見出し画像

【ARMOREDCORE6】LRB重二に折られ続けたLRB使いの機体遍歴 ~LRB重二裏開発史~

「LRB重二」というアーキタイプはAC6の対戦をやられてる方なら一度は聞いたことがあるかと思います。

現在はLRB重二に加え、エツRB中二というアーキタイプが開発されており
AC6の対戦環境を彩るレーザー機体の2大看板になっています。

そんなLRB重二でこんな事を聞いたことが無いでしょうか?

重二LRBは別の型を作るとミラーに勝てなくなるから無くなっていった。」というもの

私は有り難いことにSteam版でLRB重二というアーキタイプが産まれた、ほぼ最初期からこのアセンを使っており
LRB重二でランクマや大会で結果を残している人達がいるコミュニティ(LRB村)に所属させていただいています。

そして、別の型を作ろうとしミラーマッチで負けまくった張本人です

今回は、そんな「ミラーマッチに負けて産まれなかった」私の過去の愛機たち
LRB重二というアセンに潰され続けたLRB重二の裏の歴史をご紹介します。

・プロローグ-レザ重二の母 コラシLRA-


レザ重二の母コラシLRA
この機体で初中級者大会3位を取りました。

いきなり別武器の名前出してすいません。
ただ、前提の共有のためにもこのアセンは必要なのでプロローグとして紹介します。

レギュレーション1.04にて猛威をふるったコラシLRA

それなりに高いAB速度と、高い上昇性能によるエレベーター機動の取りやすさQB性能からくる高い地形戦適正
何よりコーラルシールドとLRA2丁の圧倒的なDPSで非常に大会シーンでも見た機体です。

この機体から対戦界隈に入り、様々なコミュニティに属して大会にも出場しました。
安定択を取ったり対面知識で勝つのが好きなプレイヤーだったこともありこの機体で様々な技術を学び、僕のAC6の基礎を作り上げた機体でした。

このアーキタイプも様々なアセンが開発されており、最終盤はPS版を中心にバーゼルを搭載して防御を厚くする方向にシフトしていきましたが自分はNGIブースターの動きやすさが好きでほぼ形を変えずずっと使い続けて来ました。

コラシ肩幅ーゼルLRA
確かこんなでした。

今後の機体開発においても、
NGIブースター型のコラシLRAの動きを再現しつつ、ナーフ分のパワーを補う」というのが一つの大きなテーマとなります。

そして、レギュレーションが変わりランクマ実装
コーラルシールドの大幅弱体化とLRAの弱体化により機体開発が始まっていきます。

・LRA重二研究編(1.05/シーズン1初期)


S昇格まで使用していたLRA重二
スタッガー取れなさ過ぎて爆導索使ってました。

ナーフ後もしばらくLRA重二を使っていました。基本型は変えず、弱体化したコーラルシールドをパルスシールドにこちらも弱体化した垂直プラズマミサイルを別のミサイルにしました。(当時はここを大迷走していました。)

実装後すぐに話題になった軽量四脚にもLRAの弾速と射程は刺さることが多く、まだまだLRAは頑張れるなと思っていました。

一応シーズン1のランクマッチはS昇格までは0.6盾LRA重二を使って居おり、特に見れない対面も無いように感じていたのでこのまま使い続けることも考えていました。(ニドスラが若干辛かったなという印象です。)

しかし、1.04当時に活躍していたコラシLRA使いたちが次々にLRAを捨てて別の武器に持ち替えるのを見て
「この武器もうダメなのかな…」と将来性に不安感を覚えていました。

また、この頃アセン開発も一人でやっていた為
自分の実力も十分でない状況だったので、技量が足りていないのかアセンパワーが足りていないのかがわからず苦悩していました。

そんな時、たまたま所属したコミュニティで声をかけてくれたのが
現在のLRB村村長の蓮葉哪吒さんでした。

・LRB重二黎明期(1.05初期~中期)

