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The Death of Dick Long and The Moratorium of Zeke

このほど、勤めている会社の親会社からあるお達しがありました。

「こっからグループ全体でSDGsとか人権とか差別とかのアレにごっつ力入れていくから、お前ら送った動画見さらせ。ほんで何人見たか、何人がアンケートに答えたかを取りまとめて報告せぇしょうもない。アンケートフォーム添付しとくけどようわからん質問とかはしてくんなよけたくそわるい。」(原文ママ)

私は「確かに御動画を拝受し、委細あい承りました。日頃のご高配に感謝しながら、息を吸って水を飲める暮らしを当たり前だと心得違いすることなく、直ちに社内周知徹底申し上げる所存であります。best regards」(原文ママ)と返信しました。

さぁとりかかろうと思った矢先、親会社の貴顕様より追加でメールが届きました。

「言うの忘れとったけどアンケートフォームは本体(親会社)専用やからお前らは使ったらあかんからな。まぁお前らの社名のプルダウンあらへんから答えようが無いとは思うけど念のためな。なんか他の方法考えて集計せぇよ。言うてる意味わかるけ?ほなお疲れ」

ちなみに第2章か3章のテーマは「あらゆる差別をなくそう」みたいなことになっておられました。

スーパー3助がかもめんたる槙尾がやってるカリガリマキオカリーでバイトしたいって自分から言い出したのに「雰囲気を知ってもらうため次の日曜にお試しで洗い物から始めてくれませんか?」っていう槙尾のLINEを無視した話がちょっと3助すぎて最高でした。

「こっちはカレー作りたいのに皿洗いするっていうのをどっかでバカにしてたんでしょうねぇ。脳が忘れちゃってたんでしょうねぇ」っていう言い訳も最高。

飽くまで主体は自分なのにまるで第三者にそうたらしめられたかのような言い草がほんとにアンコぎっしり人間。お願いやからステイ・ゴールド。どうかステイ・ゴールド。

(2023/2/20配信 #54より) 

去年ぐらいに初めて観た『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』をまた観ました。

主人公のジークには絶対に家族に隠し通さないといけないことがあるんですが、いかんせん嘘をつきまくってるので言い分の辻褄が合わなくなってきます。

そのうち家に警察まで来て奥さんの前で尋問されて逃げ道の選択肢潰されていって、もう実質バチ詰みしてるのに死にきれてない時間がね、もうワシがジークちゃうかってぐらいジークに感情移入しました。

もう投了は確定として、やとしてもまだまだ乗り越えなあかんハードルあるから。

何でそんなことになったかいつからやってたか等説明して、鬼ほど失望されたり怒られたりして、事後処理どうするかを完全相手主導で、さらにその間ずっと平身最低頭で床舐めながら聞いとかなあかんっていうね。

ジークあんときつらかったやろなぁ。

テレビやネットでも意地や傲慢、オカネや社会的なアレのためにシラこきまくってる人々がアウトレイジしてらっしゃいますが、みんな軒並みあんときのジークとおんなじ気持ちなんやろなぁ。

はてさてこの数日だいぶあったかくなってきましたが、もう春ってことでいいですね?ぶ厚めの上着はクリーニング出していいですね?

皆さま今週もお疲れさまでした。

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