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Cherishing

どうも、ひろとです。

ラスバレの感想とかはあまり書きませんが、今回は良かったなと思うので………あと2周年だし笑

梨璃と結梨のメモリア「Cherishing」
爆発したので交換で入手しましたけど、メモリアストーリーが本当に良かった

話はイベントストーリーの後日談のようなもの
イベントの翌日、梨璃が起きると結梨がいて……というお話

状況が飲み込めず困惑する梨璃だが、夢結と結梨と3人で観光して行って最後には……という話。

イベント衣装貰ってるし、結梨もどこかでイベントに絡むのかな?と思ったらこういう展開とは

その影響で夢結は早押しボタン壊して、梨璃は本編で一人最終決戦(クイズ)に挑むという少々かわいそうな展開だったが……

夢結にも新衣装来てくれるかなと思ったら上のようになったのでこれはもう無いなと
2弾3弾でやってくれるかなどうか

話には一柳隊の皆も登場。
セリフや組み合わせ、シチュエーションが梨璃のソロ曲「チェリッシュ」をなぞるようになっているのが良いなと

こぼしてるのお茶だったのかとなった

こういう形になる事であの曲が梨璃の曲であり一柳隊みんなでの曲だというのがより伝わるなと

ひと通り回って夕方、一柳隊の皆で海蛍を見に行くことに
ここで結梨ちゃんの二周年衣装が初登場。

派手だけど可愛いですよね

そして未だ名前を憶えてもらえない秦祀(笑)

海にやってきた梨璃は結梨と海に来た事で彼女の最後を思い出す。

もう結梨はこの世界にいない。これは夢なんだと………

そんな梨璃に夢結が言ったこのセリフが、とても良いなと
夢結に会いに来た大切な思い出は、けっして優しいものだったとは言えない。夢結自身が自分を許せないからこそではあるけれど、夢結にとってのその思い出は「呪い」の様になっていたから

そんな夢結だからこそ言える言葉なのかなと思う


続きはまた夢の中で………

こうやって一々曲とリンクさせてくるのがズルい。泣くぞ?


メモリアイラストのシーンでボイスが有りになるんですけど……もう……ほんと……泣くど
まだ書いてる時は結梨ちゃん側のボイス入ってないんですけど、梨璃(赤尾ぴ)だけのセリフだけで泣く
完成したらしぬのでは??

結梨ちゃんに対する時の梨璃の感情がしっかりと乗っている声音で聞いているこっちの気持ちがいっぱいになってしまう。
いつもの明るい、元気ではない。必死な時、悲しい時、苦しい時でもない。

あの時、追いかける事ができなかった。守れなかった。
もっとずっと一緒に生きていて欲しかった。
ずっと、梨璃の中にある後悔の想いが感じられてしまう。

ここの辺りの結梨のセリフは「まばたき」の歌詞を連想させられて

きっと、どこかで結梨は皆の事をずっと見守っていてくれて、河口湖のライブの最後に曲が流れた時も、本当にどこかにいたんじゃないかなって思ったりして


つきあかり………
なんて綺麗な世界なんだろう


結梨を入れて10人でチェリッシュをなぞる話でありつつ、結梨からのチェリッシュに対するアンサーの様なストーリーでもあるのかなと思ったり

いっしょにいたい ずっとね と歌う梨璃に
いっしょにいるよ ずっとね と笑う結梨


本当に見事なストーリーでありがとうございます。
もうちょっと取りやすい方が嬉しかったなっ(泣)


イベントでもらったブツ(石)が九つに割れて終わるというのも個人的に良い所
皆と分け合いたい………って事かなと




一柳結梨というキャラクター
アニメのみでの登場であり、監督の佐伯がよく言及しているように「退場する事を前提とした」キャラクターなんですよね。
それはアニメ放送中も本人登場の仕方や周りの不穏な空気などの流れから感じて「この娘はきっと最後まで一緒にいないんだろうな」というのは理解していました。
監督としては視聴者があまり愛着をいれる事のないようなキャラ造りをしたというような事を言っていたかと思いますが

私は結梨ちゃんにとっても愛着をもってしまいました。



幼い言動故の可愛らしさ、純粋だからこその周りの影響を受けてしっかりと真っ直ぐに成長し受け入れられていく様子を短い時間ながら描写されていたり梨璃を含めた一柳隊の皆の今までに無い面が見れた所も含めて
3話で他のキャラクターには無い彼女だけの個性が確立されていて、とっても良い子だなって思って


だからこそ、すぐに来る別れに心が痛くなりました。

9話までの間に、毎日8話をみてました。続きは気になるけど、この先に彼女はきっといないと見る前から分かっていて、見るのを少し躊躇したり、見た後も悲しい気持ちになったり

各話何度も見返したアサルトリリィBOUQUETで一番視聴回数が少ない回は9話だと思います。
でも、好きなシーンがあるのも9話です。

梨璃と結梨が学校のような場所で話しているシーン


梨璃に「ヒュージって自分と似てるのかな?」から始まる一連のやり取り
「お姉様みたいだったら〜」と言う梨璃に対して結梨が
「じゃあきっと、夢結は夢結に生まれて幸せだね」と答えて苦しんだり、悲しんでいる夢結の姿を思い出す梨璃。



「ああいう人だったらよかったのに」
「こういう風に生きていける人だったら……」
「どうして自分は……あの人と違うんだろう?」
「なりたくてこうなった訳じゃない」

ずっと、何度も思って生きてきました。今でも思います。
沢山自分を呪って、恨んで、他人に憧れ、羨んで生きてきました。
自分を消して他人になりたいと、そうすれば幸せになれると本当に思ってました。
でも、きっと、そうなったとしても自分が望んだ幸せが絶対そこにあるとは限らないんですよね。
幸せそうな、楽しく生きてる人だって悩んだり、苦しんだりする。もしかしたら自分より沢山のものを背負って生きてるかもしれない。

梨璃が憧れる夢結だって、沢山苦しみながら生きていた。
自分以上の素敵な誰かになれば必ず幸せに生きていけるなんて事は無いんですよね。よく考えれば当たり前ですけど

だから、ちゃんと生まれてしまった自分の人生を生きていかなきゃいけない
何にもならずただ自分で、自分らしく



そういう大事な事を改めて気づかせてくれたこのお話が私はとっても好きなんです。

アニメはアサルトリリィのらしさをしっかり表現しながら一つ一つのシーンに監督が伝えたい想いのような物が篭められていて、見返す度にそういうもの気づけるのも含めて良いアニメだったと思います。

結梨は「梨璃を通して写した姿」として自身の内面描写は最低限としていると監督は語っていました。
故に最後、ヒュージに向かっていく所含めて唐突感がある見え方になると

でも、自分はそうは思いません。
結梨は生まれたばかりの純粋な子です。だからか本質的な疑問や他人が思っても言わない言葉を出したりします。
上記のシーンの言葉もそれだからこそだと思ってます。

結梨の想いや考えはしっかり言葉に出ていて、それこそが正解なんだと自分は思います。


「わたしだって戦える!だって百合ケ丘のリリィだもん!!」
皆が人として………リリィとして認めてくれた。居場所をくれた。結梨として愛してくれた。
だから、結梨はリリィとして大切なもの守る為に皆と同じように戦った。ただ、それだけなんだろうなと


この空のどこかで、皆を見守っている彼女にも
これから沢山の想い出と幸せが沢山訪れますように




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