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漫画『色づいた夢の先の』あとがき

めっちゃ今更ながらルームシェア始めた時の漫画を描きました。
時は2021年8月の出来事です。遅すぎ😂
とても大事な出来事なので遅れてでもやっと描けました。
これでやっとルームシェアネタがかけるぜ・・・

この漫画はいくつかの作品を含んでいるので、それを見てないと全くわからない内容になっています。

【関連作品】
SS:「夢の中の瞳の中の」
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19115035
SS:「はじまりの夢」
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19115076
漫画:「一緒のクリスマス」
https://twitter.com/dolnne_hnds/status/1342059409329901568?s=20&t=K7PRdcT2RJx1CUlb5dESUg

漫画はこの時「絵掛けねーー!」て言いながら描いてたので絵はちょっとやばいですが…結構大事なやつです。

補足

読んだところで漫画じゃわからんそうなので野暮ながら補足します。

とにかく引っ越すぞって漫画なのですが、まずはじまりは友弥の家です。
旭陽ももちろん引っ越しをしましたが、何も起こらないので割愛します。
そして二人でベンチに行っていますが、ここは夢の中で二人が会ってよく一緒に過ごしていたベンチです。
どのくらいの人に伝わっているかわからないのですが、旭友ちゃんと言えばベンチ、というくらいにはこのベンチはめちゃくちゃ重要アイテムです。

2019年2月の最初期の絵たち
夢の特殊設定もあったりする
よく一人で夢に残されていた友弥

めちゃくちゃ懐かしいけど、すごく大切な絵なのでしょっちゅう見返しててあんまり古いなって気持ちはないかも。絵も当時の全力なので好きです。

で、このベンチが(形違うけど…)今回出てくるベンチなんです。
二人にとって本当に大切なアイテムなんですよね。
そして、旭友ちゃんはそもそも友弥が先に一人で一方的にに夢を見ていて、あとから旭陽が夢に会いにくる、というお話なので、「ここにきてくれてありがとう」というセリフにつながっています。

それに対し、旭陽は「待たせてごめん」と落ち込んでいますが、友弥が今嬉しそうなことよりも、長い間友弥が一人で待っていたことを知っているので、悲しさの方が勝っています。
旭陽は共感性が高く優しい人なんです。

そのあとに続く「おでここつん」ですが、これがSS「はじまりの夢」にあるワンシーンになっています。
このSSは世界で3人(私含む)くらいしか読んでないと思っているので、まじで分からんカットだろうな、と思いつつ、どうしても入れたかったので描きました。ここが一番描きたかった部分でもあります。
このSSは自分の作品の中でもとても好きなので、いつか漫画に起こしたいですね。恐ろしいですが。

そして、引っ越し完了して終わりです。
モブが好きなので引っ越し屋の作業員さん出しました。うらやましいなと思いながら描きました。ちょいマッチョ。
そばかすっていいよね。

設定あれこれ

作品内で二人が身に着けているアイテムですが、一応設定があって、
・旭陽のアッ〇゜ルウォッチ:両親からのプレゼント
・友弥のスポーツウォッチ:旭陽からのプレゼント(走行距離とか時間を測れる防水時計)
・旭陽のネックレスと友弥の右手薬指の指輪:おそろいの安いやつ

友弥が右手につけているのはわざとです。普段は失くしたら怖いのでつけてないのですが、この日はつけてました(一番失くしものしそうな日だけど)

あと、友弥のTシャツ。レギュラーマックス。
これはTシャツのかっこいいロゴわかんねえと悩んだ末に作ったやつなんですけど、こんなんしか思いつきませんでした。
えらくダサくなりましたが、このTシャツは旭陽が選んでくれたやつです。
友弥は気に入っていてよく着ています。


アンケートでもご協力いただいた今回の衣装
引っ越し屋さん


設定で言えば、一応背景の設定も適当にしました。

二人の新居
ベンチがある場所。

まず二人の新居は2LDKのオートロック鉄筋カウンター付きのなかなか良い物件です。
すごく広いってわけではないですがとても綺麗で立地もよい。
二人ともバイトをしていますが、なにせ双方の両親(+兄)から仕送りを貰っているので生活費には余裕があります。いいね。
なので前の多田漫画で二人が曽我に「家賃が高いから」という理由で言ったのもまあ嘘ではないんだけど割と嘘。
言うて二人ともしっかりめのワンルームに住んだら結構するからな。(安すぎるところは親がNG)(家賃は周辺の人が住んでたワンルームを参考)
多田のほうがひっ迫してそうなので旭陽的には複雑です。(私も)

