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一人アンソロジー「UNソロ」あとがき

はじめに

【ネタバレを含むので読後に読むことをおすすめします】

旭友オンリーに合わせて公開した一人アンソロジー「UNソロ」をお読みくださって、ありがとうございました!

アンソロのあとがきにも書きましたが、「UNソロ」というタイトルはそのままの通り「アンソロ」に掛けているわけですが、「一人で行っているものではない」という一人アンソロへの皮肉みたいなものです。
思いついたときオホォ~~😄てなった。いいよね。

内容的には後から、あまりにも普通の旭友ちゃんがなくてこれアカンくね?と思ったけどまあいっか😄

そんな一人アンソロですが、まずやろうとしたきっかけは、シンプルに「一人アンソロとかやってる人いるよ~」と聞いたことでした。
その時は「絵柄を変えて描く」とも聞いたのですが、それは出来ませんでした😄(友人にもアンソロ感は無いと言われた)
でも、ギャグや少女漫画風など、いろんなタイプの作品を描けてとても楽しかったです!ページ数はそこそこあったけど飽きなかったな~
且つ、一つのテーマで描けたのでよかったです。
何より、今まで書いてきた架空のサクカを本当の漫画にできたのが嬉しかったな。今までやってきた身としては感慨深いです。

ここではそんな各作品について、一つずつあとがきを綴っていこうと思います。

すってんころりん

かわいい

巻頭モノクロです。
この漫画のネタは、作中で旭陽が言っているように、周囲では私が顔を描くと顎が長いことで有名なので、それをテーマにしてみました😀
と言いつつ、最近はめちゃくちゃ気にしてて絵を描いたら最後に顎を短くするという工程を踏んでるだけどまだ長い。……過去作品の顎をチェック。

今回のアンソロで全体を通したテーマ、「どう生まれても、君と」というタイトルをこの作品につけました。

そもそもこのテーマはプロットを作っている過程でけっこう後の方に決めたので、最初は全然なかったものです。
全体のプロットを少しずつ書いていたときに、「桜の朝露」を描いているときにそのサークルのフレーズであるこのテーマを入れたくなって、そういえば全部旭陽が変なことになってんなと思ってこのテーマにしました。

もちろんこの漫画のタイトルもそんなものではなかったのですが、上手くはまってくれたな~と思っています。良い感じに伝わればいいのですが。
表紙にも大きめに書いて印象付けたかったけど、しつこかったかもなと思いつつ。何回も通して見すぎてもう感覚がわからない。

何にしても最初からこんな姿にされる旭陽。ごめん。すきだよ😌
でも旭友ちゃんらしいスタート切れたかな~と思います。
旭陽がこんなことになっても、心配してずっと励ます友弥が好きです。

作業的にはすぐ終わるやろって鼻ほじってたら締め切り最終日になってた。一気にやった。
ふたりともかわいいな~と何度も読みたいと思える一作でした。

桜の朝露

旭陽ちゃん

少女漫画枠です。
先述の通り、小さくて見えないけど「どう生まれても~」というフレーズの元になったサクカです。
すごく気に入っていたサクカだったので、描けてうれしいです。
友弥がちゃんとイケメンに描けていたらいいのですが。この友弥が攻めすぎていよいよ旭陽が受けでしかないないやつです。女体化とは言え。
女体化は友ちゃんの方が描くことが多かったので、旭陽ちゃんをメインに描けて良かった。
友弥×旭陽ちゃん好きなんだよね。旭陽ちゃんがかわいい。

少女漫画風なんて難しいよ~~と言っていたけど、一番描きやすかったしいつも通りだった。ただ、1mmの丸ペンで描くのはやっぱり難しかった。
し、本物の少女漫画を見たらもっとキラキラだった。
友弥の髪の毛をいつもよりサラサラに描くのも難しかったけど、楽しかったです。
どんな漫画でも山なしポエムオチしか知らないので、もれなくこういう内容になりました。
でも、その雰囲気が他の作品との差別化ができて、アンソロらしさを彩ってくれる一作になったかと思います。
そういえば、唯一オンリーのテーマ「雨」にかすっている気がする(今気づいた)