さて、ここからLRB重二の歴史に入っていきます。

最初にLRBに触れたときに使っていたアセンがこちらです。

LRB重二の最初の形
当時はWLT FCSも選択肢でした。

恐らくLRB重二と呼ばれるアーキタイプの最も古い形だと思います。

高い防御力とLRBの大火力を持ちコラジェネと10連ミサイルで引き機を追いかけ、NGIブースターのQB性能で地形戦を行う機体でした。

この形を基本とし、
「10連ミサイル・LRB2丁・0.6盾」のパッケージングは変えず、最適なフレーム、ブースターとジェネレーターを探していくことになります。

この機体が産まれた少し後
某有名AC6配信者の方がコラジェネにバーゼルを搭載したLRB重二を配信取り扱ったことにより、私たちが所属していたコミュニティ以外でもLRB重二は次なる環境アセンとして少しずつ注目されていくようになります。

当時注目された重二LRBの型
腕とブースターが異なってましたね

・二分した機体開発方向 裏の歴史の始まり(1.05中期~終期)

ここからLRB重二の裏の歴史が始まります。

当時のレギュレーションであった1.05を皆さんは覚えているでしょうか

私は非常に「両極端」な環境だったと記憶しています。
軽四の登場に加えてLCBタンクやネビュラオーロラタンク、はたまた引き機を完全に捨てたガチャ機
めっちゃくちゃ引く機体とめっちゃくちゃインファイトする機体両方を見ないといけない非常に混沌とした環境でした。

軽四もこの頃になると研究が進み
従来のドム脚にNGIブースターという構成では絶対的なAB推力が足りなくなってきました。

また、先述のタンク対面やニドスラ等の近接機を相手取る場合でもコーラルジェネレーターでは火力不足になることもあり機体開発が必要となりました。

そんな中で蓮葉哪吒さんが生み出したのがこの機体

蓮葉ロボの原型

「128ジェネレーター・バーゼルブースター」というパッケージでした。
NGIブースターの上昇推力やQB性能を潔く捨て、軽量化は考えずにバーゼルブースターのABで飛んでいくというもの。

実はLRB重二の発案者は他の方なのですが
これが現在も広く使われている「蓮葉ロボ」の原型になります。

ただ、この機体は僕には扱えませんでした。

一番のネックはバーゼルの上昇推力でした。
当時まだまだ多かった重二重ショに対し、エレベーター機動を取るには僕の技術が不足していました。
そもそも、コラシLRA時代の動きを再現することを目的としていた部分もあり、感覚的にかなり合わない機体でした。

バーゼルを採用しつつ軽量化した形もありました。
理論値出せれば最強という評価でした。

結果、私は従来のコラジェネNGIブースター型のLRB重二を軽量化していく方向になりました。
その結果、ドム脚は大豊脚に代わり
この機体でレギュレーション1.05を戦い抜いていきます。

当時の機体私の使用機体
地形戦に強いという理由で8分裂を積む形もありました。

ここから、LRB重二の機体開発は
動きの自由度を担保する代わりに軽量化し、ミラーマッチは姿勢安定で勝つ
動きの自由度を無くして火力と装甲を確保し、ミラーマッチはAPで勝つ
という2つの方向に分かれていく形になります。

この頃のLRB重二ミラーはどちらかと言うと重二重ショミラーのような、AB旋回で衝撃力を上げてそれを捌き合うという比較的衝撃力に比重を置いたものでした。
なので、今よりもミラーにおいて姿勢安定は重宝されていました。

また、ちょうどこの時集まっていたコミュニティ内で仲の良い人同士がLRB重二を使いだし
新しくランクマッチを始めた人や下方修正で今まで乗っていた機体が使えなくなった人達が徐々にLRB重二に乗り換えだしたことで
現在も続く「LRB村」が生まれました。

