めくるめく、「将来の夢」の移り変わり

子どものことからテレビドラマが大好きで、将来◯◯になりたい・◯◯がしたい、という憧れがとまらなかった気がする。

あれこれと影響を受けたなーというドラマを思い出していたので、5つをご紹介。※全部本当におもしろいけど、ちょっと時代が古いから少し気恥ずかしい気持ちになるかもしれない。

心理カウンセラーという仕事を知った「リップスティック(2009)」

好きな画家の道をあきらめた有明 (三上博史)が鑑別所職員として赴任した先は少年鑑別所。そこで出会う心に傷を負った少女 早川藍(広末涼子)。他人や自分と闘い、それでも折れた翼で飛ぼうとする少女の魂の叫びが男の心をゆさぶる。そこに希望と理想に燃えた葛西孝生(いしだ壱成)が配属されてくる。男たちの対立する思想、そして少女との許されざる禁断の恋。
 舞台は連続ドラマ初の“少年鑑別所”。それぞれに心の傷を負い反抗や自閉といった形でしか生を実感できない少女たち。彼女たちを支えながら日々葛藤する鑑別所の職員たち。その中でもひときわ痛々しく、傷ついた翼で飛ぼうとする藍の魂の叫びは有明の心に強く刻まれる。閉ざされた世界で魅かれ合う2つの魂。それは決して許されるはずのない状況での恋だった。

引用:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/lipstick/

いろんな問題を抱えて、傷ついて、裏切られて、ぶつかり合って、まだ傷ついていく姿が、子ども心ながらに思うところがあって、「少年鑑別所」というところを知り、「心理カウンセラー」という仕事に興味を持ったきっかけ。

脚本家になりたいと思った「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ(2001)」

ダテ眼鏡をかけ「もう1人の自分」を演じる気弱な高校生、まなと(滝沢秀明)はある日父親の再婚により義理の妹、唯(深田恭子)と同居する事になる。まなとに片思いする遥(内山理名)、唯に片思いするまなと、佐伯(窪塚洋介)に片思いする唯、真理子(石田ゆり子)に片思いする佐伯…と片思いの連鎖を描いている。

引用:wikipedia

もうちょっといいあらすじがあるといいんだけど、見当たらず。

シンプルに高校生の恋愛モノとして面白かったんだけど、深田恭子演じる唯が結構変わり者で、世の中の見方が増えた気がした。

「これが世の中じゃ当たり前でしょ」って思っていたことが、目線を変えてみれば全然当たり前じゃなかったり、「変なの」って思うことが何と比べて変なんだろうと思ったり。

ドラマ一つでこんなにいろんな気持ちになれるなんて、脚本家は多くの人の気持ちに触れられる仕事だと興味を持ってきた一作。

弁護士になりたい思った「ビギナー(2003)」

合格まで平均5年はかかるという「司法試験」。名もない平凡なOL(契約社員)だった23歳のカエデが奮起して奇跡的に司法試験に合格。
すごく優秀そうな同期の仲間たちとともに司法研修所の門をくぐり一日目の授業を終えたとき成り行きでカエデの周りに集まっていたのはとっても風変わりな7人の仲間たちだった。
 ろくに学校に行ってない落ちこぼれ(24歳)や子育てにてんてこ舞いの主婦(29歳)やリストラ寸前だった部長(52歳)や失脚した官僚(42歳)や苦節10年で警備員のバイトをしながらやっと受かったみたいなヒトとか。
年齢も、かかえている事情も、野心も夢も、まるでバラバラの「同級生たち」が弁護士や検察官や裁判官として巣立っていくまでの青春群像ドラマ。

引用:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/beginner/

本当にいろんな人が一緒にチームになって司法修習をやっていて、漠然とだけど「司法」や「弁護士」の堅苦しいイメージが変わった!

勉強はまあまあ好きだったから、「私もなれそう・楽しそう!」と、今にして思えば安易に思ってました。すみません。

でも、人それぞれの人生があって、「夢を追うこと」が楽しく思えると思う。

東京の大学に行きたい!「オレンジデイズ(2004)」

北川悦吏子脚本、妻夫木聡&柴咲コウ共演のラブストーリー。大学4年生・結城櫂と聴覚を失った萩尾沙絵の恋愛を、彼らを取り巻く友人たちとの交流を交えながら、若者の姿を繊細なタッチで描いていく。

引用:https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1165/

王道すぎて説明不要ですが、キャンパスライフとはこれだ!というイメージを相当刷り込まれた作品。残念ながら進学した大学はちょっと違いました。笑

イケイケなベンチャーライフを送りたい!「リッチマン、プアウーマン(2012)」

人間的に欠落した部分が多分はあるけれど、偶然と運でフォーブスにも掲載されるビリオネアになったIT企業社長・日向徹(小栗旬)。将来困らないようにと、勉強や資格取得を励んできたにも関わらず、就職先がいまだ見つからない東大生・澤木千尋(石原さとみ)…。

引用:https://www.fujitv.co.jp/b_hp/richman-poorwoman/

教育業界に就職して、「なんか思ってたのと違う」と思って転職活動をしていた時に見て、「絶対ベンチャーに行きたい!」と意志を固めた作品(それ以外にもちゃんと理由はあるけど)。

歯を食いしばってどんな仕事も引き受けて頑張ることは時には悪くないと思う。


なんか、ほとんど恋愛モノでしたね。

その時にやりたいこととか熱中していることとかって移ろうけど、振り返ってみるとこの小さなことひとつひとつが積み重なって今だから、こんな憧れたちも頑張ってくれているなと思う。

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