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第2回 先手早繰り銀vs後手雁木

お待たせしました!後手雁木対策研究第二回です😊

今回は基本図から35歩 同歩 46銀と進んだ局面を見ていきます。

基本図➀


ここでは➀34銀と➁45歩➂36歩があります。

まず➀から見ていきましょう。

34銀には38飛車とまわります
後手は52金が最善とでていますが45歩と指してくる人がほとんどですのでそちらから検討します。



45歩には35銀とでていきます。

以下77角なり、同桂、35銀 同飛車 33歩と進みます。


ここまでくれば83銀を狙って先手優勢です!
この早繰り銀の形では83の地点を狙う攻めが頻出するので急所の一つと覚えておきましょう。


ではこの局面で後手の最善の52金にはどうするべきなのか結論からいうと35銀と攻めます。35銀 同銀 43金 34歩。
少しじっくりした形にはなりますが後手は62銀を優先したせいで43金と上がって34歩とフタをできないので先手が34歩を先着できる形となります。

繰り返しになりますが逆にいうと52金を後手が優先した場合43金と上がれる形になるので互角ではありますが先手としては面白くないです。



これがのちに説明する先手が62銀に変えて52金の場合に35歩〜46銀を目指さない理由の一つなります。

基本図

基本図のように34歩と先着し22角と引かせていきます。なにもしないと後手は悪くなるので45歩と反発してくると…

この後に66角と設置するのが激痛なので後手は角道を開けることができません。
この場合の22角はかなり後手は悪形だと覚えてください

このようにして45歩と急かせば先手優勢となります


反発せず普通に駒組すると基本図2のような形になります



基本図➁


45歩と仕掛けていきます。
1️⃣同歩には角をなって44銀に71角で2000点以上先手がさせます。
2️⃣取らずに75歩のような手には35銀と足していきましょう





このように模様をよくして指し行けば自然と有利になります。

ちょっとした余談ですが
後手の玉が51玉ではなく41玉になっています
これには理由があり35に飛車がいる場合51玉のままだと後手は74歩をつくことができません。
95角〜73銀 飛車を逃げると85飛車があるからです。

それでは本日は以上となります
また次回お会いしましょう!😊







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