最初は単なる仲良し集団だったのが、
大会シーンで活躍するのはまたあとの話。

LRB村立ち上げ当初のおしゃべり丸さんの使用機体
AP盛って20連積んだら最強じゃねという発想のもと産まれました。

時は変わってレギュレーション1.05終期
環境に大きな変化はなかったと記憶していますが

この頃から本格的にLRB村内でのミラーマッチに勝てなくなりました。
ランクマッチでたまに遭遇するLRB重二にはなんとか勝っていたものの、ドム脚に128ジェネレーターでは流石に火力差が大きくなりすぎて蓮葉ロボを使うLRB村のメンツには勝てず

ここからジェネレーターを変更していくことになります。

・ジェネレーターへの載せ替え AsuToフレーム誕生(1.06初期~シーズン1中期)

ランクマッチシーズン1中盤にいきなりやってきたレギュレーション1.06
タンク脚やニドガンの弱体化、ミサイルFCSの弱体化、重二脚の一律重量増、エツジンや中二と中逆の教科により環境は結構変わりました。

一方で、ナーフの影響をほとんど受けなかったLRB重二は新たな環境アセンとして注目を集めるようになります。

当然ミラーマッチも増え、元々使っていた大豊脚が殆ど使い物にならなくなった影響から私の機体も改修が必要となり
丁度この頃に128ジェネレーターに移行しました。
当時作成した機体がこちら

この機体は当時のSteam版AC6の大会シーンを反映したものになっていますので説明すると

この機体を作った当初、LRB重二はランクマでこそ数を増やしたものの
大会シーンでは全く見ない機体でした。

理由はいくつかあり、そもそも当時のLRB村ぐらいでしかLRB重二がしっかり掘られておらず大会参加に積極的だったのが私しかいなかったのもあるのですが

どうやって軽四と戦うか」が大きなテーマだった当時の大会シーンにおいて、LRB重二という機体は鈍重すぎて軽四とは戦えないという判断を多くの人が下していました。

なので、大会でミラーマッチは殆ど発生しない想定が出来たため
NGIブースターはそのままにデザート脚にしてフレームを軽量化して足回りを確保し、当時多かった重ショ機体に対抗するため実弾防御を厚めに取ったこの機体を作る事になります。
LRB村内のミラーでは当時から負けていましたが、ランクマッチで遭遇する相手には練度差で勝っていた為何とかなっていました。

この機体はコラシLRAにかなり近い動きをすることが出来て技術流用が非常に効き、今までで培ったLRBの当て感も非常に有効に使えたので使用期間が凄く長い機体でした。
かなり自分に合っていたと思います。

「引きに強いミサイルを」ということでスープを積んだ型もありました。
LRB村メンバーがみんなでリダボ入りした記念で撮影したもの
全員構成が違いこの頃は非常に拡張性の高いアセンという評価でした。

・P10型の発見 

現在も続くLRB重二の形

これはLRB重二の表の歴史ですがこれも重要なので紹介しておきます。LRB重二はこの頃に現在のP10型になりました。

元々は、LRB村があったコミュニティにて
とある方が重ショラドショガチャ機に搭載していたのが始まりです。

バーゼルに比べると、絶対的な速度は出ないのですが
圧倒的なABの燃費とAQB回数によって敵の弾を掻い潜りながら接近することが出来ました。

また、バーゼルに比べると上昇推力が高かったのもLRB重二には好都合でした。

当時、今ほどLRB重二の各対面に対する対策が進んでいなかったのもあり
基本的には軽い機体はABで追いかけ、突っ込んでくる機体や高火力機体にはエレベーター機動や地形戦捌くというのが基本の動きでした。

なので、「AB速度と上昇推力あれば他のステータスいらないんじゃね?」という話になりこのブースターが採用されます。

しかし、P10は遅すぎる巡行速度と2秒を超えるQBリロードはかなり扱いにくく非常に極端な性能のブースターです。
当時の自分はまた別の道を探すことになります。

・NGI+WLRBの限界 (シーズン1終期)