旭友クイズ研究会

まちがいさがしとクロスワードを作りました!
友人たちの案もあり、アンソロでも参加型になればいいな~と思って入れました。

まちがいさがしの絵は、すごくお気に入りのドールの写真を使いました。
ドール写真を入れるのを断念した後だったので、こういう形で入れられてよかったです。朝露から桜で繋げられたし。
ミリペンで均一に絵を描くのも、間違いを作るのも、すごい楽しかった!😄
間違いのなかで、本当はもっと、桜のもりもりを少し変える、とか超難易度にしようと思ってたけどやめた。私自身がまちがいさがしがすごく好きなので、理不尽なものは入れなかったのですがどうだったでしょうか。(線の太さが違うとか)
一番難しいのは旭陽のだんごの棒かなと思っていて、実際に友達のテストプレイでも一番さいごになりました。
そして、桜のもりもりが全部ちんちんに見えるって言われました。

クロスワードはもう作り方がわからなくて、どうしてもギザギザにしかしようがなくて、階段みたいな形になりました。どうやって四角いの作んの?
これもテストプレイしてもらったんですが、「見る人クロスワード知らんくね?」と言われ、たしかに。と思った。
ま、みんな検索するやろ。
でも、クイズ自体はうまいことハマって作れたと思います。
私の中では簡単だけど、赤毛のアンの問題が難しかったかもしれない。
後は「花心」とかいう言葉が聞きなじみなさすぎて私だったらわからんかった。
ま、みんな検索するやろ。
前後の問題で埋めてくれ。

そして、このクロスワードの答えが最後のページでうまいこと「旭友は人生」という言葉で締めくくれる形になったので、それがとてもよかったなと思います。まったく狙ってなかった。

こういうのを作るのは初めてだったけど、めちゃくちゃ楽しかったです。
そして、テストプレイをしてくれたのはあとがきにも記載している友人の宵助です。ありがとう。

たのしんでもらえたらうれしいな~と思います。

猫感度

知らん人が旭ニャンをみたらどう思うんだろう、ということを考え続けた一作です。
でもこの猫感度というサークルは、初めて私が開催した「旭友オンリー2」(第一回は友達がサプライズ開催してくれました)からほとんどの回で参加していて、一番最多のサークルになっています。
「旭ニャン」はその時からずっと存在していて、思えば旭陽受の印象を強くしたのはこのせいな気がします。まあ、どちらにしろリバなんですけど😀

猫感度はR18枠だったので、今回も思いっきりR18にするつもりだったのだけど、Misskeyとの兼ね合いもあって全年齢で公開したいな~というのがあり、今回は省略とさせて頂きました。
R18差分は書く気まんまんです😀
R18がないと本当にただの飼育日記になったのですが、一番シンプルでよかったかもって思います。日常。一番やおい。
友弥の顔はあえて出さないでみました。そういう動物目線的なのあるよね。

ていうか、元はセクシーおよびネタ枠なのに漫画が上手く描けなくて、ただのキモ枠になってしまった。一番心配している一作。というかいざ漫画にすると全裸で違和感すごいの笑ってしまった。旭ニャンは大好きです。

後から過去のサクカを見たら、「旭ニャンはじめてのお風呂」という回があって「旭ニャンはお風呂が嫌い!」という設定があった。う~ん覚えてない。
そのあと、友弥のお世話で好きになったという事で。
今回の作品のなかでも一番待望だった気がする。早めに入れることを決めたし。
余談ですが、アンソロの最後の参加者コメントは、サクカ投稿の時のツイートの文言の雰囲気で書きました。たぶん私にしかわからない。

そして、一部背景とベタを友人の宵助が手伝ってくれました!
いろんなところでspecial Thanks。

イラスト部門

ラ・エデン

1枚目

60年代少女漫画風です。これ系はやっぱり入れたいよね。そして百合枠!
一応セリフの元ネタがあって、里中満智子先生の「海のオーロラ」という作品があって(流石に親世代)、輪廻転生を繰り返して過去から未来まで二人の男女が愛を遂げるまで紡いでいくというお話です。
そのなかで、「生まれかわって、また巡り合おう」「ラ・エデン」というセリフがあり、すごく好きなネタなんですが、これも今回のテーマに会うな~と思って描きました。
描くの超楽しかった😂以前作った謎の縦線ブラシが活躍してよかったです。


