうがモノも浮かばれます。

④決意を変える
この件は少し技術が必要です。目標があるとして、手段を選ばず達成させるよりも、ものの見方を変えて、やり方を改めるということは実は土用に最適なのです。いつもの方法見直してみてください。

以上が主に土用の時期に行うのが最適なことです。
増やすより減らす。進めるよりとどめる。軌道修正する。などなどいつもより引き算な感じがオススメです。

吉方取りをしている方は土用の期間中の戌の方位は
一応避けた方が無難です。
日本から北西への旅はできれば11月7日すぎに延期してください。
そのほか大きな金額の契約、土いじりなども避けてくださいね。

ではでは無事にお過ごしください♪






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