機体は先ほどの項にて紹介してから変わっていませんが、環境の変遷が大きかったので別項として取り上げます。

自分にあった機体だったこともあり、ランクマッチでは結構な勝率を出せている機体でしたし
それなりの戦果も残せた機体でした。

ランクマッチシーズン1では半分ぐらいの期間をこの機体で戦い初のドミナントを獲得することが出来ましたし、比較的大規模なスイスドロー大会で初の勝ち越し、別の大会では準優勝を獲得することも出来た思い出の機体です。
真似をしたのか同じ結論にたどり着いた人が居るのか、ランクマッチでも完全ミラーが何回か発生したこともありその時は何とも言えない感動があったのを覚えています。

ただ、この機体もランクマッチシーズン1終期には限界を感じ始めていました。

この頃軽四の研究が進み、ネビュラを持った型が一般的に普及し始めました。
それによってインファイト機に対する耐性が上がり、ダメージレースで勝つには速度が足りなくなってきました。
準優勝出来た大会で負けた相手も、そのネビュラを持った軽四でした。

また、このシーズン1が終わったころぐらいからLRB重二のミラーマッチも立ち回りが変化していき
AB旋回戦を主体とした衝撃値重視の立ち回りより、ほぼ棒立ちで盾を構えながら10連とLRBを刺しあうAPの奪い合いを重視した立ち回りへと変化をしてきたことからLRB村内のミラーマッチに本当にマジで全然勝てなくなりました。
(当時LRBミラーの対戦数が私だけ全然少なく、圧倒的に練習不足なのも相当あります。)

それどころか

  • 自分ではLRB重二の強さを世間に知らしめられないからLRB村のメンバー(可愛ゆゆさん・おしゃべり丸さん)を大会シーンに引っ張ってくる

  • LRB重二のミラーマッチが苦手すぎたので可愛ゆゆさんとおしゃべり丸さんにミラー講座を頼んだものの、あろうことか配信でそのノウハウを全部共有する。(何なら座学用の資料も自分で作る)

という積極的かつ盛大に自分の首を強めに絞めたため、ランクマッチでもミラーに勝てなくなりました。
(LRB村自体元々が仲良し集団だったため、"みんなで強くなろう!"をモットーにしている場所なのでこれは寧ろうれしい事でした。)

シーズン1終了後行われたLRBミラー講座配信
今でも使える内容が盛りだくさんなのでミラーに悩む方は是非

そして、このシーズン1終了の少し後に開かれた某大会にて
可愛ゆゆさんとおしゃべり丸さんがワンツーフィニッシュしたことでLRB重二が無事に大会シーンでも環境入りを果たす形になります。

結構無理に誘ったのにも関わらず、大会を楽しんで出場してくれるようになったのはとても嬉しかった経験でした。

大会シーンにて結果を残したこともあり
今現在も使われているP10型の蓮葉ロボがLRB重二の一つの結論として定着していきます。

大会シーンにLRB重二が進出した(というか自分が呼んだのですが)ことにより、当初機体を作った時に想定していた環境とは大幅にずれた事から次の機体を探していくことになります。

・蓮葉ロボ使用開始 発展するLRB重二と噛み合わない自分(シーズン2初期~中期)

シーズンが変わったこともあり、Aランク帯で多少は気軽にランクマッチが出来るようになった頃ようやく重い腰を上げて私もP10型蓮葉ロボを使うこととなりました。

LRB重二の機体開発史にて、今回LRB村で名前を挙げている4人(蓮葉哪吒・可愛ゆゆ・おしゃべり丸・AsuTo)が全く同じ機体を使っていた唯一の期間かと思います。

この4人数名加えて各対面の対策を話し合いながら煮詰めていました。

また、この頃には「LRB村」という俗称も界隈に浸透し
LRBの対策を積みたいという方がLRB村のあったコミュニティに訪れてきてくれてスパーをするという環境が出来上がっていました。

言い訳が出来なくなったことからLRBミラーも相当対戦数を重ね、時間制限を10分にしてひたすら10連を避け合ったり10連を撃たずにLRB盾とだけでスタッガーレースをやったりと色んな練習をしました。

