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朝起きれない事件

先日自分が勤めている会社でアルキャンというイベントがあった。
内容は自分の今の仕事観の元となった出来事を3つ、1つ10分くらいで聞き手の質問時間も含めて1人1時間くらいずつ話す。というもの。
その時のメンバーは5人で1人1時間計5時間という感じ。

話す内容を考えるために、自分の仕事観てなんだろう。と考えつつ自分のこれまでの人生を振り返ってた。
イベント内では話していないし仕事観とは関係ないけど今の自分にとってとても重要な出来事がある。

社会人になってから3年くらい目くらいだったと思う。
その当時、自分は自社ではなく顧客の会社へ出向して働いていた。いまとなってはその時自分がどんな状態だったのかあまり覚えていないけど、とにかく仕事が嫌だったと思う。精神的にもいい状態ではなくて朝起きることができなくなっていた。
昔から朝起きるのは苦手ではあったけど社会人になってからはちゃんと起きてたと思う。毎日終電で帰るのに8時半には会社にいた。
出向先は少しゆるくて10時までにはいけばよかった。
でも全く起きれなくて朝11時くらいに目が覚めると上司からの着信履歴が残ったりしてた。
会社に電話して寝坊したことを伝えると怒られて憂鬱になる。(怒られなくても自暴自棄で憂鬱になるのは変わらない)
いまだったら寝坊して出社してもたぶんあまり気にしないけど、昔は寝坊した自分が途中から会社に行くというのがすごく嫌だった。
学校を1日休んだだけで次の日に学校に行くのがすごく勇気がいるから休みたくないのと一緒だと思う。

そんな感じで寝坊を繰り返していたある日、上司に呼び出されてオフィスの端っこにあるミーティングスペースに行った。
そのオフィスはフロアの端っこにミーティングスペースがいっぱいあった。当然すぐ近くには普通に席に座ってる方たちがいっぱいいる。
まぁ怒られるんだろうということはわかっていたけど、どう考えても言っちゃだめだろって感じの言葉だらけだった。
「なんで起きれないの?」「社会人としてうんぬん」「ちゃんと寝れば朝は起きれる」「責任感があれば起きられる」
自分もそう思う。なんで起きれないのかわからない。社会人としてだめだとも思ってる。ちゃんと寝てるし朝には起きたい。責任感はなかった。でも朝起きたら寝坊してる。耐えられなくなって泣いてしまった。周りには人がいっぱいいるのなんだなんだ。みたいになる。誰がどう見ても上司が部下に対して何か言っちゃって泣かせた図。仕事で泣くなんて後にも先にもこの時だけだった。本当に精神的にやられてた。

その後どうやって寝坊しなくなったかとかは覚えていない。覚えているのはすごくがんばって仕事を終えた次の日はだいたい寝坊してた。まぁそれくらいいいでしょ。

この時の体験からその後自分の部下が寝坊したりしても責めないし、どうすれば起きれるか一緒に考えたりしてた。(対策を考えるみたいにするとそれも嫌だと思うけど立場上毎日寝坊してもいいといえるわけもなく形だけでも)
仕事が嫌な気持ちもめちゃくちゃわかるし、無理に会社にこいとか仕事がんばれとかも言わない。本当にそっちのほうがいいと思ったら人によっては転職をすすめたりもした。うまくできない仕事ほどつらいものはない。
まぁでも突き放してるみたいになるかもしれないし難しいね。
そんな感じで毎日のように寝坊する部下と1on1してたときにあすたぴさん丸くなりましたね。って言われたことを思い出した。
いまは部下とかはいないから相談に乗ることもないが寝坊する人に対しては何かしらの負担があるんだろうなとかちゃんと休んだほうがいいなって思ってる。この前そういう人に対して一緒にスケジュール調整したりタスクの整理したりしてる人いてすごいなって思った。

自分なりの対策としては朝起きれなくなったらとにかくすっきりするまで寝まくったほうがいいと思う。寝坊するのはあんまり気にしなくてもいいと思う。その時の仕事量がキャパを超えていたりするだけだから。
でも夜ふかししたから寝坊してますというのは一緒に働いている人に対して失礼だと思うのでそれだけはやめたほうがいいと思う。寝れなくて夜ふかしになったとは別でね。
あとそういう仕事のキャパを超えて起きれなくなったりする人を出さないためにもチーム体制を組んで、特定の人に負担が行きすぎないようにしたり、精神的に負担になるようなことを分散したほうがいいですよね。

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