2枚目

わんにゃん旭友ちゃんです。
やっぱ、友弥=柴犬、旭陽=黒猫、だよなぁ。。。。。。。。
そのイメージよまま描いちゃいました。
かわいいよなあ。かわいい…
友弥がわふわふしているの可愛い。ちょっかい出して遊んだり、毛繕いしあってんだろうな。だいちゅき…


3枚目

ヒーロー旭陽見参!!
このイラストの構図は、またまた友人の宵助が考えてくれました!
天才かと思った。
すごくお気に入りの一枚です。これがエモってやつか…という。

旭友ちゃんの本編軸で、旭陽はいつでもどんな状況でも、友弥を迎えにいくんですよね。これは後のSSでも書いているのですが、旭友ちゃんにおいて非常に重要なことであり、私も大切にしていることです。
なので、ヒーロー旭陽が友弥を助けるのは、表現をオーバーにしたノンフィクションなので、この構図が大好きなんです。
あー泣きそう
旭陽いつもありがとう。


4枚目

旭友ダイエットTRPG!
これはエアのようでエアではなく、今友人が作ってくれてるんですよね。
一般的なTRPGのシナリオやシステムではなく、かなりオリジナルに作ってくれています。
一日の探索の終わりに「夢で探索する」というパートがあって、天才だなと思いました。
ゲームシナリオはみんなで決めつつ、導入だけは私が書いたのですが、ご紹介すると、

ある日旭陽とその知人であるあなた達があつまり、「海に行こう!」という話になる。
しかし旭陽以外は全員デブ。
そこで旭陽は「知り合いがいるスポーツジムがあるんだ」と一緒にジムへ行くことになる。
スポーツジムには旭陽の友人、友弥がいて、相談をしていると、オーナーの前山田が「試験中のダイエットプログラムがあるんだ」と提案を受ける。
案内のままに、あなたたちは旭陽と友弥とともに、合宿所のある町を訪れる。
すると、同行していた旭陽が突然姿を消してしまう。
友弥に頼まれ、あなたたちは旭陽を探すことになる。

しかし町は怪異が集まっていた…。

旭陽を探しながら、ダイエットもしなければならない!どうなる…⁉

という😂
イラストでは旭陽がデブですが、ゲームではプレイヤーがデブです。一緒に痩せましょう。
おデブな旭陽はそれはそれでネタがあり、旭陽がそうなっている夢を旭陽が見ちゃうというのがあります。
知っている人は、くすっとしてくれたらいいな。

イラストパートは気楽に描けたのもあって合間合間にいい気分転換になっていました。
どれも好き!楽しかったです😄

SS「un sorrow」

SS部門です。
最近SSをとんと書いていなかったので、最初は全く候補になかったのですが、そういえば入れてみよー😄と思って差し込んだやつです。
ちょっと暗い内容ですが、これもまたアンソロの一つの色を担ってくれたということで。

「un sorrow」というのは「これは悲しみではない」という意味合いを込めてつけました。
そして本のあとがきの通り、「アンソロウ」と、タイトルに続きアンソロにかけてみました。
これ上手いよね😄
「secret sorrow」というとても好きな曲があって、sorrowという悲しみの表現の単語がなんだか好きなんですよね。
後悔とか、嘆くという意味合いが強い「悲しみ」の表現ですが(たぶん)、SSに使えてよかったです。

内容的に本編を知らないとわからない話になってしまっているのですが、ちょっと無理やり説明っぽいのを入れたので、伝わればいいんですけど無理かもって思ってるSSです。
一人にででもわかってもらえたらうれしいです。

先述の通り、旭陽はどこにいても友弥を迎えに行く、という強い関係性がありますが、それは姿さえ見えていなくてもそうするのが旭陽です。
そのくらいのことができてしまう男なんです。旭陽という男は。
受けでしかない、と言われがちの旭陽ですが、いつでも友弥を引き上げてくれるのは旭陽なんです。
それをSSでアンソロに差し込めてよかったです。
あー泣きそう
そういった部分を踏まえて、もう一度思い返してみてもらえたらいいなと思います。

旭友4コマ劇場

4コマ!
協力のましゅまろぶさんというのは、いつもマシュマロで「~な旭友ちゃん」という小ネタをたくさん送ってくれるサークルさんです(NOT自演)
誰が送ってくれているかはわかりませんが、許可をもらって今回4コマにさせて頂きました。誰かはわかりませんが。
マシュマロの形式上、1枚絵だと描き起こしやすいのですが、1コマオチのような内容なので、4コマにするのが意外と難しかったです。
でも、4コマでやりたいな~と思って、頑張って描いてみました。
どれもとても好きなネタです。
とても旭友ちゃんらしい空気感になったな~と思います。どれも大好きです。ふたりとも可愛いな~と自分で何回も見ちゃった。
それもネタがあればこそで、いつもマシュマロを送っていただくの本当にありがたいです。オンリーの名物企画です。
今回もたくさんありがとうございました!