そんな環境で対策を煮詰めていく中で、LRB重二の立ち回りはどんどん出来上がっていくわけなのですが、その中で開発されていったのがほぼエレベーター機動を取らずに地上でどっしり構えて戦う立ち回りでした。

これは主に中二重ショや重ショパイルといった重ショ対面で取られる物だったのですが、エレベーター機動をしてLRBの攻撃回数を減らすぐらいなら
ド近距離で全部IGしてLRBバシバシ当てた方が結果効率が良いし、盾持ちの場合なら最大効率でLRBを撃てば盾を焼かせられるから有利が取れるという寸法の物でした。

これが本当に僕には出来ませんでした。

そもそも、私の場合反応速度が極端に低かったのもあってほぼ勘と読みでIGを行っていた為IG精度がとても悪いです。
またあまりにも近距離だと少し焦ってしまうことも多かった為、ある程度落ち着いて相手を見られるエレベーター機動を好んで使っていました。
なので、このどっしり構える立ち回りが非常に合いませんでした。

また、ミサイル避けや交差といった本来QBや巡行で対処を行うようなテクニックに関してもそのほぼ全てをAB関連の動作で解決する立ち回りが開発されていきここら辺が元々NGIブースターを使っていた自分には感覚的に合いませんでした。

「これこのままず~っと苦手な事しないとLRB重二使えないのかなぁ」みたいなことを考えていた気がします。

加えて、この頃になると軽四勢のトップも平均層も非常に練度が上がりランクマッチにて対軽四の勝率がかなり落ちてきて
やっぱりLRB重二は軽四見れないんじゃ?」というムードが若干村の中に流れ始めました。
しかも、もう既にLRB重二は既にアーキタイプとして広まってしまっており過去の実績から考えても「装甲を落とすとミラーで勝てない」というのが(主に私のせいで)通説になってしまって軽量化も出来ない状態になってしまいました。

そして、この時に生まれ始めたエツジンLRBの登場により蓮葉哪吒さんと私は少しずつそちらに流れ行くようになり、再度機体開発が始まっていきます。

当時のエツRB

蓮葉哪吒さんを中心に「片手LRB+何か」を掘って対軽四戦を模索していき
可愛ゆゆ・おしゃべり丸はP10型蓮葉ロボであらゆる対面を技術で見る
という方向でLRB村の中でも道が分かれていきます。
(私はこの頃蓮葉哪吒さんの試作機体を試していました。)

因みに、WLRBで軽四をみれないのではないか?という疑問は
負けた相手に直接連絡を取ってスパーを申し込むという可愛ゆゆのバケモノのようなバイタリティによって杞憂に終わることになりました

・新生蓮葉ロボ コラジェネエツRBでNGIブースターに回帰(シーズン2中期)

新しい機体を試しながらああでもない、こうでもないと機体を作っていたころようやく一つ形になった機体がありました。
それがこのコラジェネ型エツRB重二でした。

当時、エツRBの研究がPS版での有名プレーヤーの活躍もありかなり進んでいました。
確か現在の形のエツRB中二が出来上がったのがこの頃だった筈です。

芭蕉腕を使用し、腕部積載量を許容可能な範囲でほんの少しオーバーし軽量化を実現したアセンでした。

そんなエツRB中二を参考に蓮葉哪吒さんが「自分に合う形に」と作ったのがこの機体です。
当時、中二脚は「選ばれた人向け」という印象が強かったためあまり村の中で積極的に使う人はそこまでいませんでした。

95000ラインに重量を抑えて速度を確保し、10連ミサイルとコラジェネの航続距離で軽四を追いかけるというコンセプトでした。

また、2000を超える姿勢安定を確保したことにより
LRB重二にかなり有利を取れ当時のランクマッチにて無視できない数いたガチャ機に対しても楽に取ることが出来るというかなり完成度の高い機体でした。
当然ですがLRB重二もスタッガーレースに勝ちCSを入れることで戦っていける機体でした。

