ナイスピックを阻むもの

リバークリーン、リバークリーン言うて毎日生活しております。

お陰様で、川にいる時だけじゃなく、車の運転をしている時も道端のゴミが気になり出し、時には路肩に停車してゴミを拾うまでになりました。巷では、"リバークリニスト症候群"と呼ぶそうですが、心当たりある方は自分以外にも多そうですね。

それぐらい中毒性(?)が高いリバークリーン。拾った後には清々しい気持ちになり、川または道端は綺麗になる。ゴミがあった場所への愛着が増し、2人以上でリバークリーンした時には会話も弾み、人との繋がりが広がる。良いことづくめな気がします。

さてさて、そんな素晴らしいリバークリーンですが、ナイスピックを躊躇してしまうこともあります。拾えば気持ち良くなるとわかっていても、思わず手を出すことを躊躇う瞬間。#難しい漢字なんで連続で使ってみました

「拾ったゴミをどうするか問題」

ナイスピックしたゴミをどう処理するか?これを考えたときに、拾わないという判断になることが正直あります。リバークリーンおじさんとして活動している自分も、時には鎮座するゴミに"今回はごめんなさい"とお伝えすることもあるんです。

ボランティア袋とトングでフル装備しているときは怖いもの無しですが、丸腰の時は、(その後の予定にもよりますが)まさか手に持って移動することもできないですよね。ラフティングツアー中もお客様が乗られるボートにゴミを乱雑に置くことはできませんし、カヌーを漕いでいる方も、拾ったゴミをどこまで持って行くかを考えて、スルーせざる得ないケースもあるのではと推察します。

せっかくのナイスピックを阻むものがあることは残念でなりません。ただし、この点をクリアすることができれば、ナイスピックがさらに加速し、川ごみが少なくなるとも考えます。

そこで世の中に提案したいことが2点!!

”リバークリーンバック”の持ち歩き。

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NRS社製のメッシュバックはまさにリバークリーンにピッタリ。丈夫な作りでちょうど良いサイズ感でもあります。お勧めします!

購入するとなかなか良いお値段なんですが、NRS社の中の人から御岳リバークリーンチームにとドサっと送っていただきましたので、リバークリーンをされている、またはこれからやりますという団体、チームの方々にお分けしたいと考えております。お気軽にお声がけください。

もう一つが、、、

”リバークリーン回収BOX”の設置です。

まずは御岳渓谷内の話になりますが、現状ではゴミ箱の設置はありません。これは過去に様々な経緯があり、いまのやり方(=ゴミは各自で持ち帰りましょうというスタンス)になっていると理解しています。ゴミ箱の設置もアイデアとして考え、行政に打診したりもしました。その時にも丁寧にご説明いただくことができたんですが、ゴミ箱を設置することで、これまで持ち帰られていたゴミまで集めてしまうリスクがあるとのこと。たしかにそうだわと思いました。せっかく持って帰っていたゴミを御岳渓谷内に設置したゴミ箱で集めてしまう。これも少し意図するところとは違います。

ゴミ箱がないから、電車で帰る人は持って帰りづらいし、車であっても駐車場まで持って行く途中に、面倒臭くなり放置してしまうのではないかと考えました。ゴミ箱があれば、河原や草むらに隠すように捨てられてしまうケースが少なくなるのではないかと。これはこれで一定の効果はありそうです。なんにせよデータがないとのこと。実際にゴミ箱を設置してみてどのような運用状況になるのか、ゴミ箱が設置されたことで河原のゴミの状況がどのようになるのか、予想通りにゴミが減るのか、それとも増えるのか?

ゴミ箱の設置については、改めて検証する必要があると思いますが、今回のご提案は"リバークリーン回収BOX"という名称でいきます。これは、前述の拾ったけど、どこまで持って行くかを考えた時にスルーしましたというパドラーの方のご意見を聞き思いついたアイデアです。

御岳渓谷のど真ん中、A-flowの遊歩道側に設置します。行政に確認したところ、私有地であれば、景観を損ねないようにする配慮は求められるようですが、規定サイズを超えなければ問題ないとの見解を頂戴しました。ゴミを収集するという行為も何らかの法令に抵触する可能性がありましたが、今回それも大丈夫のようです。

ということで、御岳渓谷でリバークリーンをした方が、ご自宅まで持って帰る必要がないようにしていただける回収BOXを設置します。皆さん、拾ったゴミはA-flow前にお持ちください。責任持って、愛情込めて処理します。御岳カップの11月20,21日の週末には、何らかの形でBOXの御披露目をしたいと考えております。

リバークリーン回収BOXという名称を出して行くことで、これまで持ち帰られていたゴミが捨てられることには抵抗したいと思います。拾ったゴミではなく、自分のゴミを捨てていく人がいることも想定しております。

さあ、どのようになるかはわかりませんが、結果は全て記録として残してまいります。次なる打ち手を考える上での貴重なデータとなるでしょう。

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この夏にリバークリーンラフティングを体験してくれた都内の中学校と連携して準備を進めております。生徒さんが書いてくれたデザインも破壊力ありますよね。地元・青梅在住のアーティストさんにもご協力をいただいております。

大変急なお知らせですが、今週末14日(日)の午後にリバークリーン回収BOXの組み立て作業を行います。先日、スタックしながら頂いた廃材を使います。お時間ある方いらしたら、13時A-flow集合ください。木工が得意な方いらしたらぜひお力をお貸しください!

リバークリーンバックとリバークリーン回収BOXの合わせ技で、これから御岳渓谷の川ごみがどう変化していくのか楽しみです!またご報告致します。





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