ベンチがある場所ですが、公園ではなく路地裏の空き地です。
木とコンクリートの壁に囲まれているので周囲にはあまり見えないところです。といっても、夢の中の場合は夢なのでキスしようがなんだろうが周囲は関係ないですが。

補足はそんな感じかなあ。
漫画としては内容薄いなあって思っちゃうんですが、描き切れないところではいろんな思いがあってこういう漫画になっています。
少しでも伝わっていたらいいなと思います。

漫画の技術的な面(読まなくていいやつ)

語らせてください😭
今回これでもめっちゃ頑張りました…この漫画自体というよりは、描き始めるまでにめっちゃいろいろした…

まず漫画の構成が好きな作家さんの漫画を仕上げまで何枚も模写しました…コマ割りとかトーンの使い方とか。
コマ割りだけの模写も数十ページやった。大ゴマとかベタの割合とかも学べて本当に感謝。
それをやる過程で、漫画用のテンプレートを作成し、効率が良くなるように調整しまくりました。座右の銘は急がば回れ。マスクが最強なのを知った。
このテンプレートが最強になったのだけど、これでだいぶ作業が早くなりました。
トーンの貼り方をちゃんと学んで、トーンへの苦手意識がなくなったのが本当にでかい。

最強トーンレイヤー

このテンプレートの何が大変だったかってもうコマ割りフォルダの扱い方なのよ。
今までコマ割りフォルダの構成に従ってコマごとにフォルダを分けるっていうやり方でやってたんですが、これがまた変な手間と時間がかかっている自覚があって。一番ネックだったのがぶち抜きコマを描くのがすごーく手間がかかる。気軽にさくっと枠線を消せないんです。1本の線を…
今回からこのフォルダ管理を、ぜーんぶ無くした!
これが大正解で、めちゃくちゃ扱いやすくなった。
コマ割りツールは相変わらず使うんだけど、全部をひとまとめにしてフォルダーにマスクをかけた。それだけ!
これがマスクをいじるだけで簡単に編集できて最高だった。
他にも細かいところこだわり抜いて、やっとできたテンプレートを使って今回の漫画を描いたらあっというまに書き終えられてほんとう雲泥の差。
やってよかった~~~~~~~~
といっても、話が面白くかけるようになるわけでもなく、作画のクオリティはそんなに変わらないんだけど。かなり勉強になったし上達はした!
過去まんが全部描く直したいもん。
というか、大事な話のやつは書き直すつもりです…友弥のお兄ちゃんのやつとか

そんなこんなで書き終わるまではこれで整ったんだけど、その次は漫画の出力!!!!
これもまた面倒なんだよね~~~モアレがね。大変なのよ

結論は下記になったんだけど↓
品質100
テキスト
トンボの内側まで
グレースケール
→出力倍率に依存・レイヤーに付与されたトーン効果有効・枠ごとに別々の色で出力・不透明で描画
出力サイズ:
42.50×60.01(㎜)
イラスト向き

自分的によかったのはこれ。
完全なグレースケールにもできるんだけど、それじゃトーンを頑張った意味がないから!!!!!!!!!!!!
トーン感を出したいんだ!!!なので極力モアレが少ない倍率と設定を模索してこうなりました。
B5ならこれが一番よかった。難しいもんだね。

これらの作業に数週間かかったわけです…
でもそのおかげで今回の漫画を本当にストレス無くかけたのでよかった。
多田漫画も書き直したいくらい。

そんな感じ。これでもはしょったくらいテンプレ作り大変だったんだ…
先人の指南はいろいろあるけど自分に合うのって言ったら難しいんだよね。
これが今のところの私の最強。

とにかく漫画描くのめーーーーっちゃ楽しかったです!
なので、見ていただけたらうれしいな😭

以上!漫画のあとがきでした!!!


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