実際、この機体に乗り換えてから非常に軽四対面は楽になったのを覚えています。

しかも、ブースターは使い慣れたNGIブースター

「いい機体を作ってくれたなぁ」と思いながらしばらく使い、確かシーズン中にリーダーボードには入ることが出来たと思います。

ただ、それでも不利対面はやはりありました。

片手をエツジンにし、ジェネレーターをコラジェネにしたことにより地形戦適正が下がりタンクを見るのがかなりきつい機体でした。

ランクマッチでは殆ど見なかったものの、当時3ミサタンクが今の形として環境に上がってきた頃で非常に苦戦を強いられました。

加えて、この機体をLRB村数名で使い大会に出ていたのですが
本来の役割対象だった軽四をやっぱり見るのは難しいという結論になってしまいました。

結果、NGIだったブースターはバーゼルになり
その結果また思うように機体が動かなくなって悩む時期に突入しています。

この時軽四を重く見てコーラルミサイルを搭載したコラジェネエツRBがLRB村内で開発されて
大会シーンで活躍し少しだけ注目を集めました。

AC6初のオフ大会もこの頃に開催しています。

この後、蓮葉哪吒さんは中二エツRBの研究を始め
中二エツRBとWLRB両方使える傭兵になっていきます。

この頃にセラピスト軽二が発見されたことで頭がエフェメラになりました。

一方私の方はというと、自分の腕に自信が持てずに中二脚を敬遠していたことにより
「やっぱりWLRBでなんとかしないといけないんじゃないか?」と考え始めました。

そんな中でとあるアセンに出会います。

・アルラ型WLRB オリジナルアセンで抗うもレートを失う(シーズン2終期~シーズン3中期)

「機体どうしようかなぁ~またP10型使おうかなぁ」なんて考えてた頃とあるアセンと出会いました。それがこちら

とあるAC6で規模の大きなコミュニティに所属している方が使っていた機体
フレームを軽量化し、アルラブースターを採用してQB性能とAB性能を両立したアセンでした。

アルラ型LRB

興味本位で使ってみるとこれが手に馴染む、使い始めた時は「これだ!」と思いました。

使用感がシーズン1にてドミナントを取得したNGIブースター型のLRB重二に近く、巡行距離等多少無理は感じたものの技量でなんとかカバーできそうな感じでした。

しばらくはこのアセンの原案者と色々意見を交わしながら使っていく形になります。
この機体でSteam版の大規模大会にも出場しました。

この大規模大会後、この機体をさらに掘る事を目標にしランクマッチシーズン2は150位ほどの順位で追えました。

この頃LRB村の一人が開発した150WLRB
シーズン2ドミナント取得

その後迎えたシーズン3、やはり軽四対面を課題に感じたのと
もっと自分に合った方向にチューニングしたいと思った作成したのがこちらになります。

アルラ型コラジェネLRB
見た目がかなりお気に入りです。

コラジェネ航続距離とアルラの巡航速度で追いかけてリターンを取り
重い肩幅機などについては3プラで引く権利を獲得し、コラジェネの無限滞空によるエレベーター機動や巡航速度で引いてAP有利を守り切るというコンセプトでした。

今思えば、火力が結構低いアセンなのでほぼ全対面でタイムアップ勝ちを狙いに行くような立ち回りをしており肩武器は引く権利だけを取ってあとは盾とLRBでタイムアップまでAP有利を守れればいいという結構極端な構成だったなと思います。

しかし、試合展開全体の組み立てを行いながら戦う自分にとってはかなり使い勝手のいい機体でした。

とはいえ、アセンを掘るのは一人
コラシLRAナーフ後に一人でLRA重二を掘ってた頃を思い出しながら
「自分一人でアセン開発なんて出来るのかな?」と思いながら色々試していくことになります。

