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看護師と占い師の兼業のホンネ

 光咲です。こちらはサロン会員様限定記事になります。ぶっちゃけ話もちょっと入っているので、一般の方には後半からは有料となります。

 看護師✕占い師、看護師✕カウンセラーなど、色々な兼業パターンがあると思います。医療業だけでも忙しく大変なのに、なぜ兼業しているのか?私なりの事情をお話したいと思います。兼業を続けるか専業を目指すか悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

1.看護師としての経歴

 看護師になるにはいろんな方法があります。看護系の専門学校や大学に進学し国家試験に合格する、先に准看護師の資格を取り、働きながらさらに2年間学校に通って正看護師になる、など様々です。

 私の場合は、高校卒業後に3年制の看護学科のある専門学校に進学、ストレートで卒業し国家試験も合格。ここまでは、実習が死ぬほど辛かったことを除けば順当に進んで来られました。

 最初に勤めたのは、都内にある某大学病院。当時北海道から上京してきたばかりの私は、仕事の厳しさや東京という環境への不適応からうつ状態になり、わずか1年で退職してしまいました。

 次に勤めたのは、実家近くの総合病院。整形外科病棟で働くも、オドオドビクビク働く様子が怖い先輩ナースに目をつけられる要因となってしまいました。今思い出してもちょっとしんどくなるような扱いを受けて体調を崩し、2年で退職。

 その後は結婚し、専業主婦で10年ほどのブランクがあったのちに、当時住んでいた地域のクリニックに再就職しました。さすがにその10年の間に私もそれなりに処世術を身に着け、せめて前の職場よりは長く(2年以上)勤めようと努力していたら結果9年間在籍していました。透析科という場が私に合っていたのかも知れません。

 そして40代後半で転職し、現在の職場でちょうど1年。同じく透析の仕事をしており、忙しいながらもそれなりに楽しく(??)仕事をしています。

2.占い師との兼業の経緯

 以前にも同様の記事を書いていますので、詳しくはそちらへ。
 簡単にまとめますと、生活のために看護師として働くようになったのが先で、離婚し副収入が必要となり、もともと好きだった占星術を副業とした、という順番です。

3.兼業している理由は?

【1】看護師の収入では足りないと感じたため

 看護師のお給料は、その配属先や施設の経済状況、さらに都道府県などにより変わります。同じ施設の中でも役職についている、夜勤に入っているなど、お給料のいい条件で働いている人もいますが、大抵は業務がキツかったり責任が重かったりで、あまり労働量と収入が見合っていないようです。私は夜勤もしていなければ管理職でもないので、看護師のお給料だけで息子二人を大学に通わせるのはかなり厳しいものがあります。

 とにかく息子たちを大学卒業させること、そして多少なりとも老後の蓄えを作らねばと考え、兼業を決めた次第です。

【2】病院という閉鎖空間以外に居場所が欲しかったため

 医療の世界は、患者さんの命を救うという点でもちろん尊いものです。ですが、なにしろ閉鎖的な環境ですので、そこには避けて通れない窮屈な人間関係というものがあります。

 忙しい職場であればピリピリしているでしょうし、逆に時間的にゆとりのある職場であれば、今度は陰口が横行します。あっちでもこっちでも悪口を言い合っているような環境にいると、自分も絶対に言われているだろうと疑心暗鬼になりますよね。私はタダでさえ物忘れが激しくどんくさいので、職場の人には色々言われてるだろうなぁ・・・と感じています。

 そんなときに、自分には占いの世界がある、と思うだけで気持ちがほっと楽になります。ここだけが全てではない、逃げ場があるという感覚は本当に重要。サロンの勉強会などでメンバー同士で星を読んでいる時、あーほっとする、と感じている自分がいます。

【3】ひとつの仕事では満足できないため

 私はこれまでも、ずっと2つの仕事を掛け持ちしてきました。たとえばヨガインストラクターと看護師。看護師とライター。看護師と片付けサポーター、そして看護師と占い師と今に至ります。

 中途半端と思われるでしょうが、どうもこれは性分らしく、看護師の仕事をしていてもいつも別のジャンルの何かを探してしまうのです。占星術でいうと私はサインやハウスの境目に感受点を多く持っていて、常に「2つの世界の間に立とうとする」傾向があります。また、伝統的占星術の鑑定を受けた時、仕事のハウスが「多産のサイン」に当たるため、複数の仕事を持つことは間違いではないとアドバイスされたりもしました。

 単に2つの仕事を持つのではなく、その2つの世界をかけあわせ、いいとこ取りするのが楽しい。だから兼業がやめられないのです。

【4】占いの世界にハマりすぎないようにするため

 私はのめり込むと一日中そのことばかり考えている過集中タイプ。占いの世界に入ったら最後、生活が破綻します(笑)。そのブレーキになってくれているのが、超現実的な仕事である看護師としての自分。病院という閉鎖空間に閉じ込められないようにするのと同様に、占いというこれまた魅惑の世界に埋没しないよう、2つの仕事がいい感じにブレーキになってくれています。

4.兼業していて困っていること


 一個だけ。それは、「圧倒的に時間が足りないこと」。これに尽きます。

 私は子どもたちを養うためフルタイムで働いているので、いかんせん占いに割く時間が足りないのが現状です。この「時間の確保」が最大の命題かなと感じています。

 だいたい19時前には帰宅できるので、そこから就寝まで3時間以上はあるのですが、なにぶんオバサンなので体力が・・・(泣)。

 本業でやっている方に比べて、勉強する時間も鑑定する時間も制限されていますので、どうしても遅れを取っているなぁと感じます。自分で選んで兼業しているから仕方ないんですけども。

 また、今は自宅から30分以上かかる場所に勤めていますので、その時間ももったいないですね。これもいずれどうにかしないとと考えています。

5.いずれ専業にすべき?

 これはですね、前述してきた通り、私は兼業占い師のほうが性に合っているようなので、当面は変えるつもりはありません。

 以前SNSで、兼業か専業かの論争が巻き起こりましたが、私はどちらでもいいと思っています。専業したい人は専業にして、兼業したい人は兼業する。そういった資質も、占いできちんと出てくるわけですから。兼業が向いている人に、「専業しないと占い師じゃない」というのはちょっと無理があるような気がします。

 ただ、本当は専業にしたいのに、様々な理由で兼業を余儀なくされている場合は、専業をめざして頑張られると良いと思います。

 「占い師」「看護師」という肩書きがすべてではない。あらゆる要素が混じり合ってその人が形成されているのだから、肩書きに囚われすぎる必要はないのかなと思っています。

6.上手に兼業するためのアドバイス

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