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ゲーセンの思い出話 "LORD of VERMILION"って知ってますか

どうも、アクティブなオタクです。
突然ですがゲームセンター、行ってますか。

私はむかーし結構な頻度で通っていまして。高校生~現在に至るまで断っていた時期ないくらいには何かしらやっていました。
多分一番やりこんだね、ってのがタイトルにもある

"LORD of VERMILION" (長いので以下LoV)

でした。
何で過去形なのかって言うともう存在しないから。2019年8月31日にオンラインサービスを終了しています。日本のどこかにはまだ稼動している筐体があるとかないとか。

主に語るのはLoV3以降についての思い出。2以前は正直やりこみ、というレベルではなかったし記憶が薄い。怠慢の民、ごめんね。

当然ながら一般オタクの見解だし、知らん人向けにわかりやすいよう誇張表現もあります。正解や不正解なんてありませんし知ったこっちゃ無い、意見が合わなかったら not for me ってことで。


LORD of VERMILION ってなんじゃい

そもそもの話。
SQUARE ENIXが運営していたアーケードカードゲームです。

「ダークファンタジーの世界をベースとしたゲームで、さまざまな神話や民話・童話をモデルとした「使い魔」がカードで供給され、それを呼び出して戦う。

アーケード版は専用筐体で、「プレイスクリーン」と呼ばれる盤面にカードを置き、それを読み取らせることでゲーム内にキャラクターが反映される。使い魔カードはゲーム終了時に筐体から排出され、それを用いて新たなデッキを構築していく。」
<wikipediaより引用>

カード操作+αでの対戦ゲーム、当時というか今現在でも相当珍しい部類のジャンルだと思います。
ナンバリングとしては1-4まであり、1・2が1VS1のカード+レバー+ボタン操作。3・4が4VS4のカード+タッチパネル+ボタン操作。

大雑把なルールとしては、使い魔(モンスター)と主人公アバターをマップ上で操作し、敵軍との戦闘や施設破壊を駆使して最終的に敵の本拠地ゲージのようなものを削りきるorタイムアップ時の残量判定で勝敗が決まる。

ひたすらに敵を殲滅して相手を排除してから施設を破壊したり、極力戦闘を避け妨害を駆使し施設破壊を中心に立ち回ったり。
遊び方は幅広いものだったなぁと、いろんな戦術がありました。

ただこのルール、LoV3以降はざっくり言うと施設の種類が減り単純化された結果として、ほぼどこかしらでの戦闘が強要されるようになりまして。
性に合うかどうかで毛嫌いしている人もいたのではないかと。

何がそんなに面白いんじゃい

一番大きな要素としてキャラクターが魅力的
カードゲーム、ということもあって使い魔のカードが排出されるのですが、
イラストレーターもキャラクターの声優もまあ豪華なこと。

かっこいいでしょ、あんまり強くなかったけど

さらにスクエニの自社版権を活かして、他作品からのゲスト参戦も多数。
サガシリーズやFF、DODに聖剣伝説まで。
なんならLoVがきっかけでCVが実装されるキャラまで出ることに。

例えばサガフロンティア2のギュスターヴ13世は武内駿輔さん、フロントミッションよりレイヴンが参戦したときにはドリスコル大尉が搭乗しているとして池田秀一さんが声を演じられた。びびるわ。

神々しいサルーイン、一番LoVシリーズで使ったカードかもしれん

ココまでは理解できるのだが、まあ他がカオスの極みでございまして。
流行のアニメやゲームからポンポン参戦してくるんですよ、なんで?

放映中のアニメから進撃の巨人や、Fate Stay/night、WIXOSS、プロデューサーの親交関係で東方Project、鉄拳。果てにはマジック・ザ・ギャザリングまで。
正直何が参戦するかなんて予想できなかった。やってることはアーケードゲーム版スマブラ、とでも言えばいいのかね。企業の垣根を越えていろーーんなキャラクターが戦場でワチャワチャしていた。