そして、ここで再び従来のLRB重二(P10型蓮葉ロボ)が立ちはだかってきます。

この機体、手武器も肩武器も装甲もすべてLRB重二に負けている機体で
唯一勝っているとすれば少しの姿勢安定と足回りぐらいなもんでした。

とはいえ、この機体を折られてまた路頭に迷うのが嫌だったのである程度抗っていきました。
AP有利を取って巡行で引きながら遮蔽に10連ミサイルを吸わせ、盾を展開出来ないABの初動にLRBを当ててAP有利を守るという
今文字起こしするとよくそんな難しい事しようとしたなという感じです。

当然LRB村の人間にはタコ負けしました。
(この頃は私のAC6のモチベも結構落ちてしまっており単純に技量差が大きくなりすぎていたのもあります。)

また、この機体3ミサタンクも死ぬほど辛かったです。
そもそも3ミサタンク自体、元のLRB重二には有利が付いているアセンなのですがそこから火力と装甲と衝撃力を落としたアセンなので正面戦闘で勝つのはほぼ絶望的です。

なので、3プラをひたすら2分間撒き続けるというとんでもない塩試合を展開してどうにかしていました。

加えて、直進するミサイルが無いことから相手の動きを制限する手段に乏しくLRBを当てないとどうにもならないことが多いのですが、腕部積載超過による独特な当て勘があるので使い続けて当て勘を維持していないといけないといけません。

ただ、これでも一応シーズン3の初期~中期にはリーダーボードにも乗れており
とあるところで開催されたプチトナメでも準優勝するなど、そこそこ結果は残せた機体でした。

この時に培った巡行を使った引き撃ちやAP有利を守って勝つ戦い方は後に使用する中二エツRBの基礎になりました。

そんな中、あることが発生します。
私生活の崩れからしばらくゲーム断ちした後にランクマッチに復帰した日の事でした。

どういうわけか違う相手なのですが、不利アセンのLRB重二と3ミサタンクとめちゃくちゃ連戦し30分足らずでレートを150近く溶かしました。
(1950が1700台まで行きました。)

普通負けた時は反省点を洗い出したり敗因を探したりするもんですが
もうなんかこの時に完全に心が折れたのを覚えています。

この時AC6のモチベもかなり削れてて大会シーンへの出場もかなり消極的になっており、
「ランクマはなんとなく勝てるからやってる」という程度だったのですが
ランクマにも勝てないとなると、私ではメンタルが持ちませんでした。

ただ、失うものも無くなったおかげもありこれが良い刺激になりずっと敬遠していたあの機体を使います。

・ヤケクソで使い始めた中二エツRBでドミナント復帰(シーズン3中期~現在)

色々とゲームを続けるのがしんどくもなったんですが、とはいえ移住先も無いですしマトモに勝てるゲームはAC6だったためゲームは続けたいと思っていました。

レートも溶かしたことだし、なんかなんか全部を失った気分で逆に清々しくなったことからLRB機体の別の顔

中二エツRBを使い始めました。

中二エツRB

使ってみたら何かめっちゃ手に馴染むしめっちゃ勝てました。

動かし方は若干変わるのですが、相手との積極的な交戦を避けて安定択を取ることが出来ましたし
いままで撃ち続けてきたLRBの当て勘も当然活かせました。
かなり自分のやりたいアーマードコア6が出来るなと思いかなりモチベーションが戻ってくる感覚がありました。

そして、もうこのアセンは環境アセンの一角であり
LRB村の人間も含め何人も使っており、対策等の知識は一人で見つけなくても良いというのも心強く思いました。

当然、乗り換え当初で負けることも少なくは無かったですがそれでも確かな手ごたえを感じみるみるレートは回復していきました。
「ようやく出会った自分にあった機体をリダボにもっていくぞ!」というのも自分の背中を押した形になります。

結果、シーズン累計で自己最高レート(2020)を更新しシーズン1ぶりのドミナントを獲得することが出来ました。

この機体は現在も使用中であり、アプデ等で環境に変化が発生しない限りはこのまま使い続ける予定です。
(たまに発作が起きてエツジンレッドシフトとか使いますが)