また余談ですが、友弥が1コマ目で来ているTシャツは旭陽が選んだダサTです。

★恥骨標本★

このサークルが大事なオチを持っていくとはだれが思っていたでしょうか。

「★恥骨標本★」というのは、ショタになっちゃった旭陽のサークルです。
対で、友弥がショタになっちゃう「ぶかぶかぶーん」というサークルがあります。
とにかくこのアンソロはショタが描きたいという執念を持って作り始めたので、ショタ化を描くのは大前提でした。
そして今回は旭陽の方にしたのですが、★恥骨標本★というサークル名がめちゃくちゃ好きなのと、このサクカもお気に入りなのでこっちに。

結果、旭陽がどうにかなっちゃうという今回のテーマに上手く絡んで、そしてこの漫画でちゃんとテーマを回収できました。
きっと、今回のどの作品でも、最後に回収する作品になれたんだけど、ぺージ数が一番多いのもあってこの漫画が最後になりました。
全部の回想を入れようと決めた時、プロットでずっと号泣してたよ😀
話の展開的には私のいつもの典型ですが、
ショタも描けつつ、おしりも描けつつ、感動しつつ、最高でした!
変態友弥も描けてうれしかったな~😄
本当はこの漫画こそべこべこのR18にする予定でした。その名残が変態友弥に残っております。
元のプロットだと、旭陽が友弥を誘惑してそのままなだれ込む流れでした😄そっちも描きたかったなあ😌ショタ旭陽バックパンパン…

というのは置いといて、
私の作品では14ページって長い方なんだけど、ずっと楽しく描けました。
想定より早く描けたし、漫画に大分慣れたな~とも思います。

数あるサークルの中から、★恥骨標本★を選んでよかったです。

表紙

すこしだけ。
月刊誌風にしてみました!
二人のポーズをどうするかで結構悩みましたが、結果ほっぺつまみになりました。
なぜか今までと違う塗りかたしちゃったけど、まとまってよかったです。かわいい😄
一番苦手な配色も、これでいいかわからんまま仕上げたけど大丈夫かな。
ともあれそれっぽくなったし、自分的には可愛くできたので好きです。

さいごに

なっげーあとがき読んでいただきありがとうございます。
内容の統括したことは本のあとがきに書いたのでそれにつきるんだけど、このアンソロ企画そのものについて。

本当にやってよかったなと思います!
とても楽しかったし、旭友ちゃんの本がやっとできて、本文40Pとそこそこのボリュームにもできたし、とても満足しています。
私の作品はほんとうに山なしオチなしなのですが、こうやって一つのものにすれば、企画として一つの作品にできるんだなという喜びがありました。
独創性がなく、話つくりが下手なのがとてもコンプレックスなのですが、それが少し晴れるような作品になりました。
自信はないけど、これはそういうものを目指した作品ではないので。
この本は、そのうち自分用にでも印刷して本の形にしたいなと思っています。

旭友ちゃんは今年で4周年を迎え、旭友オンリーも第9回、次はいよいよ記念すべき10回ですが。数字ばかりは大きくても時間はあっという間に感じます。あっという間すぎて本編の漫画が未だにない。
しかし、思い返せばいろんなことがあったなと、思い返すこともできる一冊となりました。
ていうか、第10回これ以上何やんねん。
頑張ってまた何か企画しようと思います。

この経験をふまえて、今年中にはいよいよ、本編の漫画を描きたいなと思います。できるんだろうか。プロットつくれん。

アンソロとは離れますが、
最近Misskeyという新天地を築き始めた旭友ちゃんですが、新しい出会いにも、今まで支えてくれた方々にも本当に感謝しています。
今回はとくにサクカを大変多く頂き、感動しております。
一歩ずつ、旭友ちゃん世界征服の夢へと近づいています。

これからも頑張ってやっていきますので、よろしくお願いします🙇‍♂️


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