あとはチーム戦というのが個人的には凄く楽しかった。ワイワイやりたくなる性分なので1VS1よりかはね。

個人的な意見だとLoV3が一番盛り上がっていたんじゃないかな。
Twitterでは交流と感謝と怨嗟が渦巻いていた。嗚呼カオス。

いろんなおもいで


端的に言うと。私の強さ、マッチングリーグ分布は中の下~上の下を行ったり来たりでした。下手じゃあないけど飛びぬけて上手くもないよね、くらいのイメージ。

①師匠 その1

上にも書いたけどサルーインが大好きすぎて。サルーインを活かすためにどうデッキを組むか、どう戦うかをずっと考えていた。
たどり着いたのがサルーイン・イージスの組み合わせ「サルイジ」って言われてたかな、そればっかりやってた。

ニコニコ動画とかyoutubeではサルイジの対戦動画ばかり探していて、そのとき出遭った師匠(勝手に呼んでる)がいまして。
その人の動画が上がるたびにチェックしてたし何回も見返してた。今思うと気持ち悪いな。

ある日ぼけーーっとtwitterでサルイジの戦術トークしてたら師匠からリプライ飛んできたんですよ。それでいいと思いますよって、そりゃあなたの完コピ目指してやってるんだし。

すげー嬉しかったし、同時に形容しがたい吐き気のようなものも沸いてきた、ぐえーーってやつ。
合ってるかわからんが推しに認知されるってこういうことなのね、違うか?

師匠、お元気ですか。もうLoVもナナキンもなくなっちゃったけど、私はどういう因果かアイマスPやってます。

②師匠 その2
師匠何人おんねんって話だけど安心してくれ、2人で打ち止めだ。

LoVというゲーム、ギルドという概念がございまして。まあサークルとかチームみたいなもんよ。

先の師匠と合同でギルドを立ち上げていた人の一人で。LoVではタッグを組んで店舗大会も参加したし、とてもお世話になった。後になんでかちょっとお高い食事にもご一緒させてもらった。本当になんでだ

師匠、お元気…ですね、もうパレパレもWCCFもなくなってしまったけど。
先日会社でお偉いさんと食事する機会があって恥かかずに済みました、本当にあのときの経験が活きました。

③友人
面白いことにTwitterでまあまあ交流が広がるもので。
「さっき味方マッチングしたものです、ありがとうごさいました!」ってよくやってたしやられた。

そんななかでLoV以外の共通の趣味があるとそっちで盛り上がっちゃうのよね、一緒に別のゲームをやったりとかさ。
私はそうして中部地方の民をアイマスライブ現地のために埼玉県に呼び寄せました。いやあ、楽しかったなあメラドのデレ6th。

君も君で元気そうね。アイドルマスター ミリオンライブ始めないか、待ってるぞ。


じゃあなんで

亡くなったのよって話。
要因としてはまあ並べりゃあキリがないんだけど。

・ゲームバランスが悪い
それド頭に言うか?まあ言うけど。
システム面の話。全てのキャラは3つの属性に分類されていて、じゃんけんの相性と同様に有利・不利があってダメージ量で作用していたのよ。

端的に言うとグーがパーを破壊することが日常茶飯事だった
相手がパーを構えている中で後出しじゃんけんでグーを出す。
→グーの勝ち、やったね!

やったね!じゃないが?相性なんて目安でしかねえんだ。
不確定要素があるから面白くなる、ってのもあるけどここまでやる?

わかる人は笑ってくれ

パラメータ調整もあったけど頻度が低い&雑なものが目立った。
明らかに強すぎる→(修正しました!)→使う価値無し
この流れ何度も見たよ。

・運営が…
上手くあらわす言葉がわからんが。嘘つくし雑だし有限不実行
お世辞にも褒められたものじゃなかったし、サービス終了発表時も
「そりゃそうなるよね」としか思えなかった。

総評というほどでもないけど

こういう類のゲームって長期化すればするほどインフレを続けざるを得ないのが宿命なもんで、果てなくインフレし続けるかどこかで区切りをつけてリセットするかって選択を迫られるもの。

んで、LoV3はリセットの選択をしてLoV4へと生まれ変わり。
結果論だけどこのリセット内容をヤっちまったために終わっちゃったんだろうなと。

アプリゲームの台頭はあるものの、LoVに近いゲーム性のチーム戦って無いんじゃないかな、1VS1なら近いものはあるけど。

文句はあれど楽しませてもらったゲームだし、交流も広がったし、なんならこれが切欠で現職に繋がっています。

面白かったけどもうちょっと上手く生きられたんじゃないかな。

というがトータルの気持ち。

ではまた。

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