これ以降、新しいLRB重二のアーキタイプは少なくともLRB村の中では開発されていません。(ゆゆさんが現在中二で開発中ですが)

LRABというアセンも某氏によって開発されましたが、
結局LRB重二が見れないという結論になったみたいです。

以上が、LRB重二の裏の歴史になります。

・最後に このnoteで本来伝えたかった事

今回はLRB重二に折られ続けた私のLRB重二の裏の機体開発史を紹介させて頂きました。
ただ実は、当初筆を取った時は別の事を伝えるためでした。
(機体開発史にした方がキャッチーで見る方も面白いかなと思ったのでこうしています。)

それは
自分にあった機体を探したり作ったりして欲しい」ということです。

ありがたいことにAC6の対戦界隈にはまだ人が入って来てくれたり、LRB重二も使用者が増えていっています。
ただ、対戦環境自体は長く続いていることもあってか非常に硬直しており変化があまりありません。

なので、今使用する機体に結構悩んでいるという方は多いのではないでしょうか。

色々技術もアセンも技術も成熟していく中で既にあるテンプレアセンから何を使おうか?という選び方をしている方も少なくないと思います。

そんな中で、機体に悩んでいる方々は
「どんな機体なら自分は楽しく上手く扱えそうかな?」「無いなら作ってみようかな?」というのを今一度考えてみてもいいんじゃないかと思っています。

AC6に限った事ではないと思いますが、どんな機体を使っても最終的には技量が出ますし
広く見れる機体ほどその負担は使用者の技術に依存することが殆どです。

なので、このゲームで上手くなっていくためには
自分の伸ばせそうな技術に合った機体」に乗っていくしかありません。
そして、そういうアセンはテンプレの中にあるかもしれませんし無いかもしれません。

でも無ければ納得いくまで作ってみればいいんです。
そして自分にあった機体うや自分が勝てる機体を探し、創意工夫をするのはこのゲーム本来の楽しみ方として非常に有意義です。

私は人の作った幾つかのオリジナル機体を経て、今はテンプレアセンですが自分にあった機体に最終的に落ち着きました。

今でもテンプレのP10型LRB重二を使い続ける道はあったかもしれませんが、そうしていけばどっかでAC6辞めてたんじゃないかな~とも思います。
「強いから」という理由で自分と合わない機体を使い続けるのは結構きつい物があります。

また、もう既に色んな機体が掘られつくされた現在
オリジナルのアセンを作ると色々と不利対面が出てくると思います。

ただ、そんなときでも一旦抗ってみて下さい。
不利対面をひっくり返すための創意工夫は、確実に自分の技術になりますしそれはたとえ乗り換えたとしても自分の血肉になっているはずです。私は色んなアセンに折られ続け今がありますが、一つ一つの機体で培った技術で無駄になってるものはほぼありません。

過去頑張って作った機体がくれた贈り物だと思っています。

自分の技術に自信が無い中で機体を探したり機体を作ったりするのは大変ですし私も心折れてるのであまり説得力無いかもしれませんが頑張ってみて下さい。

そして、ここまで読んでくれた上級者の皆さん。
新しく入ってきてくれた人たちの考えをあんまり否定しないで上げて下さい。

環境も煮詰まりに煮詰まり、色んな知識から私たちはたくさんの常識を持っていますがそれによって頭が凝り固まっているかもしれません。
なので、新規の方が必死に考えたことも知らず知らずのうちに否定してしまって居るかもしれません。

上級者同士で「それ~見れてんの?」と言い合うのはまぁ別にいいですが
新規の方、成長途中の方にそれをやってしまうとやる気をなくしてしまいます。
強くなって欲しいからこそ色々教えたいのも分かりますが、常識を疑うことも含め出来るだけ考えを受け入れてあげる姿勢は持っていきましょう
(勿論これは自戒も含みます。)

アプデもあるかどうかわからない中
皆で楽しい雰囲気を作っていきましょう。

こんなに長いnote読んでいただきありがとうございました。
では


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?